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累-かさね-映画と原作は違いすぎ?衝撃の結末を紹介【ネタバレ有】

発行部数200万部突破の人気コミック「累-かさね-」の実写版映画が公開されたので、さっそく見に行ってきましたが、やはり原作と映画では明らかな違いがありました。

まず、最後までしっくりこなかったのが、醜女・累が普通に美人だったことですね(笑)

原作では、幼い頃から人に蔑まれ、化け物とまで言われる顔をしているので、顔の傷以外でも特殊メイクを施す必要があったのではと違和感が残りました。

では、思いっきりネタバレを含めながら、原作と映画との違いや、周りで見ていた人たちの感想も合わせてご紹介していきますね。

累-かさね-の映画と原作の違い5選

累の映画が原作と違う場面がいくつもありましたが、特に「累の小学生時代の顔」「累(大人)の配役」「舞台演出家」「睡眠薬投与シーン」「結末に違和感がありました。

※ネタバレを多く含みますので、何も知らない状態で映画を見たいという方はスルーしておきましょう。

累の小学生時代の子役が可愛い件

原作漫画では、幼い頃から累の顔は醜く、ひどいイジメにあっていました。ただ、実写版の映画を見て違和感を持たずにはいられませんでした。

「小学生時代の累、普通に可愛いんだけど?」

小学生の学芸会で、累をヒロイン役にして、観客の嘲笑を期待していたクラスの女子。でも、累の天才的な演技力がそれを凌駕し、惹きつけられていることに我慢できず、途中でリーダー的女子が「私の方が可愛いんだからヒロイン役を交換しろ」とトイレで口論。嫌がる累は口紅を付け、無理やりキスをし、初めてその効力を知ることになります。

映画は中盤あたりで、この小学生時代の回想シーンが映され、顔の変化に気づいた女子が悲鳴をあげたので、一体どんな容貌になったのかを見たら「普通に可愛いじゃないですか…」と映画館が虚をつかれた感じで、「…」って沈黙が流れました

現に映画終了後、見ていた周りの女性たちは口を揃えて言いました。

映画を見た周りの意見
  • 累の小学生時代の顔、普通にかわいくね?
  • ナイフ加えなきゃ良かったのに
  • てか、小学生なんだからこれからじゃね?(綺麗になるのが)
  • 同級生の女の子とキスした時、顔入れ替わったの?って気づかなかった

止めどもない女子トークが炸裂していましたが、これには完全に同意

女性の美醜をテーマにしている時点でタブーの世界。バッシングされるのは覚悟の上。百も承知。ということで、制作側には腹をくくって、見た目的にも圧倒的な醜女・累を作り上げて欲しかったですね。

ちなみに、いじめっ子の女子が屋上から転落したのと同時に、口に加えていたナイフで頬を引き裂くシーンは、思った以上にウワッ!てなりました。ここまで追い込むほど自分の顔が嫌だったのね…はっきり言ってあなた十分可愛いから!

その傷がコンプレックスになって塞ぎ込んでしまい、原作に基づいた累が完成される設定であれば、一応辻褄が合うため、結果的に大きな違和感を生まずに済みました。

大人の累役が美人である件

累役の芳根京子さんは、朝ドラ「べっぴんさん」のヒロイン役を務めた若手女優こんな美人が、美人に対し劣等感オーラ全開の醜女を演じるなんて、かなりの難役だろうと思いました。でも、しっかり原作の累が持つ性質を引き出せていたので、演技的にはGOOD評価なのではと思います。

一方、ニナ役の土屋太鳳さんも朝ドラ「まれ」のヒロイン役。女の嫉妬心を全開に出す黒い役と、累と入れ替わった時の、執念をまとった舞台演技やダンスが圧倒的すぎて感動。

「二人の配役に物申します」という意見は多数あるにせよ、結果的には見どころをしっかり抑えられ、BGMと演出がマッチしていて、作品としては高く評価したいです。

富士原佳雄の演出舞台はマクベス

世界的演出家・富士原佳雄の舞台は、原作ではシェイクスピアの「マクベス」となっています。

ちなみに、「かもめ」の演出は映画と原作とも烏合零太で、「サロメ」の演出は映画では富士原佳雄、原作では牧田という男性が担当しています。

睡眠薬投与シーンは映画のみ

映画では「かもめ」本場前に、ニナと口論になった後、眠り姫病が発病しました。そして、「サロメ」の舞台では、累がワインに投与した睡眠薬を飲ませ、再び眠り姫病へと誘います。そして、目覚めることのないニナを看病し、毎朝キス&顔交換をしながら稽古通いを続けていました。

しかし原作では、「かもめ」終了後に目覚めたニナが精神的に追い詰められ、ビルから転落して植物人間になった状態で舞台を遂行していきました。

これは、ラスト同様に上手く脚本調整しているのがわかります。

映画のラストが原作3巻と融合

原作3巻では、ビルの屋上から飛び降りるニナが描かれていましたが、映画ではさらに衝撃的でした。

「サロメ」の本番当日、眠り姫病で目覚めないニナが、忽然と姿を消します。それは、今まで眠っている振りをしていた為。そして当日、口紅を偽物にすり替えて、舞台終盤で累が本物の顔に変貌していく姿を見に行くためでした

しかし、21時を過ぎても累の顔は元に戻らず「おかしい…!?」と思ったニナは累を追いかけ、二人は屋上で最終極地を迎えます。

ニナの寝たふりを見抜いていたこと。ニナが気づかない間にすでに口紅をすり替えていたこと。当日の時計を5分遅らせていたこと。結果、累はちょうど屋上に着いた時に顔が元に戻ります。

累を陥れる、全ての計画が狂わされ憤るニナ。そして、この後のクライマックスに出演する為に、顔を入れ替えるべくキスを迫る累。ここから二人の理性がブチ切れるシーンが始まります。

「盗まれるくらいなら、この顔を壊す!」自分の人生を奪われた失意の果て、自らの顔にナイフを突き付けるニナ。

「骨の髄まで分かったはずよ。どうしようもない劣等感ってヤツを!」美貌を失い醜女となった時の絶望感をぶち撒ける累。

緊張感でピキーンと水を打ったように静まる映画館内。これがラストですか。真逆の世界で苦悩にもがき続けた女の嫉妬と欲望が激突する瞬間…怖すぎ

バトルの末、二人同時にガラスを突き破り、屋上から真っ逆さま。転落した場所が、集会用テントでクッション代わりになった為、累は無事でしたが、ニナは意識が朦朧として起き上がれない状態。

ニナの唇にキスをして、顔を入れ替えて向かった先は、舞台「サロメ」のクライマックス。またしても、透世の幻影が目の前に立ちはだかりますが、無言で通り抜ける累。そして、世紀の舞台演技に魅せられた客席は、全員スタンディングオベーションとなり幕を閉じます。

最後に、(累の顔をした)ニナは「殺して…」と虫の息でつぶやき、救急搬送される、舞台上にいる累とは対極の姿になっていて切なかったです。

累に罪悪感は残っているのかを表現して欲しかった

映画終了後に気づいたことは、最後の最後に、累は他人の人生を奪ったことに罪悪感はないのか?という点です。考察としては次の通りです。

誰もが羨む美貌を持つ女優としての日常を過ごすうちに、当たり前のように染み付いてしまった優越感。そして、醜さゆえに友人も家族も、人並みの生活すら奪われてしまった戦慄すべき忌まわしい記憶

自分は、もうニナを超えている。つまり、偽物が本物を超える瞬間を体現してしまった為、ニナとして生きることが自分の使命である。そんな手にした幻影を離すまいと、今までの踏みにじられた人生を取り戻し、二度と戻ることは許されない執念に囚われているのではないかと考えられます。

この辺は、原作を知らないと累が最凶で、ニナは良いように利用されたと捉えられてしまうでしょう。

一番の見どころは横山裕との濃厚キスシーン


女子のみなさんにとっては、友情出演された関ジャニ∞・横山裕さんと土屋太鳳さんとの濃厚キスシーン一番の見どころなのではないでしょうか。

映画の帰り際、女性陣の興奮は治りませんでした

「横山ヤバかった!なんであんなカッコイイの?」
「横山イケメンだった…友情出演ってのがウケる」
「あの役風もハマってた!」

最初は「累役が美人すぎる」「てか、二人とも綺麗だし、顔が似てる」などのヒロインへの感想が連発していましたが、たちどころに烏合役の横山裕さんの話題に転換

横山裕さんにとっても、ちゃんとしたラブシーンは初めてとのことなので、ファンにとってはショックでもありご馳走でもあったのではないでしょうか?私に至っては涙目でよく見えませんでした(笑)

原作の烏合零太は、前髪を上げた爽やか風の青年でしたが、映画では前髪を下ろした、クールで情熱を秘めた雰囲気をまとっていました。

なにせ、関ジャニ∞はもちろん、ドラマでは陽気なメージの強い横山裕さんが、烏合役では普段見せないミステリアスな顔を発動。そのギャップの強烈さ…感じないわけがないですね。このシーン見る為にDVDを買うかどうか迷います…(笑)でも、VOD配信もされるので、その方が早く・安く見れてお得でしょうね。

原作と映画はどちらが面白いの?

結局、原作と映画を比較すると、いつものことながら原作超えは難しいです。一般の声でも多く上がった、「累に美人女優を起用した」点が一番の要因でしょう。

しかし、映画は映画なりの見応えと感動を味わうことができますし、好きな俳優さんが出演していれば、なおのこと楽しめるはずです。

共通していること。それは、映画でも原作でも、ニナは完全に人生を乗っ取られてしまった、悲劇のヒロインであるということです

一方、累はスポットライトや世間の賞賛を手にし、ニナの顔を持ち続ける限り、舞台に立ち続けられることは永久保障されたようなもの。ただし、ビルから転落して植物人間になったニナに、毎日必ずキス&顔交換を繰り返すことができればの話

ここまでは、映画だけ見ていてもある程度想像できますが、大ヒットした原作がそんなに甘い結末を与えるとは考えにくいです

そうです。実は原作漫画では、このあと累の運命を大きく左右させる超重要な人物が登場し、女優人生が絶たれる危機を迎えることになります

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さいごに

日々番宣を重ねてきた実写版映画『累-かさね-』の映画と原作の違いを紹介させいただきました。この二人は普段はこのように仲が良いので、映画であれだけ敵意むき出しに演じられるってすごいなぁと改めて思います。

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