この記事では、アフタヌーンKCの『来世は他人がいい』1巻のネタバレ・感想をご紹介していきます。
「来世は他人がいい」1巻読んだけど、腎臓って片方そんな高く売れるん?五臓六腑にJKブランドは関係ないよね? pic.twitter.com/6nekeh0QZe
— マド (@DaiSukeHi1) 2018年9月27日
原作者・小西明日翔のデビュー作『春の呪い』では、「このマンガがすごい!2017」(オンナ編)2位にランクイン。今作品も「次にくるマンガ大賞第1位」に選ばれたほどなので、かなり期待を込めて読んでみました。
来世は他人がいい1巻のキャラ紹介
極道の世界と高校生活を描いた作品なので、キャラ相関図がごちゃごちゃになるのが心配でした。でも、主要メンバー以外はほとんど登場しないので、登場人物の名前を覚えるのが苦手な方でも、スムーズに読み進められます。
ちなみに、主要なキャラを以下にまとめてみました。
染井吉乃 | 染井組 桐ヶ谷組直系 |
組長・染井蓮二の孫娘 なぜか霧島の許嫁にされてしまう 美人なので嫉妬の標的 霧島に気を許さない |
深山霧島 | 深山一家 砥草会直系 |
総長・深山萼の孫 自分を嫌いな女が好き 吉乃にベタ惚れする いつも笑顔で読めない |
染井蓮二 | 染井組 組長 |
吉乃の祖父 関西最大の指定暴力団 チャラいが筋が通っている |
深山萼 | 深山一家 総長 |
霧島の祖父(大伯父) 関東最大の指定暴力団 男前で和服が似合う |
橘 | 深山一家 構成員 |
スキンヘッドで目つきが鋭い |
稲盛 | 深山一家 構成員 |
柔和で良い人オーラが出ている |
普段の高校生活も描かれるのに、全員極道系ですね…今のところは(笑)
そして、キャラの性格も個性的で、だいぶブッ飛んでますので、ネタバレを含めてご紹介します。
吉乃の人生達観レベルが高すぎる
ヒロイン・染井吉乃は家が関西きっての極道。そのため中学時代は一切友達が寄り付かず、諦めの青春に溜息を漏らしますが、それすら達観して気丈に生きているのです。
1巻初っ端から、桐ヶ谷組と砥草会の和睦への決定打を、両家の孫同士が結婚でもすれば安泰!みたいになり、半ば強制的に深山霧島に会いに単身東京へ飛ばされる吉乃。
そして、深山一家の一つ屋根の下で暮らすことになります。最初はホームシックになり弱気な感じが出てしまい、高校の霧島ファンの女子からも陰湿ないじめを受けます。
覚醒した吉乃の言葉に霧島のアレが反応
さらに、霧島がヤンキーをフルボッコにするシーンを見て恐怖を感じた吉乃。それを察した霧島は、吉乃の取り柄は顔と身体なんだから風俗で稼いできなよ、と引き摺り込もうとします。
たまらず、祖父の蓮二に電話した吉乃ですが、「1年かけて深山の倅(せがれ)を死ぬほど惚れさせたれ。そんで、1年経ったら容赦なく捨てて帰ってこい。それが男に一番効く復習じゃ」と逆にスイッチを入れられ、一気にヤバい性格が覚醒してくる吉乃。
一方、深山霧島は「女に嫌われてて女友達なんか一人もいないような女に、人権無視でメチャクチャに振り回されるのが最高に好き」というナチュラルサイコな性壁をカミングアウト。そして、覚醒後の毒吐きまくる吉乃にベタ惚れするのです。アレが硬くなるほどに…
事件に巻き込まれるフラグ直立
いつも仮面の笑顔で何考えているか分からない霧島。確実に下手のはずなのに、優位に立っている気がしない奇妙な関係が続く中、吉乃も振り回されないよう気張って毒を吐きまくります。でも、そんなことはお構いなしに猛アプローチをしてくる有様。
そして、ヤクザの世界なので、当然命に関わる事件は起こるもの。ある夜、橘から「赤座興業の娘・赤座しおり(19歳)が行方不明になった」と聞かされます。
赤座興業とは砥草会の上から3番目(ちなみに、深山一家は2番目)
年の近い吉乃にターゲットが向けられる可能性も無きにしも非ず。そのリスクを加味して、霧島とは四六時中いるよう命じられる吉乃はある意味絶望的。一応、深山一家の構成員がそれなりにサポートしてくれるとのことですが、霧島は事件をも楽しむ人種。
赤座興業の構成員が一人死体で発見されるという報告を受けても、相変わらず崩れない笑みで、吉乃と距離感を縮めようとしてきます。一山ありそうなこの事件を避けたい吉乃ですが、物の見事に巻き込まれる羽目になるのです。
2巻では、赤座しおりの居場所に乗り込み、とんでもないことになります。また、吉乃に想いを寄せる幼馴染的な男子も登場。その人物に、一歩も譲らない霧島がどう出るか…
主に赤座しおり奪還シーンが見どころですが、やはりイケメン二人に迫られる女子力皆無の女子の言動が素敵すぎましたわ(笑)
『来世は他人がいい』をほぼ無料で読むならU-NEXT
※漫画村/星野ロミ(閉鎖)、漫画BANK、Raw、rar、zipのような違法アップロードサイトではありません。
『来世は他人がいい』を漫画で読んでみたいという場合、動画配信サイト「U-NEXT」なら登録後すぐにトライアル用でもらえる600Pを使用して1冊60円で読むことができます。
他にも、31日間無料トライアル、購入分の40%還元、動画見放題というサービス付き。
登録も3分ほど完了するので、今すぐ読んでみたい方にはオススメですよ!
※登録後31日以内に解約すれば月額は発生しません!
来世は他人がいい1巻の感想
吉乃が腎臓売った金を霧島に渡した時の、鬼の形相はどんな感情だったのかが引っ掛かりましたね。でも、「地獄に落としたる」って激情が燃え盛ってたら、その直後の告られた時にもそういう態度になってないと変です。
つまり、あまりにも意表を付く告白で「へっ?」って拍子抜けしてしまったのか、ケジメを付けるため用の演技だったのか、それとも腎臓が半分無くなっているせいで力が入らなかったのか、このワンシーンでも諸々考察ができてしまいました。
あとは、吉乃と霧島の父親・母親がどんな人物なのか、一切触れなかったので気になりましたが、きっと後々の重要キャラとして温存しているのでしょうね。
霧島が理系の特進という頭脳の持ち主なので、出たとこ勝負の抗争の他にも、知識系の戦略バトルが見れたら今後盛り上がるんじゃないかなと期待が持てます。
さいごに
以上、『来世は他人がいい』1巻のネタバレと感想・考察の紹介でした。
最後までお読みいただきありがとうございました(^^