痴漢冤罪で人生崩壊した男が強盗した家の人妻と一線を交え、北海道で蟹を食べてから互いに命を経とうと不倫旅行を目論む異質な官能漫画『雪女と蟹を食う』。
をまとめて紹介していきます!
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雪女と蟹を食う7巻のネタバレ
7巻は全部で9話分収録されていますので、順番にネタバレしていきますね!
人は生きなければならない
蟹が食べれるホテルへと泊まる事にした北達。
しかし、蟹を食べるのは気分が乗った時となりました。
そんな中、鳥は飛ばねばならぬ、人は生きねばならぬと言う文字が書かれている額縁があったので衝撃を受ける北。
そして風呂から上がった雪枝を北は抱きしめると共に思う存分彼女を抱くのでした。
その後、再び例の額縁の文字を見る北。
文字を見ていると、何でそんな力強く言い切る事が出来るんだと北は疑問に思いながらも、自分の体はどうして生を渇望しているんだと思っていました。
自分は旦那の文字になる!?
これは彩女がまだ学生時代の話です。
彩女は国語の時間の際、教師であり、後の夫になる雪枝の質問に対してスラスラと答えていきます。
他の生徒は珍しいと言う中で、胸をときめかせる彩女。
彩女は雪枝に文芸誌に書かれていた雪枝の作品について聞くと、雪枝は煙に巻きうつ、授業の時の答えを褒めます。
そして太宰治の本である斜陽を彩女に貸す雪枝。
彩女は本を読んだのだが、感想を述べつつベッドの上で自分を慰めます。
その後、雪枝が東京へ行くことを知った彩女は雪枝の小説を読んでいけない事をした、自分は雪枝の書く文字になりたいと告白をします。
そして雪枝とキスを交わしたところで、彩女は目を覚ましたのでした。
妻は強盗犯、夫は愛人と…
稚内に来た北達だったが、北は稚内に来てから雪枝が少し元気がないと思っていました。
まるで餌やりも水替えもしていたのに食べる量が減り、原因が分からないまま命を落とした金魚みたいだと北は思っていたのです。
海岸を歩いている雪枝に雪枝は金魚じゃないんだから助けを求める事が出来るはずだし、自分の事を好きだと言ったのに肝心な部分には触れさせてくれないと言う北。
対する雪枝は自分は嘘をつかないし、北が好きだと言ったのも本当だし、助け入らないから明日蟹を食べて一緒に死んでと言うのでした。
その頃、雪枝の夫は愛人と共にホテルに泊まっており、夫は愛人に雪枝は怖いと言います。
生まれ変わったら…
北は雪枝にこの旅行の際に何度キスしたかなと言うと、雪枝は高校生みたいな事言うんですねと言いつつ、数えきれないくらいしたと言いました。
そして北のキスはしていくうちに、優しくなっていったと言う雪枝。
雪枝は不意にもし生まれ変わったら何になりたいのかと聞くと、電車に乗らなくてもいい地域の人間に生まれ変わりたいと答える北。
北は雪枝が寝た後、一人外へと出ており、これでも消防士だから個人の命を何度か救った事はあるが、死にたいと思っている人間をどう助けたらいいか分からないと言ったのです。
翌日、蟹を食べる時間になり、北は雪枝に生まれ変わったらなりたいものを教えてほしいと言うと、死に間際に教えると笑顔で言うのでした。
蟹を食う
2人の元に本ズワイ蟹が届き、食べ方が分からない北に食べ方をレクチャーする雪枝。
早速食べてみると、北は海の味がして美味しいと口にし、雪枝の分もやってみようとしたら失敗してしまいました。
それでも雪枝は口にして、美味しいと言ったのです。
続いてタラバ蟹が来たので、目を輝かせながら食べ始める雪枝。
北は自分達がここにいるのは、全部雪枝の慈悲であり、一緒に死んでほしいと望んでいる彼女の思いを一緒に遂げる事が償いだと思っていました。
同時に自分はそんな彼女に対して何も返せていないと思っていたのです。
払った覚えはない
蟹を無事に食べ終え、後は命を落とすだけとなった北に行きたいところがあると言う雪枝。
そして車に乗り、コンビニで飲み物を買って、夜の海へと行って飲み物を飲みます。
なるべく誰にも迷惑をかけずに死ぬ方法を考えていると言う雪枝に、北は自殺を止める策を考えるが全然いい案が思い浮かびませんでした。
そうしたら龍の形にした雲を見て、東照宮の鳴き龍を見れなかったし、加茂水族館のアシカショーも見てないから旅行は何度行ったって足りないと訴える北。
続けて何度も雪枝と行きたいし、金が尽きたなら自分が何とかするし、死ぬのが雪枝のためなら喜んで死ぬけど、雪枝はまだやり直せるし、今度は自分が自己犠牲を返す番だからこの銀河鉄道を降りようと言う北。
対する雪枝は自分は北に自己犠牲を払った覚えはないと言ったのです。
芥川賞を取ってほしい
雪枝が突然斜陽と言う小説を知っているかと聞くと、北は太宰治の作品だろうと言うと、雪枝は斜陽は太宰治の愛人の日記を元に書かれていて、この度の事は全てノートに書き残していると言ったのです。
そして愛人の元にいる夫は雪枝が貯金の底も付いた自分のためにお金を用意したが、雪女みたいに冷たくなっていて、芥川賞を取ってと言っていたと言ったのです。
凡庸な自分にはスキャンダルが舞い込んできて、これで自分のつまらない物語は終わって、夫を日本一の小説家に出来るのだから最高でしょと言う雪枝。
対する北は最高なものかと言い放ちます。
その頃、夫は雪枝が小説を書けなくなった自分をどう見るのか想像して虚しくなると言うと、愛人は雪枝を愛しているのかと聞くと、当たり前だと答えたのです。
雪枝のなりたいもの…
海を少し楽しんだ雪枝は、北にスマートフォンのロックとカードの暗証番号を教えたのです。
雪枝は北に死ぬ意思がない事に気づいており、楽しかったとだけ言って海へと入っていきます。
海へと入って溺死するつもりだと思い、下着姿になって追いかける北。
追いかけてくる北に雪枝は自分のバッグの中のノートを、愛人と共に北海道に来ている夫に届けてと言いました。
北はずっと言えなかった事があると言うと、雪枝も思い出したかのように自分は次に生まれるのであれば、宮沢賢治を愛せる女になりたいと言ったのです。
そして雪枝は波にのまれ、同じく波にのまれる北。
のまれる中で、北は銀河鉄道の夜のラストが気に入らないなら自分で書き換えれば良かったとようやく気付いたと心の中で呟きました。
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雪女と蟹を食う7巻の感想・考察
生への渇望…?
北は蟹を食べたら雪枝と共にその命を絶ちたいと思っていますが、その思いとは裏腹に体は生きたいと考えています。
それは北自身が知らぬうちに生きていたいと思うようになり始めているのではないでしょうか。
本当に命を絶ちたいのなら、文字なんて見向きもしませんから本音は生きたいのでしょう。
苦い思い出…?
今回は彩女の学生時代の一シーンが明らかになりましたが、当時はかなり甘酸っぱい思い出のようでしたが、今では余り好ましくない思い出みたいですね。
一体何があって、今回のような行動を起こすようになったのか、気になりますね。
どうしても死にたい…?
北は雪枝は元気がなくなっていると感じて、助けを求めているならそう言ってほしいと言いました。
雪枝は多分何かしら助けを求めているかもしれませんが、どうせ明日蟹を食べて死ぬのだからどうでもいいと諦めたのかもしれませんし、どうしても早く死にたいのでしょうね。
カウントダウンが迫る…?
今回の話で、お互いに生まれ変わったら何になるかと言う質問になるという事は、そろそろ死へのカウントダウンが迫っていると言う事なのだと思います。
どの道、死ぬのは阻止できないのは分かっていますが、それでも何とか助けてほしいものですね。
恩返しがしたい…?
話の内容から、北は死ぬ前に雪枝に対して恩返しがしたいみたいですね。
本来なら強盗をした北を雪枝は通報する事も出来たはずですが、それをせずに自分と一緒に死んでほしいという事を叶えさせるために彼を連れていきました。
そんな雪枝に北は何かしらの恩返しがしたいみたいですね。
何も考えるな…?
北は自殺なんてせずに人生をやり直せばいいと言いましたが、雪枝にとっては無意味な言葉なのでしょうね。
雪枝は他人に迷惑を出来るだけかけることなく自殺したいと思っているので、北は自分と同じように行動すればいいから何も考えるなと思っているのだと思います。
夫を注目させたい…?
斜陽を太宰治が書いた切っ掛けは愛人が書いていたノートがベースでした。
雪枝は今回の旅の事を全てノートに書いてあるので、自分が命を絶った後に夫にはこの度のノートを使って小説を書いて、芥川賞を取って有名人になってほしいと思っているのでしょうね。
2人の運命は…?
完全に波にのまれてしまった北と雪枝ですが、正直言いますと雪枝は生きていないかもしれませんね。
雪枝は元々死ぬつもりだったので、足掻く必要はありませんのでこのまま沈んでいくでしょう。
北は生きたいと思っているので、何とか助かるのではないかなと思います。
まとめ
以上、『雪女と蟹を食う』7巻のネタバレと感想・考察の紹介でした。
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