この記事では、COMIC ヤミツキ掲載漫画『小悪魔教師サイコ』4話のネタバレ・感想を紹介します。
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『小悪魔教師サイコ』4話のネタバレ紹介
愛されたい彩羽を救う方法
彩羽が死んだという連絡に騒然とする生徒たち。
犯行には鋭利な刃物が使用され、犯人はこの近くに潜んでいる可能性も…と警戒を促す心春ですが…。
「嘘だ!俺が昨日行ったときには…」
「どうしたんですか?秋月くん」
生徒たちもびっくりして竜斗を見ます。
竜斗は舌打ちをして出ていきました。
チャイムとともに心春も退室し、アザミは少し心春がこうなることを知っていたのではと感じてしまいます。
一方、彩羽からダウンを取りに来てと言われたことを思い出した竜斗。
急いで帰宅して紙袋から引っ張り出すと、そこには下半分が血まみれのダウンが入っていたのでした…。
教室では、段々と現実味を帯びる彩羽の死に生徒たちが暗く沈む中、心春が淡々と授業をしています。
担任として辛いのでは…と心春を心配するアザミですが、黒板に向かう心春の顔は昨夜のことを回想して漏れる笑顔を隠せていませんーー。
「…う、うぅ…」
「はい、こっち向いて下さーい」
気絶から目覚めた彩羽の顔で顔認証ロックを解除し、彩羽のスマホをいじる心春。
四肢を縛られている彩羽にはどうすることもできません。
心春は、どうして彩羽がアザミをいじめるのか考えてみたそうです。
忙しく家にもいない彩羽の両親と違い、忙しくても尽くしてくれる父親がいるアザミが羨ましいのではないかと。
親は関係ないと憤る彩羽。
アザミが弱くて真面目で担任の同情を買うのが気に食わないと彩羽は言いますが、心春は同情という感情がわからないとのほほんとしています。
この空間にはただ一つの事実があるだけだと。
「あなたはご両親に愛されていない、あなたが生きていようが死んでいようが、彼らには全く興味がないんです」
泣きながら必死で否定する彩羽。
いじめで心は救われない、親から愛されていない彩羽が救われる唯一の方法があると説く心春に、少し期待の目をした彩羽ですが…。
「死ぬことです」
「……は……?」
生きていたって愛されないしツラいだけ、なら死んだほうが絶対いいと。
イヤだと彩羽は叫びますが、セッ〇〇と同じで試してみたら気持ちいいかもしれませんよ?と言いながら彩羽と竜斗が抱き合う写真を見せる心春。
あたしは竜斗に愛されてる、必要とされてると必死に叫ぶ彩羽。
心春はそれを否定せず、借りたダウンは返したほうがいいと竜斗を呼び出し、体育の時間にこっそり没収したという彼のナイフを取りだしました。
「愛する人のナイフで刺されるってどんな気持ちでしょう?教えて下さい」
リアクションを取る間も与えず、心春は彩羽の左目にナイフを突き刺します。
「ふごぁああ…!!」
言葉にならない叫びは心春が彩羽の口に突っ込んだ布により封じられます。
「きれいな胸…こっちはどうなっているんでしょう、前から気になっていたんですよね」
何事も勉強だと、心春はまるで何かの実験をしているかのように、胸から生殖器へと、生きたまま彩羽の身体を切り開いていったのでしたーー。
授業が終わり、心春を心配するアザミですが、金沢さんが死んでくれたおかげで授業がしやすかったと、心春は晴れやかに立ち去っていきました。
竜斗と心春の必然的な邂逅
竜斗は自分の置かれた状況に気付き頭を抱えています。
彩羽の家に行き、持ち帰った自分のジャケットは血まみれ、そして自分のナイフがない…。
何もしていないと警察に連絡しようと思った瞬間、心春の言葉が蘇り手が止まります。
ーー社会的信用度が違いますーー。
「どうすればいい…?兄貴……。」
あやめ池病院にてーー。
心春は再びタクトくんの病室にやってきました。
教師になってからよくタクトを思い出す、小学生の頃しつこくイタズラしてきたのが本当にウザかったと…。
タクトの表情は動きませんが、その目は怯え、顎はガクガクと震えています。
そこへタクトの母も見舞いに来ました。
スポーツ万能でクラスの人気者だったタクトは学校でうっかり足を滑らせて今の状態になってしまい、それ以来ずっと見舞いに来ているのは心春だけだと感謝します。
タクトくんには学校での話を聞いてもらっているんです、という心春。
今日は素敵な一日だった、問題行動ばかりだった女の子が実は寂しがり屋で、一緒に解決策を模索したらとても大人しくなったと。
教師の鑑ね、と褒められ謙遜しつつも、教師になって良かったと思えた、と頬を赤らめ嬉しそうに語る心春。
そこへ新たな見舞い客がやってきますが、心春をみて震えながら尋ねます。
「ど…どうして、ここにいるんだ…」
初対面で失礼でしょう、この子はタクトの弟で…説明しようとする母親を遮り、心春はにこやかに言いました。
「私たち、初めてじゃないんです、ね?竜斗くん」
『小悪魔教師サイコ』4話の感想・考察
心春先生の犯行シーンが鮮明に描かれていましたが…とてもエゴの強い犯行だと感じました。
アザミをイジメから救った、そして愛されない孤独から彩羽を救ったのだというのが心春の理屈のようですが…。
よく考えれば、アザミを救うのに彩羽を生きたまま解剖する必要はないですし、彩羽を愛し必要としている竜斗が居ることは心春も否定していません。
結局は「優しい教師」を自分の都合の良いように捻じ曲げて解釈して、殺しを楽しんでいるだけのように見えました。
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まとめ
以上、『小悪魔教師サイコ』4話のネタバレ・感想考察の紹介になります。
竜斗を容疑者に仕立て上げ、寝たきりの兄とも大きな因縁を匂わせる心春、秋月家に心春の魔の手が迫っているようです…。
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