この記事では、深原にな先生の漫画『初恋事変』10巻のネタバレ・感想を紹介します。
『初恋事変』10巻のネタバレ紹介
自分は孝一のことが好きなんだと気付く沙奈
「あたし、返事する。吉田と付き合ってみる」と電話で千佳に宣言する沙奈。
それを聞いた千佳はテンションが上がり、文化祭で返事をしなきゃと大盛り上がり。
なんで文化祭か分からない様子の沙奈に「うちの学校の文化祭で愛を誓い合ったカップルは必ず幸せになるって伝説があるんだよ」と教えます。
そんな伝説は興味ないと言いつつも満更ではない様子の沙奈。
気合いを入れて文化祭の日に返事をすると宣言する沙奈なのでした。
その予定は当日、脆くも崩れ去ることに…。
何故かメイド服を着る沙奈。
周りのみんなは「わー似合う、似合う」と歓声が上げます。
恥ずかしそうにする沙奈は「悪いけど、やっぱ無理」と辞退しようとしますが、予定していた子が来れない、他に頼める人がいないと引き止めにかかる面々。
自分がやっても違和感があると言っても、普段やらないような人がやる方がギャップがあっていい、最後の文化祭だからどうしても成功させたいとまで言われ「わかった」と渋々承諾する沙奈。
「やべぇ、今日一日この格好じゃ、告白の返事なんて無理かも」と絶望感に襲われます。
すると窓の外を見ていた女の子が「あ!吉田君だ」と騒ぎ、沙奈も外を見ると孝一の姿が。
孝一の姿を見ただけでドキドキしてしまう沙奈なのでした。
場所は変わって千佳と健太が校内を歩いていると「見て見て!!大和くんに写真とってもらっちゃった~」と騒ぐ女子生徒の姿が。
「あれ?ひょっとして今日大和来てんの」と千佳が言うと「うん。まぁ文化祭ってよりは沙奈と話すためだけど」という健太。
それを聞いた千佳は「はぁ!?ちょっと待ってよ、まさか、あいつまだ沙奈のこと諦めてなかったの!?」とドン引き。
「え?そうだけど。どうかした?」と千佳の反応になんだか嫌な予感がする健太でした。
応接室の隙間から廊下をそっと覗き、文化祭の雰囲気を感じる大和。
するとピロンとスマホが鳴り、何だか慌てた様子の健太が沙奈を探している様子。
健太の雰囲気に困惑していると先生が応接室に入って来て大和に詫び、落ち着くまでここに隠れてくれと告げます。
大和も騒がせたことを詫びると、先生がクラスの皆から大和の役割だと預かった紙袋を渡してきました。
「着替えたらエントリー用の写真送っといてくれ」と言われ困惑する大和。
一方、慣れない言葉遣いや接客でお疲れモードの沙奈。
休憩がてら携帯をチェックしようとしますがロッカーに忘れてきたことに気付きます。
孝一とも中々会う機会がありません。
少し前に文化祭の日に孝一に話せないか聞いた時に開催本部でやることが多いと言っていました。
沙奈は忙しいならいいと言いましたが、孝一はもっとわがままを言ってもいいと伝え、会いたくなったら時間を作るから連絡してと沙奈へ伝えていました。
そんなことを思い出していた沙奈の近くを偶然孝一が通り過ぎていきます。
沙奈はこんなところで何してるんだと考えながらも「ひょっとして今がチャンスかも」と格好なんて構わず話しかける為、孝一の後ろを追いかけます。
角を曲がった先には生徒会の仕事なのか荷物を運ぶ女子生徒を手伝う孝一の姿がありました。
仲良さそうに会話する2人に胸がざわつく沙奈。
孝一と仲良い女子生徒が自分1人なわけがないと分かってはいましたが見ていられなくなった沙奈はその場から逃げ出します。
立ち入り禁止の屋上に向かいながら、自分で返事を保留しておいてこんなことで勝手に苦しくなるなんてと改めて自分が孝一のことを好きだと気付く沙奈。
そのことに気付いた沙奈はポロポロと涙が溢れてくるのでした。
屋上で沙奈が泣いていると「沙奈?そこにいるのか!?」と大和の声が…。
なんでここにと思いつつも、こんな姿を見られたくない沙奈は必死に顔を拭きます。
屋上に来た大和に顔を見られない様に立ち去ろうとする沙奈。
「待てよ、沙奈」と腕を掴む大和。
もふっ。
不思議な感触に顔をあげた沙奈の目に飛び込んできたのは、猫の着ぐるみに身を包んだ大和の姿でした。
一瞬で感情を失い「お前、なんだその格好」と呆れる沙奈。
慌てて「これは、そのっ。仮想大会のクラス代表に選ばれちまって。返送にちょうどよかったから着てただけで」と弁解する大和。
「お、お前だって変な格好してんだろ」と大和に言われ、自分の姿のことを思い出した沙奈。
「まぁ、結構かわいいけど」と顔を赤らめる大和に沙奈も顔を赤くします。
「それよりさ、少しだけ時間いい?」と急に真顔になる大和。
これ以上は大和の話を聞けないと何とかこの場から離れようとする沙奈でしたが「どうしても話したいことがあるんだ」と大和は続けます。
そのまま勝手に話を続ける大和は「沙奈、俺さ、お前のこと諦めようと思う」と沙奈に伝えるのでした。
『初恋事変』10巻の感想・考察
孝一に返事をすると千佳に宣言した沙奈。
千佳から文化祭で告白すると必ず幸せになると言われ、そんなのどうでもいいと言いつつも満更ではない様子。
見た目と違い沙奈はかなりピュアです。
しかし文化祭の日はクラスのみんなに頼まれとんでもない格好で接客することになり、告白の返事どころではない沙奈。
やっと出来た休憩時間では孝一を見かけチャンスと話しかけようとしますが他の女の子と話していて出来ませんでした。
あらためて孝一のことを好きだと気付いた沙奈は涙を流します。
ただ孝一と付き合うと仲の良い女の子が沢山出てきそうで、沙奈は嫉妬ばかりで大変かもと心配になりました。
そして最後大和が謎の着ぐるみで登場し沙奈を諦める宣言。
元々暴走する大和のこの言葉の真意が気になります。
次回のお話も楽しみです。
まとめ
以上、『初恋事変』10巻のネタバレ・感想考察の紹介になります。
文化祭の日に返事を返そうと決意した沙奈。
しかし当日は予期せぬ事態に巻き込まれ、中々上手くいかないのでした。
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