サムシングフォーブルー～わたしのしあわせは結婚？～9話ネタバレ感想｜慎太郎との癒しのデートに暗い影

クズメン彼氏から結婚前に２年の遊び期間を要求された小羽。

都合の良い女でも自己犠牲愛でも何とか繋ぎ止めたいという異常な執着心が、彼女を支える周り変えていく悲恋漫画『サムシングフォーブルー～わたしのしあわせは結婚？～』。

1. ネタバレ・見どころ
2. 読んでみた感想
3. もっともお得に読む方法
4. 関連おすすめ作品

を順番に紹介していきます。
（上の文字を押すとスルスルっと移動します）

『サムシングフォーブルー～わたしのしあわせは結婚？～』9巻の見どころをネタバレ

モラハラ妻に言葉で虐げられる慎太郎

カウンセラーとして働いていた慎太郎。

担当する不登校児たちと距離を縮めるために用意したアナログゲームを広げていると、また変なものを買ったのかと怪訝な顔をする妻。

子供たちがそれらのゲームを通して打ち解けてくれた話をしようとする慎太郎ですが、それを切り裂く妻の怒りの声。

頼んでいたブラウスの洗濯ができていない、明日の会議で着たかったのにと。

悲しげに謝る慎太郎の顔も見ずにため息をつく妻、カウンセラーの仕事を稼げないと馬鹿にし、せめて家事くらいしろと冷たく言い放ちます。

暗い表情で、とある場所に来た慎太郎、夜風に吹かれるその手には離婚届を握りしめていました。

どうしても結婚したくて依存していた自分を知る

マキの家へ帰宅した小羽。

その様子から何かあったと察するマキに、指輪を返してきたと伝える小羽。

マキはその場でぎゅっと小羽を抱き締め、ねぎらってくれました。

マキの夫の手料理を食べ一息つく一同。

これからは我慢せず、大事にされないことに慣れてはいけないと小羽に伝えるマキ。

そして、自分のことを一番大事にできるのは自分であることを忘れないでほしいと。

その言葉を肝に銘じ、小羽は一歩踏み出します。

翌日、一人暮らしの物件を探しに不動産屋を訪れて、何件か良い場所も見つけたようです。

歩いていると、楽しそうな家族連れに目がいきます。

父親は幼いころに病死、父方の家に身を寄せるも肩身の狭そうな母。

そんな姿をみて、いつしか夫婦揃った暖かな家庭を夢見た自分は「結婚している人」になりたかったのだと気付きます。

そして利斗の根拠のない甘言に盲目にすがり、救い出してくれると思って依存していたと。

惨めになるのを恐れて、本当は愛されていないということにも目を向けず。

そうまでしても結婚したかったのだと。

目に涙を浮かべ、ふと前を見るとそこにはあの花屋、そして慎太郎。

すると慎太郎も小羽に気付き、明るく話しかけてくれました。

他愛もない会話をしますが、見るからに無理やり笑っている小羽をみて、無理して笑わなくていいと言う慎太郎。

そして、とっておきの場所があるからとデートに誘うのです。

慎太郎との癒しのデートに暗い影

店を片付けたその足でとっておきの場所へ向かう二人。

鍵のかかっていない柵を開け、階段を上っていくと、広がる夜景と夜空の星。

慎太郎の秘密の場所だそうで、春には桜が楽しめるといいます。

そんな心配してくれなくてもと、また無理をしてカラ元気を見せる小羽。

しかし、本当は笑っていられないほど苦しいのではないかという慎太郎。

周りの顔色ばかり窺っていると自分の本音を見失い、他人から利用され振り回されたり人生が立ち行かなくなると。

自分の本音を知ろうとすることこそ、自分を愛することだから、試しに自分に本音を話してみてほしいと。

そこで初めて、自分が何を感じてきたのか自問する小羽。

相手の全てを受け入れることで自分も保たれてきた、そう言った途端に湧き上がる、利斗や母親に虐げられてきた記憶。

保たれてなどいなかった、ただただ、愛されたかった。

そういって泣き崩れる小羽を、いてもたってもいられず優しく抱き締める慎太郎。

しかし脳裏に離婚届がちらつき、慎太郎は謝りながら離れます。

すると、小羽のスマホに利斗からのメッセージ、そこにはたった今撮られた、慎太郎が小羽を抱き締める写真が。

ゾッとして後ろを振り向くも誰もおらず、代わりに木陰に複数のタバコの吸い殻を発見。

そして続く、やっぱりそういうことか、覚えてろというメッセージに慎太郎と小羽は戦慄するのでした。

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『サムシングフォーブルー～わたしのしあわせは結婚？～』9巻の感想

ゾッとしましたね～ストーカー利斗の登場です。

タバコの吸い殻は10本以上、しかもすべてギリギリまで吸い切られています。

こんなきれいな場所に吸い殻を大量に捨てていく神経もどうかと思いますが、いったいいつからそこにいたのか、そしていつから後をつけていたのか。

小羽と慎太郎は花屋から車で階段まで移動してきた描写があり、この場所も慎太郎以外は知らないはずなので、少なくとも花屋から車移動の間もずっと尾行していたことになります。

さらに、かなりそれなりに至近距離であったにも関わらず、苦悩を涙ながらに吐露する小羽の話などは一切聞いていなかった様子。

何時間も張り付いて、とにかく自分の思い込みに都合のいい部分だけを切り取って、逆恨む口実をゲットしたのでしょう。

自分はエマと散々いちゃついておいて、全く身勝手ですね。

ここで気になるのは、慎太郎の現在の夫婦関係。

離婚届の描写やハグを解いた描写から、やはりまだ離婚はしていないと予想されます。

その状態でこの写真が撮られたとなれば、少々分が悪いかもしれません。

利斗は一体何をやらかしてくるのか…恐ろしい…。

まとめ

以上、『サムシングフォーブルー～わたしのしあわせは結婚？～』9巻のネタバレ感想の紹介でした！

結婚したかった自分や依存していた自分を知っても作り笑いを辞められない小羽に、自分の本音を見失わないようにと傾聴してくれた慎太郎、しかしその二人の様子を見て憤怒の利斗が報復の予告をしてきました。

それでは、最後までお読みいただきありがとうございました（^^

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