この記事では、白石なぎさ先生の漫画『レンタル妻』10巻のネタバレ・感想を紹介します。
『レンタル妻』10巻のネタバレ紹介
ミユへの嫌がらせメールに悩む社員たち
ここにレンタル妻のミユのページを見る人物が1人…。
その人物はブツブツとミユの情報を喋りますが、どれもミユではなく松田由美の個人情報です。
結婚からマイホームの購入時期、果てはいつからレンタル妻をしている等調べつくしている様子。
ミユとして多忙な日々を過ごすのに比べ、夫の純一は毎日ゲーム三昧ということまで知っているようです。
そして、可哀相な由美をもうすぐ僕が助けると呟くのでした。
場所は変わりミユの働くレンタル妻の事務所では、パソコンを見ながらまたかと溜め息をつく男性社員。
同僚がクレームかと訊ねると、これ見てとパソコンを見るよう促します。
そこには匿名で投稿されたミユへのクレームというより嫌がらせで、最近始まったそうで目的が分からないとのこと。
しかも反映に時間がかかるご意見メールでわざわざ送ってくるんだそうです。
相手は客じゃなくライバル会社の営業妨害かキャストの嫌がらせかと考えますが、ミユはトップ争いしているキャストではなくランク下位なので、目的が見当もつかない2人。
ひとまず現状実害が出てないため、不安にさせないようミユには黙っておくことに。
ただいつも以上にミユを気に掛けるよう指示をするのでした。
その後ミユの送迎をしていた女性社員は最近何か変わったことはないかと、それとなく質問。
ミユはすみません、また心配かけてるみたいでと苦笑い。
あからさま過ぎたかと、そういうことじゃなくて前に危ない客の話をしたからと訂正。
他の店でトラブルあったから当店も気を付けるようにと指導があったと誤魔化します。
ミユは真剣な表情でいつも以上に気を引き締めますと返事するのでした。
依頼主の雰囲気に緊張するミユ
依頼主の部屋の前で先程の言葉がよぎるミユ。
考え事をしたせいか立ち尽くしていると、おかえりと勢いよくドアが開き思わず叫び声を上げてしまいます。
出てきた男性は頭を掻きながら驚かせてごめんと謝罪。
その後、男性に促され部屋に入ると中はほとんど何も無くミニマリストなのかと不思議そうにするミユ。
そんなことを考えているとお茶を出し、ミユの好きなお菓子だと差し出す男性。
自分の好きな物を知っている依頼主に、初めての依頼か確認しますが初めてだそう。
男性はこのお菓子は女性に人気でミユも好きかと思ったと話します。
最初から名前で呼ばれたり、好きなお菓子を知っている男性に前に接客したのかと思ったミユ。
ミユが気を取り直してご利用の手順を説明しようとすると、それを制止しそれよりも早く自分をミユの夫にしてくれと言う男性。
初回は説明が必須だと苦笑いするミユに、男性はミユは本当に真面目だと仕方なく説明を聞きます。
おどおどしながら説明をするミユはいつも以上に緊張してしまいます。
説明が終えたミユは買い物に行って帰ってきてからが夫婦の時間だと伝えて立ち上がろうとすると、男性はその必要はない、家事もしなくていいと後ろからミユを抱き締めます。
この家は昨日引っ越してきたばかりで掃除の必要はない、食事も用意してあるからミユは何もしなくていいと伝える男性。
そして、自分は他の夫たちと違って愛する妻に労働させないと言い出すのでした。
困惑するミユに強引にキスをし胸を揉む男性。
お客様と困惑するミユに男性はもう客じゃなく夫と呼んでくれと言い出した為、青ざめるミユ。
どんどん服を脱がしていく男性に心と体の準備が出来ていない、外に出て汚れているからシャワーを浴びさせてとミユはお願い。
男性はミユは汚くないから大丈夫と笑いますが、すぐに他の夫の汚れを落とさないとねと言うのでした。
こんな風に求められたことのないミユは混乱と恐怖でどうしようとパニック。
ただ全身は男性を拒んでいるようで汗だくになります。
そんなミユに気付いてか男性は少しずつ話し始めます。
男性の正体はミユの初めての客
男性はミユに関する情報を並べ、もう不甲斐ない夫と決別して他人の妻のフリをする必要はないと告げます。
仕事もすぐに辞めれるように仕込んでいるし、純一宛に離婚届も出してあると言い出す男性に、どういうことか分からず混乱するミユ。
男性は待たせてごめん、由美と本名でミユを呼んだためゾクッとしてますます混乱。
男性は持っていたパソコンを開き、自分はIT関連の仕事をしていて情報を扱うのが得意だと話します。
そして、ミユが体を張って仕事をしている最中に純一がネットで浮気をしていると伝えます。
純一の不貞を伝えた男性は、これで分かっただろ、こんな夫の為に体を売る必要はない、これからは自分が夫として由美を幸せにする、自分ならミユの望みも叶えてあげられると話します。
知らなかった情報を言われ絶句していたミユは、男性に誰なのと質問。
男性は本当に忘れてしまったのかと悲しそうな表情をし、2人の出会いについて話し始めるのでした。
元々常連客だった男性は、ミユの初めての客だったそうです。
初めてということもあり、ミユは引きつった笑顔で必死に妻を演じていました。
しかしベッドを前に自分の夫以外の男性とは出来ないと泣き出したミユ。
その真面目で純粋なミユの涙が男性の心を奪ったのでした。
それから2人はお酒を飲み、ミユの話を聞いてあげた男性。
本来妻を守るべき夫が妻を悲しませていることに怒りを覚えた男性は、自分がこれからミユを支えると告白。
その時にミユも待ってると伝えていたのでした。
だから酒のせいにして覚えていないなんて言わないでくれ、自分は片時も忘れたことはないと笑みを浮かべる男性。
そこまで聞いてようやく男性を思い出したミユ。
ミユは男性を見つめ、最初の客は「レンタル妻ミユ」を導いてくれた恩人だから忘れるわけがないと伝え、その時の支えるはミユを指名するという意味だと思っていたと釈明し謝罪。
男性はだから何と食い下がりますが、ミユは自分の望みを叶えてくれるなら自分から居場所を奪わないでと伝えます。
ミユは妻として夫たちを癒してあげたい、自分からそれを奪うのなら生き甲斐はなくなると続けます。
男性は家庭を支えるためにレンタル妻をしているのではと質問。
ミユは少なくとも今は妻を裏切る夫のためではない、自分が愛しているのはミユの夫だと答えます。
そして男性に抜け殻の由美と妻として夫を愛するミユ、どちらが欲しいのと訊ねます。
男性はミユに愛してほしい、だから由美を助けなきゃと頭を抱えてしまいます。
ミユはそれならミユの夫でいてくれれば由美は救われるし、夫として男性を愛せると伝え優しくキスをしてベッドに入る2人。
男性は怖がらせたことを謝り、情報は全て消去すると約束し、ミユも男性を愛すると誓うのでした。
仕事が終わり帰宅したミユは郵便受けに入った封筒を見つけます。
男性の前で自分が愛しているのはミユの夫だけと、あの場を切り抜けるためとはいえ出てきたあの言葉に複雑な心境になるミユ。
あの言葉は自分の本心だったのだろうかと考えてしまうのでした。
『レンタル妻』10巻の感想・考察
かなり危険なストーカーかと思いましたが、犯人はミユの初めての客。
その時の会話の流れから今回のような出来事に発展してしまったのでした。
ストーカーの感じが強くゾッとする感じでしたが、ミユの言葉に改心。
今後は常連さんになる形になりました。
今回、自分が愛するのはミユの夫たちだけと純一ではないとも取れる発言をしたミユ。
あれが本心か迷っているようですが、純一はかなり裏切っているので見限っても良いと思いますが今後どうなるのか…。
1番はミユが幸せになることですが、レンタル妻は夫がいるのが条件ですから難しいかもしれません。
しばらくはミユの心は揺れ動きそうなので、目が離せない展開が続きそうです。
まとめ
以上、『レンタル妻』10巻のネタバレ・感想考察の紹介になります。
ミユへ嫌がらせのようなメールを送っていた男性の正体はミユの初めてのお客。
過去のミユとのやり取りを胸に、今回の行動を起こしているのでした。
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