この記事では、白石なぎさ先生の漫画『レンタル妻』12巻のネタバレ・感想を紹介します。
『レンタル妻』12巻のネタバレ紹介
佐藤に今の心の内を吐き出すミユ
家のことをお願いと遠方の仕事へ出かけるミユ。
任せろと伝えミユを送り出す純一は何やら嬉しそうです。
ミユは資格試験の追い込み頑張ってと伝え出掛けますが、ミユが出掛けた途端パソコンを開いてゲームのレベル上げを始める純一なのでした。
長距離移動の車内ではミユは前回の一件で純一が浮気をしているのを確信。
普段は純一の朝の見送りなどないのにと自分がいないのをまるで喜んでいる気がして溜め息をつきます。
それを見ていた運転手の佐藤は長距離で疲れたろうから少し休憩しようと提案。
サービスエリアで休憩することになり、お手洗いに行ってミユが戻って来ると事態が急変。
だいぶ距離を走ったのに仕事が急遽キャンセルになり佐藤は平謝りし、ミユは仕方ないと苦笑い。
帰る前に2人はサービスエリアにあったカフェに寄り話をすることに。
佐藤は休みの少なかったミユを心配し、有給だと思ってゆっくりしてねと笑います。
ただミユは働いてもいないのにキャンセル保証で報酬をもらうのは気が引けるようです。
佐藤は気にしないよう伝え、カフェを楽しもうと言います。
するとミユは聞き辛そうに以前同僚のマリアが辞めた時のことについて訊ねます。
家庭の為に妻が稼いだら離婚なんてやり切れないと話すミユに、原因はそれだけでは無いが夫としてはプライドが傷付くのではと佐藤は話します。
男女平等と言われてもやはり男は上に立ちたい、現に客の求めるのは昔ながらの良妻だと続けます。
ミユは素でそれが出来ているから評価が高いと佐藤は伝えます。
佐藤はミユが離婚に思うことがあるのか訊ねると、ミユは自分の現状はマリアと同じかも、夫より仕事で満たされる今を失いたくないと気持ちを吐き出します。
ミユの話を聞いていた佐藤は今はそれでいいが準備は早い方が良いと伝え、レンタル妻になった自分が「悪」にならないようにと経験者からのアドバイスと笑うのでした。
近所で噂になるミユと純一
佐藤もかつてはと考えつつ、家まで送ってもらったミユ。
すると出掛ける連絡もせず車で出掛けている様子の純一。
自分もキャンセルを伝え忘れてたとメールを送ろうとしたミユでしたが、ふと自分が長期で出掛けるのを狙っていたのではと考えるミユ。
ミユは朝の嬉しそうな純一を思い出し崩れ落ちます。
裏切られているのを現実に目の当たりにして動揺し、だから現実よりも非現実の夫に自分は逃げていたのかと気付いたミユ。
偽物の愛でも自分を愛してくれるからという答えに行きついたミユは、レンタル妻としての自分を悪にはさせないと決意するのでした。
しかし、夜1人でいると純一もいない、仕事もないため妻ではない自分に虚しさを感じるミユ。
さっさと寝ようとテレビを消そうとすると、ちょうどドラマで不倫の場面が流れます。
テレビの中の2人のやり取りに体が疼きだしたミユは自分で体をおさめますが、ミユが求めているのは純一ではなく愛してくれる夫たちなのでした。
翌朝、目が覚めるも純一は帰ってはおらず、連絡も当然ありません。
スマホを見ると今日はゴミ出しの日で、慌ててゴミを出しに向かうミユ。
ゴミ捨て場に着くと近所の主婦たちがミユの隣の家の離婚理由で盛り上がり中…。
ミユにもどんな感じか訊ねますが、プライバシーに関わることはと苦笑いしてその場を後にします。
ミユがいなくなると感じ悪いと罵り始める主婦たち。
そのうちの1人がミユと純一の噂について話し始めます。
お互いパートナー以外の異性と歩いていたと目撃談があるとのこと。
ミユと純一のラブラブぶりは近所では有名で人違いではと別の主婦は言います。
しかし、最近はそんなところを見かけないし純一は適当な服でコンビニをフラついているとこともあり、結局は2人は不倫ではという話に落ち着きヒソヒソと盛り上がる主婦たちなのでした。
仕事をすることで気持ちが晴れるミユ
そんな噂があるとは知らず家に戻るミユ。
隣の家は旦那も優しそうで良く挨拶をした仲。
去年赤ちゃんも生まれたばかりなのにと複雑な気分になるミユ。
そんなことを考えつつ家に入ろうとするとお隣の奥さんが挨拶をしてきました。
明るく挨拶をしてきますが、赤ちゃんを抱えすっぴんで目元にはクマ…。
奥さんが家に残ったとはいえ大変だろうなと思いつつ挨拶を返します。
家に入るとスマホに通知があり、純一かと思ったら会社からでした。
どうやら代勤依頼だそうでミユはそれを引き受けます。
佐藤は助かるけど休んだ方が良いのではと聞きますが、ミユは息が詰まりそうな家より仕事を選択。
そして、いつものように依頼をこなしていきます。
仕事も終わると何だかリフレッシュした気持ちのミユ。
家に帰ると車があり純一が帰って来たことに気付きます。
家に入ると身だしなみを整えた純一が、驚いた様子で出迎え…。
余所行きの服装まで来てどこに行くのだろうと問い質したい気持ちを抑え、何を慌てているのかと訊ねます。
しどろもどろの純一に仕事がキャンセルになったことを伝え、純一はどこかに出掛けるのかと質問。
純一は追い込みで忙しかったからたまには息抜きをと友達の家に行っていたと言い訳。
ミユは素っ気ない返事をしてシャワーへと向かいます。
その時、ミユの心の中で何かがプツンと切れる音がするのでした。
『レンタル妻』12巻の感想・考察
ますますミユと純一の心は離れていきます。
佐藤からアドバイスを受けたりと離婚一直線な気がします。
男のプライドとはいえ純一の裏切りは許されるものではないので当然ではありますが、最初の良い感じの純一は一体どこに行ったのやら…。
今のところは圧倒的に純一が悪いと思います。
ただ、近所の人たちにレンタル妻の仕事中を見られたりするのはマズイので、噂になっていることでミユに悪い展開が無いか心配です。
最後何かが切れた音がしましたが、ミユから純一への愛情が無くなった音かもしれません。
離婚に動いても良い状況ですが、離婚すると会社を辞めなければいけないのでどうするのでしょうか?
今後の展開に注目です。
まとめ
以上、『レンタル妻』12巻のネタバレ・感想考察の紹介になります。
どんどん純一への疑う気持ちが芽生えてきたミユ。
仕事がキャンセルになり家に戻ったミユは、現実を見て崩れ落ちるのでした。
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