この記事では、増田ちひろ/裏地ろくろ先生の漫画『ゾンビのあふれた世界で俺だけが襲われない』16話のネタバレ・感想を紹介します。
『ゾンビのあふれた世界で俺だけが襲われない』16話のネタバレ紹介
隆司の手術を強行で行おうとする雄介
目を覚ます牧浦。
状況が分からず周りを見渡して状況を確認すると頭にはある映像が浮かび、ポケットから薬を取り出します。
多めに手に取り飲もうとした瞬間、雄介が手を掴んで多くないかと質問。
薬を飲むのを一旦止めさせた雄介は、牧浦に同情はするし自分も迂闊だったと謝る雄介。
しかし、時間も無いから薬は後にしてくれと伝えます。
それでも項垂れる牧浦に出来ないかと質問。
牧浦は地下での正気を失ったのを見て、そんな人間に隆司を任せられるのか、死なせてしまうと雄介に吐露。
雄介は他に人がいないと返すと牧浦はそれに同意し、みんないなくなったし自分たちもいずれそうなると話します。
すると雄介は手術をするなら何でも１つ言う事を聞くと交換条件を出します。
それならここから助けてと牧浦は涙を流して懇願するのでした。
牧浦の涙に雄介は何も言わずその場から去ります。
１人残された牧浦はその後も自問自答。
こんな時に父親ならどんな状況でも最後まで戦うだろうと、自分のやるべきことは頭では分かっていました。
それでも頭に先程の襲ってきた父親のゾンビを思い出し、思わず嘔吐してしまう牧浦。
それでも自分を奮い立たせて牧浦は雄介の元へ…。
ところが雄介は見当たらず、ハッとして手術室を見るとランプが点灯していました。
牧浦が慌てて手術室に入ると、そこには手術用の服に着替えた雄介の姿。
何をしているのかと牧浦が雄介に質問すると、手術は自分がすると答える雄介。
本気かと驚く牧浦にやる気が無いなら口出しするなと雄介は睨みつけます。
牧浦は雄介の周りに用意された物を見て驚きつつも、素人のやり方はやはり杜撰で即刻中止を求めます。
手術を中止させる為に隆司の状態を伝える牧浦に、放っておいて死ぬならやることやってからだと返す雄介。
それでも中止させようとした牧浦は雄介の異常な汗、更には手の震えに気付きます。
雄介の気持ちに気付いた牧浦は手術を決意するのでした。
隆司の手術に挑む牧浦と雄介
牧浦は自分が執刀することを伝え、雄介に助手をお願い。
まずは基本的な準備からやり直すことに。
隆司に麻酔処置をし、深呼吸をした牧浦は手術を開始。
メスを入れ中を確認すると、そこまで酷くなくて少し安心する牧浦。
ただ流石に素人の雄介は緊張している様子で、牧浦は心配しつつも手術を続行。
何とか処置を終えると牧浦の汗を拭う雄介。
牧浦は比較的軽症で助かったと雄介に伝え、縫合へ。
そして隆司の手術は無事終了し、雄介が牧浦にお疲れと労うと満面の笑みを浮かべる牧浦。
その後、隆司の容態を観察しながら牧浦は暗い部屋の隅を見つめていました。
そこへ雄介が何を見ているんだと声を掛けてきました。
雄介は振り返った牧浦に今回は借りが出来たと伝えます。
まだ不安があると話す牧浦を労いつつ、どう見てもボロボロだから委員会を辞めたらと提案する雄介。
他人の為にそこまでする必要があるのかと雄介が言うと、他人の子供を助けようと必死になっていた人が言っても説得力が無いと返す牧浦。
少し考えてから雄介は深月が牧浦には伝えてないかと呟きます。
不思議そうにする牧浦に食料を渡す代わりに抱いていたと暴露する雄介。
牧浦は軽蔑の目で雄介を見ますが、雄介はタダで渡すのがムカつくから貸し借りの問題だと話し、だから深月を抱く以上は３人とも守る義務があったと続けます。
それを破ってしまったから必死になっていただけだから、好き好んでボランティアをする牧浦とは違うと話す雄介。
根詰めてバカだと思う、だがそのおかげで助かったから何とも言えないと言われ、牧浦の心は少し傷付きます。
牧浦は溜め息をつき、自分を困らせて楽しいのかと呆れるのでした。
本音を話した雄介に牧浦も話を始めます。
牧浦はこのパンデミックが始まった時、勤務した病院で赤子を殺してしまったと話します。
母親に襲われたから仕方なかったが、暗闇の中だったから本当にゾンビか分からなくなったのだそうです。
生きていたかもしれない無抵抗の赤ん坊を殺した感触が今でも手に残っていると続けます。
それから視線を感じるようになった牧浦は許されたくて薬に逃げたと告白。
雄介はそれを聞いて辛いなと呟き、今でも視線を感じるのかと質問。
牧浦がさっきも前ほどではないが感じると言うと、じゃあそのうち許されるんじゃないかと軽い感じで返す雄介。
続けて正直ヤク中の幻覚っぽくて引かれるから自分以外には話さない方が良いとアドバイス。
牧浦は少しショックを受けつつ今後は薬に頼るのはやめると返します。
雄介はそれを聞き、ヤク中じゃ美人が台無しだからそれが良いと笑います。
突然の発言に顔を赤くして目をそらす牧浦。
雄介はそんな反応されても困るんだけどと困惑するのでした。
『ゾンビのあふれた世界で俺だけが襲われない』16話の感想・考察
ひとまず隆司の手術が成功して安堵しました。
まだ経過観察がありますが、峠を越えたと言えるのではないでしょうか？
牧浦が中々決意出来ない中、自分で手術をしようとしていた雄介。
流石に雄介も緊張しているみたいでしたが、牧浦が立ち直ってくれたおかげで何とかなりました。
そして牧浦を少しは信用したのか深月との関係を暴露。
確かに言われなければ雄介はただの良い人。
しかし事実を知った牧浦は軽蔑の目で雄介を見るのでした。（当然ですが…）
牧浦も雄介に自分の過去を話します。
薬に頼るまでなると相当なストレスで大変だったのではないかと思います。
今回の手術の成功と雄介に溜まっていたものを吐き出したことで気持ちが楽になると良いですね。
最後の方は何か２人とも良い感じ。
くっつきそうな気もしますが、避難所には深月もいるので応援し辛いです…。
隆司の手術も成功し、次回はどんな話になるのでしょうか？
まとめ
以上、『ゾンビのあふれた世界で俺だけが襲われない』16話のネタバレ・感想考察の紹介になります。
隆司の手術を始めた雄介と牧浦。
患部を確認すると比較的軽症で牧浦は安堵するのでした。
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