サムシングフォーブルー～わたしのしあわせは結婚？～7話ネタバレ感想｜小羽の母親はまさかの暴力タイプ

クズメン彼氏から結婚前に２年の遊び期間を要求された小羽。

都合の良い女でも自己犠牲愛でも何とか繋ぎ止めたいという異常な執着心が、彼女を支える周り変えていく悲恋漫画『サムシングフォーブルー～わたしのしあわせは結婚？～』。

1. ネタバレ・見どころ
2. 読んでみた感想
3. もっともお得に読む方法
4. 関連おすすめ作品

を順番に紹介していきます。
（上の文字を押すとスルスルっと移動します）

『サムシングフォーブルー～わたしのしあわせは結婚？～』7巻の見どころをネタバレ

利斗は高みへのステップ

学生時代からその美しさで目立っていたエマ。

男子からはチヤホヤされますが、女子からは格好のねたみの的に。

地毛の茶髪に墨汁をかけ嘲笑ってくるイジメっ子女子たち。

しかし惨めになるどころか、見下すように彼女たちを一瞥したエマ、ブスの僻みと吐き捨てました。

自分はこんな世界に留まる人間じゃない、というプライドを胸に駆け上がってきたのです。

それは今も変わらないようで。

エマに会員制のバーに呼び出された利斗。

入ってみるとそこには、若手の千賀真空をはじめとする男優陣と、彼らに囲まれたエマ。

他に男がいると思わなかった利斗は不服です。

エマの魂胆は、人気上昇クリエイター利斗のMVに、事務所社長の推しである真空の出演契約を取り付けることで、社長に恩を売っておくこと。

若手男優陣を集めて飲んでいるのも、写真をSNSに上げて世間の視線とイイネと獲得するため。

すべては、高みへ登るための一手でした。

真空のMV出演のために呼ばれたと勘付いて不快な利斗ですが、エマの頼みならと承諾。

その後も俳優陣の会話には入れず、アウェイのままタバコをふかすしかない利斗。

エマがお手洗いから戻るところを捕まえて抱きつき、ふたりきりのディナーの約束を取り付けてキス。

しかしエマには、利斗はあくまで踏み台の一つでしかないのでした。

小羽の母親はまさかの暴力タイプ

マキ宅に居候してかれこれ１週間経とうかという頃、母親から着信が。

荷物を送ったのに返送されてきたことで同棲に何かあったのかと思った様子です。

何故か怯え気味の小羽、大丈夫だと言い放って電話を切ってしまいます。

マキたちへの感謝を形にしたいと、週末の晩御飯づくりを申し出た小羽は、買い出しのためにスーパーへ。

大事な人のためにご飯を用意する久々のワクワク感、ついつい食材を大量買い。

いつまでもお世話になるわけにはいかないと、帰り道の不動産屋で張り出されている賃貸情報を見ますが、近辺は土地価が高く小羽一人の給料では住めません。

そして思い出す、利斗と物件決めしたときの記憶。

不器用な人だと思うと、どこまで許すかの線引ができず全てを受け入れ、ズルズルと１０年。

そこから逃げ出した今、これ以上傷つくことが怖くて利斗には向き合えず、マキの家に長居はできない。

賃貸物件の張り紙の前で居場所のなさに絶望ししゃがみこんでしまった小羽。

その肩を叩く誰か。

振り向くとそこに居たのは鬼の形相の母親。

電話に出ない+大荷物(夕飯の食材)+不動産屋前=隠し事をしている、という結論に至った様子。

小羽の説明も待たず、思いっきり頬を打ったのでした。

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『サムシングフォーブルー～わたしのしあわせは結婚？～』7巻の感想

なんでこのお母さんこんなに怒ってるんでしょうか。

２９歳の娘が隠し事をしたから？

誰と付き合おうが引っ越そうが自由であるべき年齢ですし、出会い頭にひっぱたくほどのことでしょうか。

そしてこの小羽の怯えよう、母親の暴力と恫喝が幼少期から常習化していた可能性がありますね。

利斗のモラハラDVに１０年耐えるほどの、小羽の自尊心の低さが気になっていましたが、それはすでに母親からのDVにより感覚が麻痺していたからかもしれません。

そして、もう一つ気になったのが小羽の「居場所がない」という感覚。

住む場所がないなら、さっさと自分の月給でまかなえる地価の土地の賃貸を探せばいいだけの話。

なのに１週間も何も行動を起こしていない。

元の同棲していた家は、利斗は小羽が居なくても家賃には困ってなさそうですが、小羽は安月給で利斗が居なければ住めない家。

その時点で利斗に依存していて、自立していないんです。

精神的な拠り所がない、という意味で居場所がないのかもしれませんが、誰かを自分の居場所にしてしまうと、その人に嫌われたり拒絶されたら死活問題なので、結局服従=依存してしまうのではないでしょうか。

どちらにせよ、今の状況下において「居場所がない」と感じる時点で、依存体質がかなり根深いのではないかと感じました。

それもこれも、母親が暴力や恫喝により小羽をコントロールし、自尊心や自立心が極端に低い依存体質に育て上げた可能性が否めないと思います。

自分の可能性と価値を信じ、他人を踏み台にしてでも居場所を作って邁進してきたエマとはかなり対照的だなと感じました。

まとめ

以上、『サムシングフォーブルー～わたしのしあわせは結婚？～』7巻のネタバレ感想の紹介でした！

利斗を踏み台に更に上を目指すエマの強気な過去と、居場所を失って戸惑う小羽と暴力母親の闇が見えた回でした。

それでは、最後までお読みいただきありがとうございました（^^

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