この記事では、単行本『アオアシ』17巻のネタバレと感想を紹介します!
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アオアシ17巻のネタバレ
アオアシ17巻のは10話分と予想されますので、順番にネタバレ紹介していきますね!
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Point1(170話)
阿久津の目が血走るアシトの活躍…
東京Vを2-0で下したエスペリオン。次の船橋戦でユースの公式戦は最後になる栗林は、今のチームで試合に臨めることに期待を膨らませます。
チェコから代表選手が戻ってきても、アシトを使うはずと、福田監督の采配を想定する栗林。ただ、センターバック(CB)の問題児・阿久津と組むことになると苦笑い。
その時、栗林の元へやってきたのは怪我から復帰した平。試合の感想もそこそこに大事な話があると言い…
一方、東京Vの樹里は、座りながらユースから青森星蘭に転籍した羽田のことを思い出していました。
全てが完備された東京VANSの環境。でもそれが、環境に甘えてしまう自分を作られてしまい、悩んだ挙句、東京Vを退団し、高校サッカーに移ることになった羽田。
当時は分からなかったけれど、今エスペリオンと重ねた時、羽田の思いが少しわかったという樹里。
そして、1週間後のチェコ・プラハ。ジシコフスタジアムでU18日本代表選手の練習日。
代表レギュラーを怪我させそうな、ラフプレーが目立つエスペリオンの阿久津に、堪らず怒鳴るコーチ。一触即発の阿久津を、あくまで陽気に止めに入る義経。
CBでスカウトしたものの、ユースのスマートさがなく、高校サッカーのガツガツした勝ちに貪欲なプレーに、浮きっぱなしの阿久津。
フィジカル、技術は高く評価するも精神面で冷静さがないと試合では使えない。
横のコーチから様々な辛口な見解を聞くも、掘り出し物でも見るように嬉々とした表情を浮かべる監督・市村丈(43)。
その後、阿久津は練習中に、身長差で惜しくも船橋学院・トリポネに競り負けたものの、チームメイトからは称賛の声。
しかし、阿久津はさっぱり納得いかず、そもそも本試合にも出られずサブチームに留められ苛立ちが目立ち…
その様子を見た高杉が、阿久津のプレー全体に指摘を入れるも反発し、エスペリオンが東京Vに続いて大宮戦にも勝つほどマグレは続かないと鼻で笑いますが…
“おーいおーい!エスペリオン…大宮戦も勝ったって!”
義経がスマホをかざして走ってきて、見ると1-0で勝利。しかも、その決勝点はこぼれ玉を押し込んだアシト…!2試合連続で決勝ゴールを決め、凍りつく阿久津。
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Point2(171話)
阿久津がまとう黒い感情とは…?
チェコ遠征第3戦は、日本vsアメリカ。相手チームのミドルシュートを弾くことなくキャッチするGK・槙村。
槙村からのオーバースローを最年少・北野蓮に落とし、そこからパス一本でトリポネに通し、ゴールを決めるレベルの高さ。終始ウズウズしっぱなしのベンチの阿久津。
試合後、コーチと北野の司令塔としての存在感に期待を寄せる一方、市村監督が気にしているのは阿久津。コーチの辛辣評価とは違い、ああいうエゴを貫き通す選手を好む市村監督。
ただし、情念をコントロールできずに沈んでいくタイプという点では、三流選手止まりとなり惜しいと評価。
一方、阿久津は“日の丸を背負う責任感”や“チームへの献身性”などをコーチから散々言われ、ヘドが出る思いで部屋で苛立ちます。
そこへ、高杉たちが入ってきて、プレミア大宮戦の動画を見に行こうとロビーに誘います。控え中心のエスペリオンの驚異的な成長に義経もハイテンション。
すると、北野がロビーで先に試合動画を見ていて、阿久津の黒い情念が沸き起こってきます。青森星蘭の北野が見ていることを不思議がっている一同。
“俯瞰。エスペリオン、俯瞰持ってる選手いる”と、北野が指を差した画面の人物はアシトでした。阿久津としては、最も目の敵にしている人物。
そう言って北野は槙村を呼ぶと、いないことに気づきボーッと義経たちを見る北野。
阿久津は、“俯瞰だけだよこいつは”と、動画を消してギリギリの薄氷試合だった、ガキのサッカーだと問題発言。
それに見かねた義経はサラッと言いました。
“もーいいやお前。ここ、ガキ要らないだよ。日本帰れよ”
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Point3(172話)
ついに監督に直談判する阿久津は…
義経の意見に賛同する高村。
代表から外れた桐木に放った言葉は、自分を含め慢心を切ってくれたと感謝するも、今の阿久津は底の浅いヤツだと、自分自身すら惨めになると攻めます。
優等生の高杉は気に食わないものの、結果を出し、自分の立つ瀬なし。下に見ていた桐木やアシトが活躍して、何も言えずにいる阿久津の胸ぐらをつかんだ義経は…
“お前が腹を立ててんのは、お前自身にだろ”
絶対的存在でいなきゃ気が済まないんだろと、エゴに切り込み、口だけだと言われ去られてしまいます。
二人から完全に呆れられている自分を知り、堪らず監督室に走り出します。
監督に自分を使わない理由を問い詰める阿久津。代表でも自分の信念やスタイル曲げれないことを語り、もし必要なければ今すぐ日本に帰してくれと…
“よかった。福田が言った通りの男だったか”
安心した市村監督が福田から聞いていた阿久津の人物像。それは、一切甘え無用。苦難を跳ね除けて糧にできる強さを持っていること。
何より阿久津を強く欲したのは市村監督自身。強烈なエゴで道を切り開こうとするプレイヤーは希少。エゴを最後まで貫き通す選手は、日本代表に必要だ、それができるかと問われ、決意を持った返事をする阿久津。
その頃、3人で世話のかかる阿久津が、さっさとカムバックしてピッチに立ってもらわなきゃ困るとヤレヤレな感じ。
一部始終を見ていた北野は不思議そう。試合にエゴを持ち出さる阿久津を抱えたエスペリオンが大変だと言いますが、即否定する義経。
何度も阿久津に助けてもらっている事実を話し、さっさと話を脱線する義経。
エスぺリオンではオードリーのANNが流行ってるらしい?kkk#ANN #オードリー #アオアシ #オールナイトニッポン #ビックコミックスピリッツ pic.twitter.com/biXx2tTb2d
— はりぞく (@harizoku_91) 2019年4月3日
北野は母校の星蘭も、お互いがつながりあって成り立っていたチームを思い出し、エスペリオンの強さに重ね合わせます。
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Point4(173話)
エスペリオンにトップ昇格でも笑顔なし!?
ノルウェー戦で一気に開花して新星デビューした阿久津のニュース。その下にエスペリンのトップ昇格者に義経、山田、志村の3名が発表。
追いかけていた選手がプロになり最前列でカメラ調節をする記者の葵と上司。
通路でちょうどアシトたちを会い、クラブユースがプロに直結していることを実感した燃える表情を見た葵。
今後のチームの柱となるアシトに期待をかけて見送ると、なぜか遊馬がボーッと突っ立ていて、相変わらず冷めていることをツッコミますが…
遊馬が“先見の明”を持っていることを、改めて伝える葵。アシトの才能を一番に見抜いてくれて、自分の凝り固まったサッカー感を変えてくれたとお礼を言う葵。
遊馬は“じゃ、次も点取るんで、ホウビにデートしてくださいや”と軽い感じ(笑)
記者会見では、“やっとスタートラインに立てた”とこれからの決意を言う義経。
福田監督への質問は、トップ昇格を20年連続で複数名排出している驚異的な実績において、どんな取り組みをしているのか…?
福田監督からしたら、特別でもなく、上がれなかった選手が10名以上いて、さらにジュニア時代から遡ると20名くらい在籍していた。これで結果3名という数字が多いというのは疑問なところ。
2つ目の質問は、プロ行きできずに大学サッカーに進路変更し、4年後にプロ入りする流れが一般的になっていることへの見解について。
一般的な話はわからんとバッサリ。そして福田監督の個人的な答えは…
大学経由なら良質なJリーガーが増えて合理的だという一方、
“じゃあ22歳でプロになるのか?”
世界レベルで見ると欧州では16歳からプロデビューしている。日本でもそれを追い求めるべきだし、自分はその才能を育てるためにエスペリオンにいる。
この監督の言葉にテレビで見ていたチームメイトに火がつきます。栗林が通った道が、まさに目指すべき方向。
(今の俺にはハッキリその絵が見えている!)
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Point5(174話)
新生エスペリオンが誕生!(仮)
日本代表のエスペリオン選手4名が帰国し、期待が迫る中、さすがにリリースされた義経・山田は船橋戦は控えてもらう流れになります。
そして、栗林のユース最終試合でもあり、レギュラー当確ポジションが空き、アシトたちにとってはチャンス…!
案の定、福田監督は船橋戦のスタメン決めを、主力・サブを混在した紅白戦での結果次第にすると指示。
阿久津は早速、怪我明けの平らに嫌味を言うものの軽めに受け流され、アシトとも目が合うもスルーという珍しい感じ。
そして、阿久津(CB)の指示が入る前に、すでに詰めの動きをするアシト(SB)は、端から見たら見事な連携プレー…!ただ、阿久津はスルー。
紅白試合終了後、スタメンの名前を見た一同。なんとそこには、アシト、大友、冨樫の1年生の名前が書かれていて、思わずガッツポーズ。
福田監督の構想する、新生エスペリオンに果たして近づくことができるのか…?
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Point6(175話)
平の引退宣言にまたしても阿久津が…
新生エスペリオンの主軸として、ピッチに立てる喜びに震えるアシト。同じく初スタメンの同期・大友は放心状態で、冨樫もやってやった表情。
日本代表のトリポネを抑える上で、福田監督が研究用の動画を配布すると言った後、突然の中村平のサッカー引退宣言。
父親と同じ警視庁に入るため、今から勉強に専念するという理由ですが…
2年生で本人が決めたことならと明らかに青天の霹靂。驚きの顔を隠せず、理由を聞こうとしますが、詳しくは練習後にとの平。
こうしたクラブ中途退団者は珍しくないことで、Jユースは高校部活とは違いプロ育成機関。プロになって初めて世間的にも結果として残るものの、それまでは実績には残らず経歴として効果は皆無。
自分で進路を決める平のようなタイプもいれば、親の意見に左右されるケースもあります。
練習後、平が引退決意した本当の理由を聞きに、ほぼ全員がロビーに集まります。
冨樫は毒づいて行く気はないようですが…
高杉からは、学業面でも成績優秀な平は、何も今引退する必要はないだろ。エスペリオンからプロは無理でも、大学経由からでも目指せる実力はあると…
怪我もあったが、これからって時。しかも、何の相談もなかったと、桐木も不可解な感じ。ようやく穏やかな表情で口を開いた平。
ジュニアの頃から才能を見続けてきて、次の世代が入ってきた時に“心が折れた”と本心を打ち明けます。
すると、後ろから“情けねえ。船橋戦と言わず、今すぐやめろや、平ァ”と、不謹慎にも阿久津がトゲのある言葉を放ちます。
これに怒りを見せた高杉が、阿久津の胸ぐらを掴み一触即発…!
(言っていいことと悪いことがある、船橋まで日がないってのに…)
険悪すぎる状況に焦る大友は、見回すとアシトがいないことに気づき…
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Point7(176話)
アシトが平の元に集まらなかった理由
それに対して、阿久津が平らに吐いた暴言の言い分は…
サッカー引退するならベンチ入りは不要。平の思い出作りのために、船橋戦で席を開けるのはおかしな話。
“要らねぇよ”
一切、ブレない阿久津。チームメイトからは平とは打ち解けたように見えた…という言葉を鼻で笑い…
“船橋戦に勝ちたくねえのかよ”
ここで浮き足立っていたら確実に負ける。あくまで私情を挟まない徹底した精神に、高杉もそこには共感。
船橋戦まで残るのは、平らに未練があるからで、もし揺らいでいたとしたら、試合を通して再度考え直すようチームメイトも後押し。
船橋戦は、平が出られるよう点差を広げる。1位と3位の天王山の舞台に出て、もう一度サッカーに向き合ってもらうと、士気を高める皆。
一方、平の元へは行かなかった冨樫が部屋に戻り、アシトがパソコン画面にかじりついている姿を見て、意外そうな顔をします。
話しかけても、1人でブツブツ言っている異様なアシトに、冨樫が近寄ると…
対船橋の試合動画を目に焼き付けるように見て、選手一人一人を分析結果をつぶやいている様子…!
冨樫の存在にも気づき、視線は画面のまま説明。
船橋の“トリポネ”と“二原(ふたはら)”というフィジカル重視のFWは、マンマークが効かず、簡単なクロスも競り勝ってヘディングゴールを決める強さ。
ゾーンで守るかどうかと話すアシトは、もはや平のことは頭に入らない…
“船橋戦のこと以外、今は何も考えられねえ…っっ”
誰にも負ける気がしない。この感覚も失いたくない。
そして、アシトのイメージは出来上がり、自信を持って言えること、それは…
“このメンバーで負けるわけがねえっ!俺達が勝つ!!”
船橋の攻撃を抑える方法が、どんどん浮かんでくるアシトは、あまりの選択肢の数に興奮が抑えきれない様子。
冨樫も気持ちが完全に切り替わり、アシトと船橋対策を実施。
その夜、福田監督の元に来客が…
“すいませーん。青井葦人の母親なんですが、ユースの監督っています?”
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Point8(177話)
アシト母に真実を語る福田監督は…
愛媛からやってきた突然の来客・アシト母を迎え入れ、コーヒーを差し出す福田。
同じ愛媛出身の福田は、親近感を寄せるように愛媛出身プロサッカー選手の名前を挙げていきましたが、その辺は疎いアシト母は誰だか分からないと流し…
“アシトのことなんですけど…あいつ、頑張ってますか?”
メールなどでやり取りをしているものの、試合結果や点数などを見てもピンとこないので、直接伺うアシト母。
“信じられないような成長速度です”
福田から見ても、成長曲線が凄まじく、前例のない逸材感を伝えます。
“それって、つまりその…楽しくやれてるってことですか?”
連絡しても出ないし状況が分からず、イライラしていたというアシト母にとって、ここが一番気になるところ。
プロになれるか聞かれるのが普通なので、拍子抜けして笑う福田。
そして、アシトがサッカーを楽しくやれていることは間違いではないけれど、部活のような楽しさではないことを伝えます。
“高校サッカーを選んでいた方が、心の底から笑えていたと思います”
そう伝えて、場面は栗林に平の件を伝える2年生メンバーたちに切り替え-
試合を通して辞める人間を引き止めるような真似は、正直賛成できないと、もっともな返事をする栗林。そこへ桐木も同調するも…
“ただ、相手が平っていうのは、何も思わないでいるのはちょっと酷だ”
船橋のトリポネと二原相手に、新体制とも言えるDFへの負担を考えると、KO同時に攻撃を仕掛けるのは良いと前向き。
“仲間のために勝つ…か”
栗林いわく、船橋や星蘭などは高校サッカーの権化。「チームのために」という執念はユースの比にならない怖さがあると、経験談を話します。
ともあれ、平を試合に出すために先取する考えに、同意する栗林。
そのとき、ちょうど下を見下ろすと、花が歩いている姿を発見し…
花はアシト母(紀子)からラインで、義理兄の福田と話してるから来たらと誘われるも、適当に断ります。
釣れない花とのラインを一旦止め、福田にアシトをスカウトしたのは、本人的にはどうなのかと尋ねます。
アシトが部活動として高校サッカーをやっていれば、チームのために頑張るスタイルは性格的にも楽しめた…
一方、ユースは徹底的に「個」の選手力が優先され、プロ選手の育成場であり、アシトの考えがエスペリオンで確実に矯正されていることを伝えます。
アシト母の見立てでは、アシトは危うい状況でもあると察します。つまり、一つのことにのめり込みすぎると、目の色が変わり別人になる。
福田もそれには同意見。
それなら尚のこと、試合前に息子に合って話すこと勧める福田は、実はすでにアシトをここに呼んだとのこと。
そのころアシトは、船橋戦の分析も途中段階で、福田の呼び出され、ブツブツ不平を言いながら歩いていると…
目の前の花とばったり遭遇。さらに、その後ろから母の呼んでいる姿が…
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Point9(178話)
心配する母を邪魔扱い!?
母・紀子&花と同時対面するアシト。気まずい花はしれっとその場を離れようとするも、紀子に捕まり、アシトの様子を伺います。
紀子は、アシトの兄・瞬が地元ユースに中途入団テストを勧められたことを伝え、アシトも気掛かりだった兄の進展に喜ぶ…はずが、そうはなりませんでした。
福田も門限気にせず、母とゆっくり話してこいと言いますが、
“オッチャン、俺はものすごいものを掴めそうな感覚があるんや。次の試合で…”
今は船橋戦での攻守コンプリート戦略のことしか考えられない状態で、神経が研ぎ澄まされたアシト。
今、母と話すことで気が緩み、その考えが崩れてしまう気がする。応援に来るなら、中途半端な今ではなく、プロになってから来て欲しいと、割り切った答えを出します。
挨拶も早々に帰ろうとすると、さすがにわざわざ来てくれた紀子を蔑ろにするのは違うと、アシトを咎める花。
“紀子さん君のことが心配して上京してるんだ。話してあげることもできないのか?”
それに対し、何を心配しているのか理解できないアシトは、うっかり邪魔発言をしてしまい、すぐ母に言い過ぎたと謝ります。
船橋戦が終わったら話そうと、母に笑顔を向けるアシト。
紀子は終始、アシトの没頭具合と、たかだかサッカーに感情が囚われてしまっている部分が不安しかない様子。
“何かを掴み取れそうなのもわかった。でも、もし掴めそうになったら、時には逃げ出してほしいんだ”
全く何を言っているのか分からないアシトは、そのまま帰ってしまいます。
帰途で、栗林とバッタリ会うアシト。さっきの様子が聞こえていたようで…
“周りを切り離してでも突き通したいものができたか”
もし、今のスタイルのまま船橋戦で何かを掴めたのなら、世界に通用する。
そう言って2人は別れ、いよいよ来た船橋戦当日…アシトに待ち受けていたものとは!?
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Point10(179話)
アシトの構想によると…
観客席に集まるアシト母や杏里たち。
前回試合のアシトの活躍をスマホニュースで見るもあまり関心がない様子のアシト母。波長の合わない人たちと一緒にいてダルそうな母は、花が来るのを待っている感じで…
一方、エスペリオン側は初スタメンの陣営に士気が高まっている様子。
船橋戦の主将は高杉。
過去最高のボルテージまで高められたのは平への情とかではなく、練習から全員の集中力の賜物だと再確認する高杉。
作戦は、“キックオフと同時に攻勢に出る”超攻撃型サッカー。
「例の攻撃」の徹底と、守備のケアを呼びかけ、阿久津の指示に従うことを本人に確認する桐木。
チームの熱気とは反対に、一人目を瞑り、精神を研ぎ澄ませているアシト。
昨日の母や花のことは頭から消えているほど。以前なら気持ちが引っ張られていたはずが、まるで隙のない精神状態と自覚。
その頃、ようやく花が到着。杏里と目が合うも、スッと視線をピッチに向けて、“頑張れアシト”と声に出します。
いよいよキックオフの笛が鳴り、ゲームスタート…!
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アオアシ17巻の感想・考察
平の引退でチームの士気は落ちる…!?
平の気落ちとしては、後輩に追い抜かれていく己の限界と、チームの成長を見ていたいという気持ちの葛藤はあったはず。
でも、スポーツという勝負の世界では、どんな言い訳も通用しない。なら、将来のために方向転換するという苦渋の決断は、止むを得ない選択だったでしょうね…
自身の実力を過信せず好判断とはいえ、高杉たちにとってはすんなり受け入れがたい状況。
ましてや、阿久津の辛辣な一言で結束が乱れるという最悪な状況。やはり、一匹狼が牙をむいてきましたね〜。
平の意思が分からずじまい…!?
平の意見が聞けると思ったら、終始無言で表情の変化のみでした。なので、真意を知ることなく、船橋戦で最後の答えを出す流れになってしまいましたね。
さすがに、みんなの気持ちは汲み取ってくれるとは思いますが…
チーム自体が、平のために試合をするモードになり、船橋の強さを見くびっているような、危機感が欠けてしまっているような気がします。
その意味では、阿久津くらい噛み付いた方が、平の心境的には、優しさ以上に本音を引き出せるのではないでしょうか。
福田監督が挙げた愛媛出身選手
作中で紹介された愛媛県出身の選手です!以外と多いもんなんですね。
- 長友佑都
- 福西崇史
- 福田健二
- 川又堅碁
- 鎌田大地
2年生と考えがすれ違い…!?
平を試合に出させるために試合展開を考える、阿久津以外の2年生たち。
その一方で、スタメンに選ばれ激アツのアシトは、船橋戦攻略を夢中で分析中。正直、アシトにとっては、平の引退はすでに過去の話になっているわけです。
冨樫もアシトと同意見。大友も中立的な考え。となると、チームの勝利への道筋は1、2年の間で少なからず異なり、温度差も違ってきます。
これが吉と出れば良いのですが、試合中に変な焦りや味方同士の衝突が起こってしまわないかが心配なところですね。
となると、アシト母が、どうやってアシトに冷静さを与えられるかが気になるところです。
瞬のスピンオフ作品も現実に…!
瞬とアシトが別れた日から、瞬サイドのスピンオフ作品が描かれることが決定しました!
あの心優しき兄が、長きにわたって、どのような経緯でユースの目に留まったのか…
めっちゃ気になりますね!
※作品化についての詳細は後日発表予定。
アシトとチームの温度差とは?
アシトが船橋戦にかける構想は、一貫して攻守コンプリート。
ただ、イメージを固めたSBアシトと、守備の要とされるCB阿久津の動きがケンカしないかどうかが気がかりなところ。
唯一、アシトの考えを察している栗林が、どう生かすかも見どころですね。
今回のゲームでは、今まで以上の挫折と再起が繰り返されると考えられます。
船橋戦の個人技ではアシト劣勢!?
エスペリオンの守備陣による連携プレーが、面白いほどハマって一瞬でもチョロイと思ってしまうほどですが、とんでもない…
おそらく、フィジカル面で不利なのは大友とアシトのライン。阿久津がフォローに入ってもフッキにゴリ押しされれば、苦戦を強いられるのは明白。
トピポネに対抗できるのも阿久津なので、この時点で後手に回る構図が懸念されます。
船橋メンバーの層の厚さから考えても、後援がやってきたらエスペリオン全体が下がる必要に迫られるはず。
となると、例の形が上手く展開できるかが気になるところで…
まとめ
以上、『アオアシ』17巻のネタバレと感想・考察の紹介でした。
最後までお読みいただきありがとうございました(^^
以下、『アオアシ』を全巻無料で読めるかを調べてみましたので、単行本派の方はぜひ参考にしてみてください!
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