こんにちは、マドです!
この記事では、単行本『二月の勝者』7巻のネタバレと感想を紹介します!
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二月の勝者7巻のネタバレ
7巻の見どころは全部で9話分ありますので、順番にネタバレしていきますね!
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Point1(56話)
マウント取りたがり女子の撹乱開始!?
ここからは出し惜しみなく、打てる手は全て打っていくスタンスで臨む黒木。
その頃、学祭見学に来ていた加藤匠は、鉄道研究会のNゲージにすっかり魅了され、ひたすら色んなアングルから見ることに没頭。
上杉海斗も同校を見学に来ていて、父親が所属していた生物部に興味を示します。
初のカエルの解剖のグロさに悲鳴を上げますが、父からすると楽しげで微笑ましい光景。
一方、Rクラスのリーダー格の今川理衣沙が、自分を置いて成績を上げだした山本佳苗の足を引っ張る行動にでます。
きっかけは、佳苗が学祭で個別行動をして女子グループの輪から外れたこと。
さらに、志望校を分相応レベルに落として、人知れず受験モードに入ったこと。
さらに、最近は成績で佳苗に追い抜かれたこと。
プライドが高く、サボって楽したい理衣沙にとっては、自分の断りなしに勝手に抜け駆けしたと受け取り、胸中穏やかではない様子。
それは、塾の小テストで、生徒同士で問題用紙を交換して採点した時にも顕在化。
5問中4問も正解だったのが気に食わず、間違った採点で知らぬ存ぜぬな顔をする理衣沙。
さらに、佳苗が席に戻る前にシャーペンを机横のカバン掛けの上に隠して、困らせたり…
大内が好きなキャラのマスコットを、ガチャで当たったからと強引にあげて、仲間に囲い込もうとしたり…
そんな様子を佐倉は知る由もないものの、今日2回分の計算テストのコピーを見ると、明らかに不自然な採点ミスだと気づきます。
この受験生にとって大事な時期に、まさかという嫌な予感が走り…
“佐倉センセ、としたの?アタマ抱えて”
コーヒー片手に声を掛けてきた橘は、いろいろ察している感じで…
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Point2(57話)
大内礼央が無実の叱責を食らい…
あからさまな採点ミスについて、受けた側の佳苗にどんな状況かを
聞きに行く佐倉と橘。 その場では、“気のせいです” の一言で、あっけらかんとした佳苗。
取り越し苦労だったと安堵しながら戻っていく橘ですが、佐倉は一
向にモヤモヤが晴れず… すると、後から女子トイレで、佳苗から里依紗が犯人くさいと打ち
明けてくれました。 佐倉としては、同じ女子というのもあり、信頼してくれたことに感
極まりそうに… 佳苗としては、女子の裏表は当たり前。
でも、人間関係キープのために負の方向に引っ張られるよりも、受
験合格のためには勉強第一と、ブレない頼もしさ。 佐倉は、自分が思うより受験生だ…と安心。
ただ、その後も里依紗の巧妙な嫌がらせは続きます。
ターゲットにされた大内礼央に、自習室で帰りに寄り道しようと執
拗に誘い、うるさい雰囲気になり、見かねて橘に言いつける男子。 でも、橘が注意しにきたタイミングで、大内が里依紗に反論中だっ
たため、理不尽しも大内が怒られるハメに… 何かがおかしいと、佐倉は悶々と一人、里依紗が佳苗の答案にした
採点ミスのテストを見つめていました。 すると、Ωクラスから戻ってきた黒木が覗き込み、一瞬で悟られる
佐倉。 粗方の経緯を話すと、“お手柄です”と、鈍感な佐倉が繊細な女子の裏
を読んで、事態悪化の前に報告したことを珍しく賛嘆。 黒木いわく、小学生は人間関係により、簡単に成績が落ちるとのこ
と。 でも、打開策はあるとのこと…!
佐倉にはまたサンドバッグになってもらうとのことで、子供達のためと作戦を飲みます。
さらに、それ以外にも佐倉に一肌脱いでもらうと、不敵な笑みを浮かべて掲げたのは、また席替え表…!?
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Point3(58話)
Rクラスの席替えは成功して…!?
娘の芳しくない合格判定の画面を見て、どうにも浮かない表情の大内礼央の母。
すると塾から出てきた娘が、自習室の一件で泣きながらやってきてビックリ…!
今川里依紗と講師の橘について事情を聞いた母は、塾に抗議すると言ってくれてホッとする礼央。
ただ、礼央が里依紗の件でイライラしながら文句を言い出したので、スッと笑顔で宿題を促す母。
その頃、柴田家ではΩクラスの子(ジュリ)が優秀すぎて、引け目を感じると同時に、これ以上ついていく自信がないと泣き出し…
それでも頑張ると宣言する、娘の姿に限界を感じ、ジュリから離れるためにクラスと志望校JGの切り替えを検討するまるみ母。
翌日、下級生の自習室に移った礼央ですが、うるさすぎて橘に教室を変えて欲しいと言いますが…
“また自分を棚に上げて”と、まるで取り合ってくれず却下。
その後の、Rクラスの授業では、里依紗が意図的な採点ミスをしないか注意を払う佐倉。
でも、結果は…普段は満点の礼央が、なんと0点という散々なものに…
黒木が暗示していた、人間関係のよる成績落ちを目の当たりにして、焦る佐倉。
さらに、礼央は自宅でも母親にテスト結果を叱責され、環境のせいにしすぎと…
Aクラスから落ちた理由もそれだと言われ、泣きっ面に蜂状態。
-後日-
席替え表が掲示されて、盛り上がる生徒たち。
Rクラスの里依紗の席は、一番後ろ端で、その周りを囲むように男子3人席。
佐倉が見たのは、明らかに安堵した表情に変わった女子3人。
一方、Ωクラスでは、まるみが最も敬遠したかったジュリが隣席になり…
その後、まるみ母からの電話で面談の日取りを決めていた黒木。
佐倉はRクラスの雰囲気の変化や、礼央の0点について黒木に話し、案の定の結果になったこと実感。
それを受け、早速“一肌脱ぐ”よう佐倉に促しますが、その内容がまるみ母との面談同席という…
つまり、JG断念とクラス替えをチャレンジ校の看板を懸け、何としてでも阻止することだったのです。
佐倉なりのやり方を学び取るようにと、課題を言い渡され…
-
Point4(59話)
まるみ母を説得しなかった訳とは…
柴田まるみ母との面談日。
ΩからAクラスに落とし、志望校を女子学院からランク下げを要求されると踏んだ黒木ですが…
まず最初に言われたのが予想通り、“Aクラスに戻す”という点。
黒木が言う、なんとしてでも阻止する戦略とは何かと、集中力を高める佐倉。
しかし、いつものように怒涛の説得に入ることもなく、淡々とまるみ母の言葉を繰り返し、聞き役に徹している様子。
話の流れとしては、まずまるみがΩの授業に合っていないと感じる母。
要は、学校とは違い、友人関係自体は良好だけど、クラスの子達の学力レベルが高すぎて、劣等感を感じてしまっているとのこと。
それが、本人にとって苦しく、このまま続けられる精神状態ではないと判断。
さらに、志望校の女子学院は、明朗活発な子が多く、大人しいまるみには向いていないため、分相応の学校にするべき…
ひとしきり、伝え終わったまるみ母。
それらを鑑みて最善策を考え、席替えしたばかりのため、次回の席替えまで諸々考慮しながら様子を見ていくと約束する黒木。
そして、先ほどの家庭内でのまるみの様子を踏まえながら、授業中の様子を話し始めます。
授業では、良い友人関係が結べていて、切磋琢磨しながら成長していること。
環境の変化という厳しい状況で頑張っている一方、家庭内でしっかり自分の苦しみや弱い部分をさらけ出している。
これができるのは、円滑な家庭環境・親子関係があったればこそと、母を絶賛。
不安な思いは、全て塾側が相談を受け入れると、改めて親身な姿勢を見せて、まるみ母を見送る黒木。
佐倉は、今回はクラス下げ阻止の話をやめたのかと聞きますが、全くそのつもりはないとの黒木。
つまり今回は、単なる“ガス抜き”とのこと。
思い出すと、まるみ母の話を傾聴していただけで、一度も肯定していなかった…
最初からクラス替えも、志望校変更もしないと決めていた黒木。
この手口は、9月に“夏の成果”を保護者一同に話した、はぐらかしと先延ばしと同じだと唖然とする佐倉。
ただ、黒木の本当の目的は、中学受験に起こり得る関門、
“受験生本人よりも、親の方が先に音を上げる”
これを未然に防ぐことだったのです。
さらに、Ωの席替えは、単にまるみの為に実行したのではないとのこと…!?
課題のように佐倉にその意味を問いかける黒木。
その頃、Ωクラスの国語の授業で、桂が漢字テストを開始したところ。
ジュリが鳴らす鉛筆のカツカツ音が、速すぎて焦燥感を掻き立てられるまるみ。
終了後に解答用紙を交換して、答え合わせをしますが…
漢字自体は20点満点のジュリですが、桂いわく「とめ」「はね」が全然なかった為、12点という勿体ない評価。
一方、まるみは丁寧に書かれていて、17点という結果。
そこでジュリは改めて、自分はまるみの几帳面さを見習うべきだと、意外な言葉を掛け…
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Point5(60話)
樹里がまるみを家に連れて来たのは…
黒木との面談を終え、塾を後にするまるみ母。
すると、いつも俯き加減の娘が、今日は嬉しそうな様子に驚き、何かイイことでもあったのか聞いてみると…
あの悩みの種であった樹里から、漢字テストで褒められた事を伝えるまるみ。
後ほど、まるみ母から黒木の元へお礼の入電があり、桂のグッド対応に感謝すると、講師一同に志望校別講座についてを再確認します。
つまり、講座にふさわしい学力が無ければ当然受講できず、ボーダーラインの生徒には、黒木が直接ギリギリの現状を伝え済みとのこと。
さて、その頃…樹里は母親に何やらお願いをしている様子で…
翌日の自習室で、まるみに土曜の授業前に一緒に寄ってほしいところがあると伝える樹里。
それが聞こえた桂は、黒木に報告すると、“予定通り見逃しちゃって”とスルーを促されます。
当日、まるみが向かった先は、樹里の家である美容室…!?
初めて入る、オシャレなお店とフレンドリーな両親とスタイリストたち。
まるみが通されたのは、地下で子供を預かる用のレストルーム。
そこで、樹里がさっそく取り出したのは漢字専用テキスト。
やはり、前回の塾のテストで、雑な字形で減点をリベンジしたい思いがあり、まるみは苦手な計算問題をやって、お互いに交換採点をしようと提案。
すると、ジュースを持ってきてくれた樹里の母が…
黒木から、日曜特訓の受講条件は、国語強化が必要との連絡を受けたことを言って、恥ずかしがる樹里。
一方、まるみは特に何も言われていないよう…
焦る樹里は、丁寧に漢字を書くのは性に合わないから、算数だけで受験できる学校を選び直すと、JGを諦めかけます。
でも、まるみが喝を入れてくれて、苦手克服をしようと引っ張ってくれて…
その頃、Ωクラスの自習人数が少ないと、気がかりに思う佐倉。
前日に、寄り道を画策していたことを聞き、あの2人を一緒にしたらマズいと動揺しますが、黒木が冷静に狙いを伝えます。
7月までに全単元が終了し、夏休みに単元の復習をし、あとは過去問と実戦訓練で応用力を身に付けるのみ。
そこで、待ち構えている弱点の分厚い壁は、小学生にとっては苦行そのもので、本人の情熱だけでは克服不可能。
ではどうするか…?
効果的なのは、大人の協力姿勢や、子どもの“内なる感情”の利用。
さらに、危険と思われる生徒同士を混合させて、化学反応を生み出すことなど。
あらゆるものを多様に、そして強引に織り交ぜて、成長を促す。
黒木の作戦は果たして吉と出るか…!?
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Point6(61話)
樹里が歩道橋でまるみに向かって…
筆ペンをプルプル震わせながら、丁寧に漢字の書き取りをする樹里。
これは、書道を習っていたまるみの案で、雑に書きがちな「とめ」「はね」も、意識できるようになるとのこと。
実際、樹里も悲鳴をあげながらも、少しずつ良くなってきている様子。
まるみも算数の質問を樹里にして、お互いが向上している雰囲気に、樹里の両親もほっこり安心します。
樹里がトイレで離席中、まるみにマイペースな娘に合わせてもらっているお礼を言う樹里母。
実は、小学3年生までは樹里にカラーをかけたり派手目の服を着せていたり、勉強もあまりせず成績は良くなかった。
でも、制服のない自由な校風・JGの存在を知った樹里は、そこで中学受験の意志が固まりました。
もしかしたら、学校で浮いていたのかもと思い、おしゃればかりさせていた反省と共に、娘の受験を応援するスタンスを取る樹里母。
戻ってきた樹里から、行けるといいねじゃなくて、「(まるみと一緒に)行く」なんだって!と強気な樹里。
帰り道、歩道橋の上で実りのある勉強会だったと意気揚々な樹里は、まるみと自分が真逆だと言いますが…
基礎問題しか解けなくて、応用ではつまずいてばかり。
どんどんデキてしまう樹里と肩を並べるのが辛いと、初めて吐露するまるみ。
確かに樹里は、2年間ずっとΩクラスだったり、入塾当初も他の生徒をごぼう抜きしたり、コツコツ自習できたり…と、自分が今ままでどうだったかを振り返ります。
つまり、まるみを自分とは逆と言った意味とは…まるみには“伸びしろ”しかない!ということ。
驚いたまるみは、今日初めて樹里の弱い部分を見て、それを克服しようと努力する姿も知った。
その上で、“そっくりそのまま返すよ”と伝え、2人は高揚感の中で塾に向かいます。
樹里が“ハロー”と挨拶して、タイムカードのIDパスを押します。
ただ、その後に続いたまるみも“ハロー”と言って、さらに樹里と同じパスケースを使っていたことに、びっくりする佐倉。
その驚き顔を向けられたため、解説が必要かと問いかける黒木。
先日も話した、女子は人間関係で成績が落ちる件は、逆もしかり。
周りからしたら、内気なまるみと活発な樹里は合わないと思われそう。
でも、“あんな風になりたい”という願望が、憧れる側はもちろん、憧れられている側も思っているケースがある。
結果、黒木の席替え作戦は大成功したというわけですが…
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Point7(62話)
保護者には合格できるとは一言も…
出勤時に桂が、樹里&まるみの掛け合わせが成功して良かったと、黒木に話を振ったところ…
五分五分で上手くいく実験が成功したといって、まさかの賭けとは恐ろしい人だと笑う桂。
日曜特訓のクラス分けが決まり、佐倉の目を引いたのはΩクラスのまるみが、最難関クラスに届かなかったこと。
ただ、生徒の個人面談で、樹里効果があったのか、JG志望は変えずに、一個下の難関クラスで狙っていくと、強い意志を見せるまるみ。
樹里や花恋にも、ポジティブ感を出して、2人ともまるみの姿に安心します。
その後も、生徒との面談を続ける桂と佐倉は、最後にAクラス・三浦佑星と面談。
すると、志望校に対しても見学時に好感触を持ち、合格ラインに届かせるための苦手項目もまとまっているため、頼もしい印象を受けます。
ただ、本人は良いとして、問題なのは佑星の両親のマインド。
次の保護者面談では、あえて最初に三浦家からスタートし、担当は黒木と佐倉。
黒木はストレートに、やるべき単元は全て夏までには終わっていて、今後新しく教えることはないと言い切ります。
さらに、志望校が偏差値50に対し、佑星は偏差値43。
ますます不安になる両親に、合格率と偏差値のロジックを解説。
そして、前年の桜花では佑星と同じ偏差値の生徒が、同校に13人中5人も受かっている事例を紹介し、表情が明るくなる両親。
今後、学力向上を目指す上では、過去問演習を繰り返し解いていき、その後は赤本をコピーしてテスト形式で行う方針。
赤本に関しては、黒木のGOサインがあった上で、自宅で本番同様に時間を計って行ってもらう流れ。
赤本は早めにやった方が良いのでは…と、父の疑問に対して、中学受験は少しのダメージで自信を無くす懸念があることを伝えます。
塾で慣れさせた後に実践し、苦手な単元を浮き彫りにして、都度クリアにするサイクルで、最終的に本番で得点できるよう伸ばす指導で進めていく。
それを聞いた両親は、ほっとした様子で退室。
ただ、黒木は一度も“合格する”とは言っていないことを明かし、困惑する佐倉。
とはいえ、学力向上の言葉は本当であると聞いて安堵。
一方、佑星両親は、意気揚々としていた帰り道に重大なことに気がつきます。
試験日を除いた場合、日曜があと15回しかないこと。
つまり、日曜特訓や子供のコンディションなどを考慮しても、4ヶ月もあるなどと悠長なことは言っていられないわけで…
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Point8(63話)
成績順の席替え開催!
フェニックスの最上位クラスS1で行われたのは、恒例の成績順による席替え。
とはいっても、最前列から2列目までは神7と呼ばれる固定メンバー。
その中の2列目には海斗の双子の兄弟・上杉陸斗も着席。
担任講師・灰谷は、ふと陸斗が以前、海斗も桜花でクラスアップしたと言っていたことを思い出します。
一体あの差をどうやって黒木が縮めたのか、指導法が気になる灰谷で…
一方、桜花の講師面々を集め、先日の面談での手応えを各自から吸い上げる黒木。
懸念されたのは、保護者と生徒の志望校の不一致。それによる不和や反発が生じていたこと。
特に、田中利休という男子生徒は親がIT系のため、志望校も世界的IT企業と提携している学校を無理に受けさせようとしてる点。
黒木曰く、そもそも未だに自分が通うのではなく子供が通うということを自覚していない保護者がいると、片腕で逆側の肩を揉みながら呆れ顔。
思っていたのと違う学校だと感じても、自分で選んだのなら頑張って通えるが…
そう言いかけ、すぐに他の生徒の様子を聞き出す黒木。
一体何を言いかけたのか…気になる佐倉ですが、話は大学附属が年々倍率アップしている件に変わります。
いわゆる「GMARCH」は昔とは違い、偏差値以上の難易度になっていること。
例えば、偏差値50は小学6年生全体ではなく、受験生の枠組みの話。
さらに、センター試験が記述式になったことなど、様々な不安要素が重なり、例年以上に大学附属の受験者数が殺到している模様。
ただ、なかにはその辺を加味して、安全校ラインまで附属校を抑えている生徒もいるとのこと。
一方、Ωクラスにも一部転換が見られ、今までトップだった島津順が2位となり、トップは前田花恋に変わりました。
諸々伝え終わった黒木は、残り4ヶ月間という時間のない状況に、どう臨んでいくかを投げかけて終了。
さて、その頃…
生徒&母親たちも、家庭で悲喜こもごもな展開が目白押し。
山本佳苗や加藤匠の家庭では、親子一体となり、志望校も手の届く位置に…
塾を信じてよかった、と子供の成長に実感が湧いている様子。
片や、今川理衣沙や大内礼央の家庭では、どうも空回りしていて、全部塾のせいにして、感情的になっている様子。
そして、上杉海斗はというと、帰宅後にリビングに置いてあった陸斗の模試結果を見て“かっけえ”と驚嘆。
さらに…
“…うん、よし。決めた!”
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Point9(64話)
発売後に更新予定
https://dramad-tv.com/2019/12/29/nigatsuno-sosha-08kan/
二月の勝者の最新刊をおトクに読む方法
紹介しました『二月の勝者』を、せっかくなら黒木先生や佐倉先生たちの絵を含んだ漫画で読んでみたいですよね。
※7巻は2020年2月9日発売予定となり、現在最新刊は6巻になります。
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6巻 | 7巻 | 8巻 |
二月の勝者7巻の感想・考察
見込み有無の判断基準は?
山本香苗の母は、十中八九で神保女子学園に志望変更するでしょう。
香苗もその考えに異論を持たないはずですし、黒木も賛成意見。
これこそ学校見学の成功例でもあり、母の英断も合わせて評価できます。
実際、中学の生徒と自然体で仲良くできるってことは、学校レベル的にも本人にピッタリなのが見て分かりますからね〜
対する、まるみは今が苦境で、まわりの実力差に愕然としている状態で辛そうですね…
実際、偏差値72とかバケモノですから、そんな子が当たり前にいるクラスじゃ、まるみの性格的にも身が縮む思いでしょう。
ただ、この負のスパイラルから脱すれば、ジャイアントキリングなり得ると踏む黒木。
かつての島津順と上杉海斗と同様に、ジュリがまるみを引き上げる鍵となるのか…
仲間意識のすれ違いで関係崩壊!?
どうやら、受験を自分ごとと捉えた生徒と、全く乗り気でない生徒の間に、意識の違いが鮮明に顕在化してきましたね…
今まで同じ歩調でサボりながら、うまく回してきたR女子3人。
でも、母の鶴の一声をきっかけに、最終的には自ら志望校を決めて本腰を入れ始めた佳苗。
この時点で、ようやく佳苗のスイッチが入り、既視感たっぷりのテキストも塾の授業も、目的達成のためのツールに変わったと考えられます。
そして、案の定、マウント取りたがり女子の理衣沙は、両脇の1人が勝手に独り立ちしたことに焦り、妨害に乗り出したわけです。
ただ、海斗と順の感情むき出しのケンカとは違い、かなり陰湿なやり口で…辟易しますね。
これは、まだ序の口で、他のR女子も巻き込み、佳苗をハブにして、間接的に心的ストレスを与えていく流れに発展しそうです。今週の二月の勝者
女子グループのいざこざ(いじめ)
ここでこれが来ましたか…キツイ。
人を引きずり落としても自分が上がれる訳じゃないんだよ。
佐倉先生、お願い気づいて!— 闇夜のにゃんこさん (@mukumuku555) August 19, 2019
佐倉先生が気づいても、余計火に油を注ぐ結果になる予感。
黒木先生から再三言われた、「自分のアタマで考える」ことが今こそ求められますね〜
願わくば、理衣沙のヤル気スイッチを入れられればと思いますが、難しいでしょうね…
黒木先生よ、なんとかしてください!
今川里依紗が撹乱する理由とは…
今まで一緒に群れていたメンバーが、ある日突然、目標を見つけて飛び立つ準備を始め出したら、ダラけていた人物は当然焦りだします。
里依紗の場合は、特に相手の状況とか考えず、自分本位に行動するので余計厄介な話。
受験モードのメンバーは自制心がしっかりしていないと、確実に足を引っ張られますね。
以前、カンフル剤と称し、黒木が投入した桜花のOGとの懇談会は、里依紗にとっても動機付けになったはず。
受験は甘くないとリアルな意見を聞くことで、その時は勉強する姿勢が変わったかのように思えましたが…
ただ、あくまで特効薬なので、当然モチベーションも長く続かないということも証明にもなりましたね。
やはり、恐怖という支配ではいずれパンクするし、ここに入学したいという意欲には到底及ばず、放っておくと余計に目的意識を見失うことも懸念。
これを、黒木先生がΩクラス同様に、席替え作戦でどう打開するのか楽しみですね〜
大内礼央が四面楚歌すぎる件…
今回メンタル的にやられた礼央ですが、かなり厳しい扱いを受けていて可哀相でしたね…
これ以上、理不尽なことが起こったら潰れていた可能性もありますね。
まるみの自信を刺激したジュリは…
黒木先生が実践した、まるみ母のガス抜きは見事でしたね。
まるみ母の言葉を繰り返す方法も、押し付けなく、寄り添い、共感という、相手に安堵感をもたらすトークスキルを活用していました。
さらに、まるみを劣等感から逃避させることに、どうしても目が行きがちですよね…
でも逆に、まるみがビビっているジュリにリスペクトさせることで、とてつもない感情の起伏を与えられると踏んだのが分かりました。
ここまで狙っていたのなら、黒木先生の戦略眼には脱帽ですわ。
樹里が素直でイイ子なのは親の影響…?
自由奔放でポジティブ思考で、行動力溢れる樹里が、初めて弱音を吐いたのが驚き。
しかも、同じ志望校を狙っていて、総合偏差値では樹里に及ばないまるみの目の前で…
ただ、弱い部分をしっかりさらけ出せるのは、本気でJGに行きたい気持ちの表れでもあると思いますし、まるみもそれを理解しているからこそ、背中を押したわけですね!
恐ろしいのは、黒木先生がこの展開すらも読んでいたという点…(笑)
生徒の性格や特質を見極め、保護者のバックアップすら発動させましたからね〜
今まで、まるみが敬遠したがっていた樹里と、まさかの勉強会をするなんて…
まるみ母は、不安な様子でしたが、機転の利く樹里母が付いているから大丈夫でしょう!
この2人は保護者も同様に、対照的なのである意味肌感は合いそうですね。
ここからどう変化するのか気になりますね〜
木が見極めた生徒同士の相性とは?
引っ込み思案なまるみと、活力に溢れる樹里という一見対照的な2人から、相乗効果を生み出した黒木先生の慧眼に脱帽と言ったところ。
知識を積み上げてきた時間が違うため、成績や吸収力にも差が生まれるのは当然。
でも、まるみの慎重で丁寧な性質が、樹里にとってのコンプレックスでもあることを発見。
現状、樹里の方がJG入学の意志の強さや、偏差値的に手が届く可能性も高い。
その上で、まるみの良い部分がよく見えている樹里が、自分に足りない部分を彼女から吸収しようとするのは明らか。
すると、雲の上の樹里の役に立っている自分の良さに改めて気づくまるみ。
お互いに高め合える存在と認知しました。
内情をぶっちゃけて、深い仲になった2人ですが、まるみが最も気にしている、デキすぎる樹里と同じ土俵にいることへの引け目。
しかし、その差があることを「伸びしろ」と表現した樹里。
こう言ったのは、性格が真逆でも、同じ目的に対して真摯に取り組む姿勢が、自分と重なったからと考えられますね。
もし、まるみの本気度が足りなかったら、樹里も笑ってスルーしていたはずです。
真逆の性格と、同じ本質を秘めていると捉えた上で、試した化学反応は、見事に成功したと言えるでしょう。
合格率を人数に落とし込んだ場合…
佑星の保護者面談では、黒木先生の言葉のマジックが効いたようで、読者としても合格できそうだと安心感が伝わってきました。
ここでいう、偏差値50の合格率80%というのは、偏差値50の受験生が100人中80人が受かるという見込み数字。
要は、残り20人は偏差値50以下でも受かっているため、決して偏差値50でなければ合格しないという話ではないこと。
これだけ聞けば、やる気もアップするし、時期的にも偏差値を上げられる可能性は大いにあると考えられますね。
でも、全員の同じ志望校を目指す受験生が、みんな学力向上したら偏差値は上がるどころか下がることだってあります。
黒木先生が最後に言っていた、この時期に学力を上げるための必要条件とは一体何なのでしょうかね〜
今川理衣沙と大内礼央の泥沼化!?
もともと佳苗の足を引っ張ろうと企んだ、理衣沙の嫌がらせ。
でも、これがことごとく失敗に終わり、代わりに礼央が火の粉を被る羽目になりましたね…
ここだけ見ると、単に子供同士の問題と見られますが、正直母親の人間性にモロ影響を受けているのが分かります。
一番の差は、子供との対話と協力姿勢の欠落。
基本的に自分の考えが最優先で、子供が思い通りにならないと、すぐに他者(塾)のせいにする典型的なご都合変換型なので、子供を通して塾の話をするだけ無駄。
さっさと自ら塾に乗り込んで、黒木先生から洗礼を受ければ、少しはマシになるでしょう。
厄介なのは、そういう落ちた生徒をどうモチベーションを上げるか…
また、生徒同士の格差に嫉妬して、学習意欲を邪魔してくる問題児を出さないよう、取り締まり方法を考えていかなきゃいけませんね〜
まとめ
以上、『二月の勝者』7巻のネタバレと感想・考察の紹介でした。
最後までお読みいただきありがとうございました(^^
『二月の勝者』を無料で読んでみたいという場合は、以下記事で調査結果を紹介していますので、参考にしてみてください!
https://dramad-tv.com/2019/06/11/nigatsunoshosya-free/