私が15歳ではなくなっても。11巻ネタバレ感想！人生終了が迫る正太郎とここあ

この記事では、あむ先生の漫画『私が15歳ではなくなっても。』11巻のネタバレ・感想を紹介します。

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『私が15歳ではなくなっても。』11巻のネタバレ紹介

「人はどうして皆私を馬鹿にするのだろう？」とシイナは過去から現在の自分の状況を思います。

配信が周囲にバレ、キモイ、人生終わってる等言われ、学校に行きたくないと思っても家でも母親に配信の件を責め立てられるシイナ。

「どこまで行けば幸せはあるのだろう」と考えながら通学路を１人で歩く日々。

その通学路の途中、家と家の隙間に小さな花畑と遠くに海が見える場所があり、それはとても綺麗でした。

そんなことを思い出すシイナに「永椎、永椎、永椎、永椎、永椎イィィ」とここあは詰め寄りシイナの髪を掴みます。

いつもならここあに委縮してしまうシイナですが、何故かあんまり怖くありません。

今なら何でも言える気がすると感じたシイナは「く、悔しい？」とニヤつきながら、ここあも正太郎のモノを口にすればと挑発します。

その言葉に「こっ、殺すッ。永椎ッ、お前はッ」とここあはシイナに激高し正太郎の磔台に押し付けます。

正太郎は「やっやめてくれっ、二人ともっ」と止めようとしますが、押し付けられた拍子に倒れる磔台。

シイナに馬乗りになったここあは「永椎、お前が、嫌いだった。お前みたいなのが身体を売り物にすれば親に望まれない子供がッ」と言葉を浴びせていると「スミマセーン。警察です。扉を開けて頂けますか？」とドアの向こうから声が…。

困惑する３人。

警察は続けて「こちらの部屋の窓から女性が侵入したとの報告がありました。その女性が中にいるかと思うのですが、扉を開けて頂いてよろしいですか？」と質問してきます。

警察の言葉で加熱した空気が一瞬で凍り付きます。

しかし、そんな雰囲気の中「岩下ここあ、人生しゅ～りょ～！ｗ」と笑い出すシイナ。

更に「自分は逮捕されて、その上自分がいじめてた女と自分の父親が未成年淫行で逮捕って、流石に世間、馬鹿にするでしょ。味わえよ、同じ地獄」と続けます。

売春は売る側は違法だが刑罰は無いとシイナ。

「私の高校生活はずっと終わってた。パパ活がバレて今更失うものなんて何もない」とシイナはここあに言い放ちます。

そんな状況の中「外してっ。早くっ、手足っ」と騒ぐ正太郎。

現在、この状況で１番失うものが多いのは確実に正太郎です。

それは正太郎の40年間の全てを失う状況だから。

ここあは涙を流しながら正太郎の拘束を解こうと必死になります。

それを見たシイナは「無駄だよ。ラブホにＪＫと来ちゃってる時点で言い訳のしようがない。どうやったって終わり。アンタのせいだね。私と２人だけならこうはならなかった。アンタのせいで警察が来た。アンタが父親の人生を壊した。アンタが終わらせたんだ」と暴力的な正論を繰り返しここあに投げつけるシイナ。

反抗できないことを知っていて、こちらに被害がないから「ああ、なるほど、そうか、そういうことか」とシイナはあることに気付きます。

失っていく人間へ、失うものがない立場から更に「石」を投げるのはなんて甘美なんだと…。

初めからない希望に縋るここあに最も鋭利な石を投げたいと思ったシイナは、自分の下着を脱ぎ始めるのでした。

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