「楽しく死んでみたい人募集 50万円〜」というネット上の怪しいキャッチコピーを見つけた雀は、会社内の凄惨なイジメを苦に思わずポチり…
身内に承諾をもらい、依頼人があたかも亡くなった設定で偽の葬儀を行い、加害者の化けの皮を剥いで真実を暴くという胸スカ制裁漫画『葬偽人』。
を順番に紹介していきます。
（上の文字を押すとスルスルっと移動します）
『葬偽人』5巻の見どころ・ネタバレ
ストーカー犯らしき女が金をばら撒く？
カバンから何か出しながら日和たちのベンチに近づく人物に危険を感じ、通行人を装ってぶつかりに行くツカサ。
なんとか間に合って倒れた人物に手を差し伸べると、相手の性別は女性。
しかも、落とした封筒から万札がバラバラと散らばり、慌てて拾い集めて立ち上がり、日和の元へ向かいますが…
不思議に思いながら、その場はスルーしていく女性。
一部始終を撮影していたエイコウから動画を見せてもらっても、女性に全く身に覚えのない日和。いったい何者なのか？
衝動でメールしてしまった日和と、勢いで引き受けOKをしてしまった雀が両者反省。
提案としては、日和の両親へ相談してもらうこと。
娘がいきなり葬儀をあげると聞いたらショックだし、この際に打ち明けるのも良いのではと促すツカサ。
翌日、日和からの伝言で両親からの資金提供ができ、めでたく契約成立に喜ぶ雀。
ストーカーは日和を直接監視していない？
依頼料の支払い了承の件を、ツカサは電話で確認。
ついでに、次に人気のない場所に行くことをSNS投稿し、実際に日和は行かなくて良いと指示します。
電話終了後、ツカサは次はマイク・イヤホン無線でのフォローなしで、日和に聞き込みをするよう指示されます。
ストーカーがどこかで監視している件を危惧する日和ですが、誰も見張っていないし例のコメントは全部ハッタリだと断言するツカサ。
行動パターンから推測するのは詐欺師やマジシャンの十八番だから、この類の手法はすぐに分かったと。
「人は真実よりも自分の信じたいものを信じる」
エリーが格言めいたことを言うと、亜衣里に騙された昔の自分を思い出し、ハッとする雀。
パフェのグラスに窓に書いてある店名が反射して見えるため、投稿画像からでも店名は判別できる。
映画にしても、若い女性の80%が「泣けた」と答えたアンケートともとに、「泣き虫」というワードが使えた。
スマホを見ながら歩くから俯いているとも判断。
友達・ユカになりすましてラインできたのは、SNSで情報収集したから。以前、亜衣里の卒アル写真も匿名提供されたわけですし。
頼もしいメンバーに感化されて、自分も役立ちたいとモチベが高まる雀は、一人で日和に会いにいくことになります。
資金提供した日和の両親の思惑
一方、エリーとエイコウは、もう時期やって来る日和の両親に「葬偽人」として資金提供の意思確認をする準備を行います。
ただ、匿名で誰かを傷つけるのは卑怯で許せないという気持ちはもったまま。
そんな時、優しいお姉さんが自分も10年前に上京した時、同じように迷っていた自分が重なったからと、助けてくれてホッとする雀。
部屋に篭りっぱなしの娘のSNSを見ると、変な気持ち悪いコメントが目立ち、スクショなどで証拠を残していたようです。
弁護士や警察は取り合ってくれない中、娘から事件により資金援助の連絡をもらい、悩みを打ち明けてくれた嬉しさでいっぱいに。
怪しい業者でもなんでも、誰も助けてくれなかった中、唯一娘を救済してくれる人として快く依頼料を支払いを、逆に頭を下げられ交渉成立。
モヤる日和の心境とストーカーの関係
別行動をしていたツカサが向かった先は、日和がSNSで指定した「画家の個展」会場。
案の定、先日公園でぶつかった例の女性がキョロキョロ見回していて、SNSをチェックしているのを発見。
早速ツカサは、スマホのSNSをチラッと見てから声を掛けましたが、すごい勢いで逃げられてしまいます。
雀も拠点に戻ってきて、買ってきた牛丼を食べながら、今後は雀が日和から聞いたあらましを聞きます。
日和は雀との会話中もスマホを手放すことはなく、理由を聞いたら何を書かれているかチェックしないと「不安」だからととのこと。
犯人を特定できる方向に動いているから、気にしない方が良いと伝えると、犯人が誰かなんて知りたくないし、ただクソコメを止めてもらいたいだけとのこと。
逆にSNSに「死にたいフラグ」を立ててみたら、フォロワーが心配してくれて、葬偽人の自分葬儀を早くやってみたいと楽しそう。
SNSをやっていない雀がチクらないことを安心材料に、告白してくれたのは良いものの、なんだかすごくモヤッとする雀。
その点、エリーは卑怯な犯人がムカつくから、一刻も早く炙り出したいと意気込みます。
総じて、日和の両親が依頼料の支払いに応じてくれた吉報もあり、イイ両親で良かったと雀は安堵。
今一度、自分たちの仕事は、復讐ではなく「死んだフリを手伝う」ことだと再確認。
どんなケースであれ、依頼人の希望通りに事を遂行するように認識を擦り合わせ、その点に関しては雀も快く同意。
そんな葬偽人の計画を知らないストーカーは、今どうしているのか…
とある、一軒家にパソコンモニターの明かりだけが真っ暗な部屋にボウッと光っているシーン。
壁には日和の盗撮写真が無数に貼られていて、複数アカウントやIPアドレスを変更するため、スマホが何台も設置されているデスク。
座っている何者かが、パソコンを勝手に触ったことや、直接「僕の日和ちゃん」にあったの？と詰問。
その問いを向けられた相手は、ケーキとコーヒーをトレイで持ってきた例の女性だったのです。
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『葬偽人』5巻の感想・考察
ツカサが公園や個展で会った例の女性は、ストーカー犯の母親だったことがほぼ確定となりましたね。
おそらく、母親は息子のストーカー行為を止めるため、日和にSNSをやめてもらうことを現金10万円くらいで交渉を試みようとした、と予想されます。
日和がSNSさえやめてくれれば、必然的に息子も追求できずに諦めてもらえると。
一方の日和は、承認欲求に支配されて、クソコメさえなくなれば無問題という考え。
となると、日和が「死んだフリをする葬儀」を行なったとしても、アカウント自体は残り、しばらくして日和が投稿再開したら、同時にストーカー行為も継続されるのではないでしょうか。
結局、どちらかが止めない限り、この件は解決しないという依頼人の望む結末にはならない可能性が出てきました。
まとめ
以上、『葬偽人』5巻のネタバレ感想の紹介でした！
法に触れたりポリシー違反しない限りは、SNS投稿自体は本人の自由ですが、日和にとっては単に承認欲求のツールになってしまっているため、今回は落とし所が難しいです。
他人が介入しても、本質的な問題解決には繋がらないはず。
この微妙な状態をツカサがどうやって手解くのか気になりますね〜
それでは、最後までお読みいただきありがとうございました♪
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