この記事では、COMIC ヤミツキ掲載漫画『小悪魔教師サイコ』9話のネタバレ・感想を紹介します。
※7日以内に解約すれば完全無料!
『小悪魔教師サイコ』9話のネタバレ紹介
竜斗のターンのはずだったのに
「まさかナイフを手放すとはな、とんだマヌケ女だぜ!」
床に仰向けに転がる心春の腕をおさつけるように上から覆い被さり、この機を待っていたという竜斗。
佐々木くんよりはバカじゃないんですね、と心春は冷静に返します。
彩羽と同じように両目をブッ刺してやる、と息巻く竜斗に対し、心春は、そんなことしたら私死んじゃいますね…と言い…。
「かわいそうとは思わないんですか?…あぁ、かわいそうでたまらない」
誰がてめぇなんか、とあざ笑う竜斗ですが、かわいそうなのは心春ではなく、竜斗の母親だと。
「上の子は寝たきり、下の子は殺人犯」
お母様、子育て大失敗ですね、と微笑む心春。
誰のせいでこんなことになったと思ってんだと竜斗が怒鳴っても、あなたがどう思おうと社会的に抹殺されるのはお母様だ、とどこ吹く風。
小学生の頃、金属バットを振り回し暴れた竜斗を抱きしめ、お兄ちゃんが大変な時だからもう暴れないで、お願いだから私を困らせないで…と泣き崩れた母。
親子授業参観にも欠席ばかりだった母。
お前に何がわかる…と竜斗は震えますが、さっぱりわかりませんねぇ、とバカにしたように心春は笑うのです。
「そもそも秋月くんなんかに私を殺すことなんてできるんですか?」
竜斗にできるのはせいぜい周囲に反抗し、彩羽と陸の後ろに隠れて弱い者イジメをするくらいだと。
結局自分の問題から逃げていて、兄が廃人になり、恋人が殺されても、ナイフがなければ何もできないと…。
ついにキレた竜斗、心春の首を本気で締めます。
そこへドンドンとドアを叩く音が。
アザミが心春を助けに来たと言いますが、竜斗はやめようとしません。
ドアが開き、突入してきたのは警察。
お前だけはこの手で殺す!と手を緩めない竜斗ですが突入してきた警察に押さえられます。
「秋月竜斗、これ以上罪を重ねるな!」
葛西先生は天使です
竜斗が心春を見ると、ギリギリ生きていたようで、心配するアザミの横で咳き込んでいます。
放せ、と暴れる竜斗。
陸の遺体に気付いた警察が救急隊を呼びます。
通報したのはアザミで、どうやら心春が怖い思いをしたことになっている様子。
陸も彩羽も自分の兄も、全部心春がやったんだと必死で訴える竜斗ですが、警察は、彩羽の部屋で竜斗のナイフが見つかったこと、玄関には竜斗の指紋があったこと、押収済みの大量の血痕があるジャケット、そして女性への暴行について聴取すると。
葛西にハメられたんだ!と叫ぶ竜斗ですが、アザミが自分への暴行もあるんだと被せてきます。
さらにアザミは、自身のケータイで化学準備室の会話を録音していたようです。
陸がノリノリで心春を犯そうとしている場面から、「もうやめて…!」と心春が叫ぶところまで。
途中ベロチューで陸を煽った場面に関しては、自分をレイプする順番で揉めた二人をなだめなきゃと思って…と悲劇のヒロインのような演技で説明した心春。
その後の豹変ぶりは録音されておらず、アザミは通報しておいた刑事たちを迎えに行ったので聞いていなかったようです。
ありがとう冬川さん、と両手で顔を覆って涙する心春の口元には笑み。
本当に、便利な子ーー。
もうやめて、と言うまで録音するように指示し、アザミの動きをコントロールしていたのは心春。
ーーこれはあなたが生徒として幸せになるための、正義の戦いですからーー。
揃いも揃ってクソ女に騙されやがって、警察なんかただの無能だと叫ぶ竜斗。
警察は、竜斗が彩羽の家に行ったことを正直に言わなかったことを挙げ、さらにダウンジャケットを警察にもってきたのは竜斗の母だと告げます。
息子がなにか危険なことに巻き込まれているのではと心配して相談しに来たと。
誰にも家族のことは相談できなかったが優しく声をかけてくださった方がいてーーと警察に説明した母。
その優しい方も、もちろん心春です。
竜斗くんはきっと寂しいのだ、お母さんとして竜斗くんの持ち物やお部屋に目を配るようにと助言し、その結果母親は血塗れのダウンを見つけたのでした。
それを聞いた竜斗はもはや絶望、脱力してしまいました。
竜斗を連れて立ち去ろうとする警察に向かって、アザミが声をかけます。
葛西先生が居なかったら、きっとずっとこの人たちの奴隷でした、と。
「葛西先生は、天使です!」
「違う、この女は悪魔なんだぁぁぁあ!!」
叫びも虚しく、竜斗は警察に引きずられていきました。
その年の3月、離任式ーー。
自分の指導が至らなかったために二人の生徒を失ったが、生徒たちと過ごせて幸せだったと壇上で離任の挨拶を述べる心春。
体育館には、葛西先生ありがとう!という生徒たちの声と拍手喝采が響き渡ります。
彩羽の取り巻きたちも先生のおかげで変われました、と花束を贈呈。
アザミは大泣きしています。
マルイ先生のおっしゃったとおりですーー。
心春は思います。
生徒の幸せを守ることが、自分を幸せにしたと。
とっても楽しめた上に、尊敬までされるなんて、教師って、サイコー…。
他の先生たちも感動的だと話します。
自分の生徒が目の前で殺され、自身も危ない目にあったのに生徒たちに尽くした先生、ということになっているようです。
そして、どうやら次の高校、若草市立氷坂高校も何かあまり良くない噂がある様子…。
張り切っていきましょう!と笑顔で初登校してきた心春の美しい姿を、高校の上階から見つけてさっそく心をときめかせている若い男性教師がいました…。
『小悪魔教師サイコ』9話の感想・考察
ついに竜斗と心春の戦いが終わりました…竜斗の完敗という形で。
アザミを使ってくるだろうことは予測されていましたが、母親に血塗れダウンを提出させ、状況証拠では足りませんとばかりに現行犯逮捕のシナリオを用意するとは…。
竜斗はいつでも心春を殺せる状態にあったのに、言葉巧みに竜斗を惑わせ時間を稼ぎ、頃合いを見計らって今度は煽りに煽って殺人未遂の現行犯で掴まえさせるという鮮やかな手口!
お母さんが可哀相というのも…竜斗がここで心春を殺そうが殺さまいが、どちみち彩羽と陸殺しの濡れ衣を着せるつもりだったのですから、やはりただの時間稼ぎのトーク術だったのだと思います。
確かに竜斗は様々な鬱憤をひどいイジメで発散してきており、報いを受けて欲しい気持ちにはなりますが…これは因果応報というにはあまりにも酷な気もします。
そしてすでに二人を殺害、一家族を社会的に抹殺した心春は素晴らしい先生としてたたえられている…なんと恐ろしいのでしょうか、葛西心春。
次の学校も「正義」の毒針を刺せそうな問題校の様子ですが、今回はもしかすると生徒ではなく、教師がターゲットになるのかもしれません。
※7日以内に解約すれば完全無料!
まとめ
以上、『小悪魔教師サイコ』9話のネタバレ・感想考察の紹介になります。
兄と彩羽のために報復しようと頑張った竜斗ですが、どこまでも心春の手のひらの上で踊らされ、あっけなく退場となりました。
もし、同じようなエログロ・サスペンス漫画が気になるという方は、以下作品もおすすめですよ♪
話題のサスペンスホラーおすすめ漫画
- 闇深:4.5
- 露出:3.4
- グロ:4.0
- 著者:合田蛍冬/三石メガネ
- 9巻(2022年3月時点)
- 闇深:4.2
- 露出:3.8
- グロ:3.5
- 著者:千代
- 8巻完結
- 闇深:5.0
- 胸糞:4.8
- 伏線:4.2
- 著者:福田ますみ/田近康平
- 4巻完結
- 闇深:4.1
- 露出:3.2
- 伏線:4.0
- 著者:英貴
- 8巻(2022年3月時点)
- 総評:4.5
- エロ:3.8
- グロ:4.0
- 著者:xxx/xxx
- ●巻(2022年3月時点)
- 総評:4.3
- エロ:3.8
- グロ:4.0
- 著者:xxx/xxx
- ●巻(2022年3月時点)