クズメン彼氏から結婚前に２年の遊び期間を要求された小羽。
都合の良い女でも自己犠牲愛でも何とか繋ぎ止めたいという異常な執着心が、彼女を支える周り変えていく悲恋漫画『サムシングフォーブルー～わたしのしあわせは結婚？～』。
を順番に紹介していきます。
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『サムシングフォーブルー～わたしのしあわせは結婚？～』6巻の見どころをネタバレ
わたしのしたいことって何だろう
ーー深夜から朝まで、響き渡る利斗のハイテンションな声。
同棲していた頃、毎晩オンラインゲームの徹夜プレイ配信をしているようで、連日騒音で一睡もできない時があった小羽。
時は早朝の５時、どうせもう寝られないなら…と早めに出勤し大事な商談に備えることに。
起き上がると寝不足による頭痛に悩まされながら、ボーッとした頭でトイレに向かいます。
…またトイレットペーパーの芯落ちてるーー。
拾ってゴミ箱に入れよう…とすると、目の前にはゴミが溢れ返り蓋も閉まらないゴミ箱が。
そこへ配信が終わった利斗が出てきます。
おはよう、と声をかけた小羽ですが。
「掃除なんて自分からやりたいと思ってやるもんだろ、やりたくねぇならやらなくていーよ」
そう言い残しトイレへ行ってしまいました。
小羽は死んだ目でゴミをまとめ、出勤時にゴミ捨て場に捨てたのでしたーー。
一方現在、家を飛び出しマキの家で朝を迎えた小羽。
旦那のこうちゃんが美味しそうな朝ごはんを用意してくれており、マキは食卓でコーヒーを飲んでいます。
こうちゃんは食器も洗い、僕は先に行くね、とゴミ袋を掴んで出勤していきました。
旦那さんゴミ出しまでしてくれるんだね、とマキに話しかける小羽。
料理好きなこうちゃんは家事も率先してやり、料理な苦手なマキと上手く家事を分担しているそう。
小羽には、自立し助け合う二人の関係性が眩しく感じます。
旦那さんからの猛アプローチで結婚したんだもんね、とマキに話を振る小羽。
最初はタイプではなかったようですが、彼の思いやりにより自己肯定感があがり、自分のことも彼のことも好きになれたのだとマキは話します。
小羽は、マキ達夫婦に憧れつつも、利斗があんな風になったのは自分が何でも受け入れてしまっていたせいかも、と気付いたと言います。
それを聞いたマキは、同じ状況でも思い上がって高慢になる人とそうでない人がいる事を指摘し、小羽を励まします。
ちゃんと見る目を養って、自分を大事にしてくれる相手を選べば大丈夫だと。
重ねて、無闇に自分を責めず、相手のニーズにばかり応えるのではなくもっと自分自身を見つめるようにと優しくアドバイスしてくれました。
「ちゃんと自分の人生、生きなきゃダメだよ」
自分の人生かーー。
自分がやりたいことは何だろう、と仕事をしながらも思案する小羽。
ただひたすらに、りっくんと結婚したいという思いばかりだったーー。
仕事後、一旦着替えなどを取りに自宅に帰り、またマキのところに戻ることにしました。
今夜は利斗はロケで夜まで居ません。
ペアマグを見ると最後の会話が思い出されます。
結局私はキープなんでしょ、と詰め寄った小羽に何も言い返さなかった利斗。
本当はーーと自分の願望が溢れてきます。
“違うよ”と言い訳してほしかった。
婚約しているのだと、少しでも安心させてほしかった。
一度でいいから、抱きしめてほしかったーー。
不器用でも、彼なりに愛情を注いでくれていたと感じていた小羽。
嫌な事が100あっても、良い事が1あるとそれが途方もなく幸せに感じてしまう。
だからこそ、これからどうしたらいいのか分からないーー。
荷造りを終え、ふと顔を上げると、利斗が告白のときにくれたスノードームが目に入ります。
私達の幸せの象徴…真っ白に濁って、霞んで、もう形が見えないよーー。
スノードームに背を向け、小羽は家を後にしました。
慎太郎にお姫様抱っこされるドジっ子小羽
マキ宅への道すがら、小羽が商店街を歩いていると、横を走り去った自転車の女性が財布を落としました。
拾って全力疾走で追いかけながら、女性に声をかける小羽。
すると不運にもヒールが折れ、顔面から地面にダイブ。
小羽に気付いた自転車女性が戻ってきて、財布を受け取りお礼を言います。
痛がりながらも、良かった〜と笑う小羽、そこへ心配して走って来たのは、お花屋さんの慎太郎でした。
靴が壊れ、膝も怪我してしまっているのを見つけると、小羽が大丈夫ですと言うのも聞かずにスッと小羽をお姫様抱っこで抱えてお店へ歩きます。
恥ずかしくて真っ赤になった顔を両手で覆い隠しながら、大丈夫ですから降ろしてください…と小羽は訴えてみますが、ニコッと笑いかけ完全にスルーする慎太郎。
可愛い女の子抱えてどうしたの〜なんて道行く慎太郎の知り合いにからかわれながらもお店に到着。
膝には絆創膏を、さらに靴の修理までしてくれました。
小羽が感謝を述べたあと、少しの沈黙があり…。
『あ…、あの…っ』
偶然声が重なる二人。
『この間はすみませんでした…っ』
これも声が被ってしまい、二人で笑います。
慎太郎の笑顔を見ると、安心する、受け入れられているような、存在を許されていると感じる小羽。
少し談笑すると、慎太郎も小羽が笑顔だと安心する、と言います。
利斗と言い合ってから、ずっと心配してくれていたようです。
「小羽さんは、他人のために絆創膏を持つ人ですね」
自分が傷つくかどうかには関心がなく、人に絆創膏を渡して喜ばれることで満たされてしまうのだと。
そうやって幸せになれるならいいが、結果的に自分には何も返って来ず、ただ疲弊するという悪循環だと。
そう話す慎太郎は、自分と奥さんとの関係をそこに重ねており、とても暗い表情になります。
いつも明るい慎太郎がこんな顔をするなんてーーと心配になる小羽。
そこへマキと旦那さんが迎えに来て、また笑顔に戻った慎太郎とは別れました。
慎太郎の過去に何があったのか…もう少し話したかったと感じる小羽でした。
一方、ロケが終わり東京駅に着いた利斗。
朝からずっと小羽に連絡を取ろうとしていますが既読さえつかず、シカトしてんじゃねえよ、と苛立ちます。
そこへエマから着信があり、飲みへ誘われました。
エマから誘ってくるなんて珍しい、このまま押せばいけるかも…と余裕の笑みがこぼれます。
しかしそのエマは、シャンパン片手に数人の男たちと居て、利斗を8代目ポチと呼んで笑っています。
今のところ使えそう、それがエマの利斗への評価でした。
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『サムシングフォーブルー～わたしのしあわせは結婚？～』巻の感想
小羽と慎太郎は自分のことより他人に尽くしたい絆創膏タイプ。
マキいわく「思い上がって高慢になる」利斗とは主従関係ができてしまい相性最悪ですね。
絆創膏どうしなら、互いに相手を思いやり、思いやられることで、双方ともに自尊心を高めるいい関係になれるかもしれません。
マキの言う通り「自分を大切にする」「自分の人生を生きる」ようにすることで、相手へ依存してしまう傾向も改善できそうですし。
小羽はずっと利斗と結婚したかったんですね。
あんな利斗と結婚しても苦痛なだけでは…？と思うのですが、「結婚」すれば自分を向いてくれる、幸せになれる…と盲目的に信じていたのかもしれません。
100虐げられても１の優しさで幸せに感じてしまう、たまにある１の幸せを噛み締めてしまい離れがたくなってしまう、愛情が受けられるのではと期待してしまう…。
これを聞くと、モラハラDVに近い関係性に陥っていたことが推察されます。
今回の家出をきっかけに、良くない関係性から抜け出せるといいのですが。
利斗はエマにテキトーに利用されて捨てられそうなので、小羽に戻ってくる展開も予想されます。
まとめ
以上、『サムシングフォーブルー～わたしのしあわせは結婚？～』6巻のネタバレ感想の紹介でした！
小羽は、自分でゴミも捨てられないモラ男から抜け出し、自分の人生を生きるということを考え始めました。
それでは、最後までお読みいただきありがとうございました（^^
しょせん他人事ですから ～とある弁護士の本音の仕事～ 
ハーレムきゃんぷっ！ 
社内探偵 
