この記事では、COMIC ヤミツキ掲載漫画『小悪魔教師サイコ』14話のネタバレ・感想を紹介します。
『小悪魔教師サイコ』14話のネタバレ紹介
本物の流儀をカラダで教わる似非サイコ
「サイコパスの傷害衝動」を止めるには物理的に動けなくするしかない。
そう言ってイスで殴りかかる心春と、すんでのところでそれをかわし続ける篤弥。
ギリギリでつかんだイスで、振り下ろされた心春のイスを受け止めると、あまりの衝撃に篤弥の手が使い物にならなくなります。
このタイミングで向けられたのは、ちゃんと両手で握られた、しっかり篤弥の首を狙ったカッターナイフ。
ニコニコの心春、犯行を目撃された優等生の自暴自棄な自殺、という筋書きを説明しながら、ガチで首を刺しにいきます。
これもなんとか避けた篤弥は、猛ダッシュで逃げ帰ります。
自分の部屋に飛び込み鍵を閉め、情報を整理。
実はサイコパスというのは、犯行を誤魔化すために本を読み漁ってなりすましていただけの篤弥。
それを心春に見破られ、犯行現場も録画されてしまいました。
バラされれば、善良優等生キャラの人生は終了してしまう。
逆に心春を告発する作戦も考えますが、心春の善良教師キャラは隙がなく、暴挙の証拠もありません。
本物のサイコパスなら心春を殺すだろう、と冗談交じりに考えていると、ふと脳裏を過ぎったのは…本物の異常者の狂気を宿した心春の眼。
よくよく考えてみれば、私なら本気で殺すという類の発言が散見されていたことも思い出します。
心春が実は本物のサイコパスで、本気で自分を殺そうとしていた可能性に思い当たり、震え始める篤也。
そこへ響くインターホン。
心春が、ついに家までやってきたのです。
『小悪魔教師サイコ』14話の感想・考察
来ました、圧倒的ホラー展開…!
家まで突撃してくると、どうしても彩羽を惨殺したときのシーンとデジャヴしてしまいます。
今回は篤弥の母親がいるので、母親の前で決定的な何かするということはまずないでしょう。
しかし、なぜ家までわざわざ赴いたか?
今までの傾向からすれば、
①篤弥を殺害し、パニックに陥った自殺に見せかけるため。
②後々、篤弥自害のシナリオを立ち上げるために証拠品を置きに来た。
③精神異常者、として社会的信用度を墜落させるために罠を仕掛けに来た。
あたりの可能性が高い気がします。
篤弥の部屋は、サイコパス関連の書物の他に安楽死の方法や拷問についての本などが並んでおり、グロ系のポスターがでかでかと貼られています。
ここだけ切り取られて、篤弥は実はヤバい奴だった、自殺願望あるいは他殺願望があった、と言われても決して否定できないと思います。
少し面白いのは、そういうあからさまにヤバそうな本たちの合間に、生きづらい人への本や、自己肯定感の高め方の本、ヒーリング系の本も散見されること。
元々はやはり真面目で小心者なのだろうと推測されます。
また、今まで殺されてきた生徒たちとは違って多少サイコパスの知識と想像力があるため、下手に抗ったところで勝ち目がないことも予測できており、頭も良いのでしょう。
それがなぜ、このような中途半端なイタズラに走っているのかはまだ解明されませんが…。
描写の感じからして、柴田健吾に何か怨念があるか、もしくはとにかく自分の評価を上げたいがために自作自演しているか、といったところでしょうか。
思春期は妙にムシャクシャしてしまう時期でもあり、篤弥の犯行では本人以外だれも怪我をしていないので、思春期の黒歴史の一幕に心春にぶち当たったがために命を摘まれてしまうとしたら…やはり少し可哀想に思えてきました。
個人的には今後の展開は、もう少し篤弥に恩赦が掛かってほしいなと…見込めない希望を抱いています。
まとめ
以上、『小悪魔教師サイコ』14話のネタバレ・感想考察の紹介になります。
心春にイスで殴りかかられカッターで刺されかけたところを命からがら逃げた篤弥、犯行の証拠も握られて対抗する術もなし、更には心春が本物の殺意を持ったサイコパスであることを悟り震えおののく中、心春が家までやってきたのでした。
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