この記事では、白石なぎさ先生の漫画『レンタル妻』11巻のネタバレ・感想を紹介します。
『レンタル妻』11巻のネタバレ紹介
今回の依頼者は入院中の妻
今回の依頼者は指定場所で待ち合わせ、解散を希望とのこと。
ミユがお泊りデートプランか訊ねると通常プランらしく、会社の人の不思議そうにしています。
そんな話をしている内に着いた場所は大学病院で、この中のカフェが指定場所だそうです。
病院内のカフェで待ちつつ、どんな人物か想像を膨らませるミユ。
するとミユの名前を呼ぶ人物が…。
ミユが見ると患者服を着た女性がそこに立っていました。
場所を変えたいと言う女性に連れられ、その女性の病室に案内されます。
依頼者は山田涼子と言い、ミユはまず状況を整理することに。
涼子は予約システムの都合上こうなってしまったと話しミユに謝罪。
ミユに相手をしてほしいのは涼子の夫だそうです。
涼子の言葉に衝撃を受けるミユ。
今日は夫の誕生日だが涼子は入院している為、祝ったり夫婦生活をすることが出来ない、昨年も同じ状況だったと話します。
夫は気にするなと言いますが、涼子は今年も無理だと悔しそうな表情を浮かべるのでした。
自分の代わりに夫の誕生日を祝ってほしいと言う涼子に、それで喜びますかと返すミユ。
妻が無理なら別の妻という話ではないのではと訊ねます。
涼子はその通りだと返しますが、今の夫には癒しが無いと話します。
仕事に追われ、休日は涼子の見舞いに家事で休む暇がない。
だから涼子は息抜きで出会い系や風俗を勧めてみたそうですが、実際はそれどころではないとのこと。
涼子はそんな夫を見るのが耐えられず、レンタル妻なら気軽にお願いできるかと思ったと涙を流します。
過去の純一を思い出したミユは、涼子の強い思いに押され承諾。
それを聞いた涼子は家の鍵と地図を渡し、笑顔でミユを送り出します。
涼子の家に向かう車内で、すごく嬉しそうな笑顔を浮かべていた涼子を思い出したミユは複雑な心境になるのでした。
涼子の依頼は裕介には逆効果
涼子の夫の裕介が家に帰ると家の明かりが点いていました。
涼子が本当にレンタル妻を頼んだのかと呆れつつ家に入る裕介。
裕介が家に入ると、とある匂いに気付きます。
その匂いに気を取られていると、お帰りなさいとミユが裕介をお出迎え。
一瞬沈黙の後にミユは裕介と一通り夫婦のやり取りをしますが、やはり裕介は乗り気ではない様子。
しかし涼子の期待を裏切れないと頑張ることに。
裕介がお風呂から上がるとテーブルには誕生日のお祝いの料理が並んでいました。
ミユが祝っても素っ気ない態度の裕介。
涼子が余計なことをしたせいで他人に祝われて複雑な空気の食卓に裕介は困惑。
以前は当たり前だったが涼子の手料理が入院してからは食べれなくなり、恋しかった裕介には他人のミユが作った料理でもありがたみを感じます。
苦笑いするミユを貶してるわけではないと前置きしつつ、そんなことを思わず言ってしまう裕介。
ミユは裕介はそんなことはない、いつでも涼子が帰ってこれるように行動していると微笑みますが、それを聞いた雄介はビールの入ったグラスをテーブルにダンッと置き寝室へ戻って行くのでした。
寝室で1人になった裕介はミユの様な商売の女性に同情されるなんて情けないと落ち込み、そのままベッドへ。
しばらくすると寝室のドアがノックされミユが入ってきました。
裕介はスマホを見ながら無視し、先程の態度を取ったのにどの面下げてヤるんだ、朝謝って早く帰ってもらおうと狸寝入りすることに。
ミユは裕介の背中に触れながら、さっきは裕介の気持ちを考えず勝手なことを言ったことを謝罪。
裕介はミユは何も悪くないだろうと自分の先程の振る舞いを謝罪します。
ミユは妻として受け入れてほしいと、制止する裕介を無視して口で奉仕を始めます。
そのままミユは行為をしようとすると、やめろとミユを突き飛ばす裕介。
困惑するミユに謝罪し、でもと食い下がるミユに商売女など暴言を吐きます。
涼子が出会い系や風俗に行けと言われるのが納得いかない、毎日必死で仕事をしているのに盛りのついた犬扱いかと叫ぶ裕介。
ミユは涼子が笑顔で送り出したこと、自分の夫の誕生日も祝えずそれをレンタル妻に頼む悔しさが分からないのと問いかけます。
自分はあんなに強い女性を知らない、涼子はそこまでしてでも支えたい、守りたいと思っていると伝えます。
自分の気持ちは置いてけぼりかと涙する裕介に、自分は涼子の気持ちは代弁したが裕介の気持ちは出来ない、涼子に気遣って押し込める気持ちが今涼子が1番欲しい言葉、伝えなければ意味がないと話し、ミユは寝室から出て行くのでした。
涼子に気持ちを伝える裕介
翌日、結果を聞いた涼子は逆効果だったことに残念そうです。
ミユは役に立てなかったことを謝罪し、一度2人で話し合った方がと話していると、何やら廊下を走る音が近付いて来ました。
しばらくすると息を切らせた裕介が現れ驚く涼子。
仕事はと心配する涼子に休んだと伝え、昨日のミユへの暴言を謝罪。
気にしないように伝えたミユは涼子に伝えたいことがあるのでしょうと席を外します。
何の話と不思議そうにする涼子に、心配かけたくなくて自分の気持ちを出さないようにしていたことを謝罪。
そのせいで余計に涼子に気を遣わせてしまったと苦笑い。
昨日はミユのおかげで涼子がいた当たり前のありがたみを感じたこと、ただ涼子が自分のためにしてくれたことはうれしいが涼子じゃなきゃダメだと伝えます。
そして涼子が家に帰ってくるのをずっと待ってると思いを伝え、涼子も頑張ると涙します。
1人病院から帰るミユは、自分の思いを言葉にしないと伝わらないと考え、自分もいつかそういう時が来るのかなと暗い表情に…。
その時、純一はどんな顔をするのだろうかとミユは思うのでした。
『レンタル妻』11巻の感想・考察
今回の依頼者は病床の妻の涼子でした。
涼子は去年も今年も夫の裕介の誕生日の祝いや夫婦生活が出来ず、更には毎日必死で働く裕介を見ていられないと話します。
せめて癒しをということで依頼をしたのでした。
しかし、やはり裕介からしたらミユは他人。
良い気持ちがせずミユに苛立ちをぶつけ逆効果になってしまいました。
お互い本当の気持ちを話さないから今回の結果だったと思います。
最後には何とかお互いの気持ちをぶつけあいハッピーエンドになったので良かったですが…。
ただ今回の一件で再び純一とのことを考え始めたミユ。
ミユの悩みは解決することはあるのでしょうか?
まとめ
以上、『レンタル妻』11巻のネタバレ・感想考察の紹介になります。
今回の依頼者は病床の妻の涼子。
涼子は夫の裕介の誕生日を祝えない自分の代わりに祝ってほしいと考え、レンタル妻へ依頼してきたのでした。
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