廣瀬俊さん著・河野慶さん作画の『復讐の教科書』は、マガポケ連載のいじめ被害者と担任教師の体が入れ替わり、立場を駆使して主犯たちに復讐するリスキーでチョイグロな漫画です。
を順番に紹介していきます。
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『復讐の教科書』8巻の全話ネタバレ紹介
『復讐の教科書』8巻の収録話数は全部で9話分ありますので、順番にネタバレしていきますね！
不道に命を狙われた赤松は…
電車が通過する線路に突き落とされそうになりますが…その手前で膝をつき、事なきを得た赤松！
別の女性にぶつかられてしまい、それによりよろけただけったのです。
不道の方は、白鳥に首根っこを掴まれ止められていました。
白鳥は殺人を唆したのを冗談だと笑い、突き落とそうとした証拠写真を見せつけます！
これをネタに不道を一生の下僕にすることが白鳥の狙いだったようです。
黒瀬は赤松と連絡が取れ、一年前の補導記録を元に雪田の居所へと向かいました。
しかし同棲相手とされた男の元に雪田はおらず、結局振り出しに。
代わりに男からは雪田の忘れ物として、白鳥のサマリーノートを渡されました！
そこには1年の頃のカレンについての記述があり、「今年のターゲット」にする旨が書かれています。
さらに続きを読むと、黒瀬が思わず赤面してしまい…！
翌日黒瀬は、昼休みにカレンを呼び出しました。
雪田のイジメ事件には真犯人がいることを明かし、黒瀬イジメもその仕業かもしれないとして、知っていることを教えて欲しいと訴えかけます！
するとカレンは泣き出し…自分が対処していれば黒瀬が被害に遭うことはなかったと責任を感じている様子。
その反応を見て、黒瀬はノートの”柊はC組の黒瀬のことが好きなようだ”という記述に真実味を感じてしまい…。
そんな黒瀬をよそにカレンは、真犯人のことを調べるため今週の土曜に一緒に熱海に行かないかと、泊まりがけになるかもしれないと持ちかけます！
黒瀬とカレンの熱海旅行！
土曜日、黒瀬は熱海駅でカレンを待ちます。
カレンは、雪田らしき人物が熱海で働いているのをバド部のOGから聞いたとのこと。
白鳥の弱点を知るために出てきたものの、黒瀬はカレンを意識してしまい…。
ようやくカレンが到着しますが、隣には新島もいました。
期待してしまった黒瀬はガッカリですが、３人で手分けして雪田の働く宿を探すことに。
半日経っても空振りでしたが…電話で聞き込みをした旅館の一つから連絡があり、雪田が働いているらしき旅館が判明！
白鳥の身体で近づくことでのトラブル対策が黒瀬に思いつかないまま、今すぐそこに向かうことになってしまいます。
一方で白鳥と不道は、どこから情報を掴んだのか、同じく雪田をつけ狙って熱海へ。
白鳥は黒瀬の身体であることを利用し、雪田を抹消するつもりでいます！
雪田の働く旅館に突入！
黒瀬は下手な変装をし、カレン・新島と３人で雪田がいるという旅館へ。
宿泊部屋を用意してもらい雪田を待ちますが、部屋は１つだけしかなく…。
緊張する黒瀬のサングラスを新島が外してしまい、そのタイミングで雪田が登場！
雪田は「白鳥」に怯えてしまい、黒瀬は咄嗟に記憶喪失だと言い張ります。
カレンも以前の白鳥とはまるで人が違うと助け船を出し、”むしろ先生と私は雪田先輩を救いに来たんです”と、何かあれば雪田を守る宣言！
雪田は感激してカレンと抱き合い、仲直りにも成功するのでした。
落ち着いたところで黒瀬は雪田に、白鳥がイジメをさせた理由を聞き出します。
“それは…先生がカレンを…”と、雪田が口を開いたところで不道が登場！
さらに白鳥も来ていると聞き、黒瀬は雪田へ逃げるよう指示。
しかし不道は、白鳥がカレンに会いに行っているのだと言いました。
白鳥の「黒瀬」の演技にすっかり騙されている様子のカレン。
そして白鳥はカレンを自分の部屋に誘い…。
カレンに伸びる白鳥の魔の手！
カレンを自分の宿泊部屋に呼び込んだ白鳥は、黒瀬として告白の返事をねだります。
はぐらかすカレンですが、白鳥は本気であることをほのめかしていい雰囲気になり…。
そこに黒瀬が急いで走ってきた様子で登場し、阻止に成功するのでした。
23時になりカレンは自分の宿泊部屋に戻り、黒瀬と白鳥は２人きりに。
白鳥の目的を尋ねますが…白鳥はこうして黒瀬を足止めしている間に不道に動いてもらっていたとのこと！
黒瀬が慌てて雪田の部屋を見に行くと、旅館を辞める旨の書き置きだけが残されていました。
その頃雪田は不道に急かされて山道を進んでいました。
「白鳥」の記憶喪失がウソで、不道は雪田を助けにきたのだと言うのです。
しかし隙を突いて不道は、雪田に石で殴りかかろうとし…！
そこに黒瀬が駆けつけ、不道を蹴り飛ばして雪田を救出！
“雪田さんには指一本触れさせないぞ！”と凄みますが…。
なんと雪田が後ろから、石で黒瀬を強打！
“殺そうとしてるのはそっちでしょ？アンタの口車にはもう乗らない”と口走ります。
雪田に背後から反撃され…
「白鳥」に怯える雪田は、不道に協力して「白鳥」を殺すよう提案。
誤解を解こうとする黒瀬ですが、雪田に押さえつけられて不道によりタコ殴りに。
不道は黒瀬を内心でバカ扱いし、トドメを刺そうとしますが…。
黒瀬は雪田を背負い投げして、不道とともに吹き飛ばします！
雪田の信用を捨てて開き直った黒瀬は、不道の顔面を蹴り、反抗心を見せる雪田に”お前の大事な柊を殺してやる”と脅迫！
それが嫌なら降伏し、すべてを捨てて失踪し、警察にも駆け込むなと言うのです。
雪田はそれに従い、荷物を黒瀬に明け渡し、泣きながら去っていくのでした。
不道はそれを、白鳥に命を狙われる雪田を逃がすための一芝居だと悔しがります。
黒瀬は”わかってるなら協力してくれよ”と、石を片手に不道を始末しにかかり…。
そこでパトカーのサイレンが鳴り響き、黒瀬は慌てて逃亡。
ところがそれは白鳥がスマホで再生した音であり、作戦失敗した不道をなじりつつ状況説明をさせるのでした。
黒瀬の前から去る際に、”アレも巾着に入ってます…”と口走っていた雪田。
それを思い出した黒瀬は、ビニールパックに入ったピアス・ボールペン・ミサンガ・指輪を発見します。
これが白鳥について調査する手がかりになると考える黒瀬ですが…。
不道とともに熱海から戻る新幹線で白鳥は、”シナリオは着実に進んでいるよ”と余裕の笑みを浮かべるのでした。
白鳥が描くシナリオとは？
通常通りに学校へ出勤する黒瀬ですが、白鳥の思惑を突き止めて目的を潰し、カレンを守ろうと決意を新たにしていました。
黒瀬は屋上に美谷を呼び出し、関係を終わりにさせてほしいと頭を下げます。
“他に好きな人ができたんだ”と黒瀬は正直に打ち明けますが…。
“別にセフレなんだからそんな律儀にしなくて大丈夫ですよ？”と笑う美谷。
その様子にホッとし、（これで僕がいなくなっても悲しむ人はいなくなった…）と思う黒瀬ですが…。
屋上から去って行く美谷は、見たこともない恐ろしい形相を浮かべていました！
一方で白鳥は不道の家に入り浸り、不道と話し合いをしています。
白鳥は「強者」が凡人に悪影響を与え、無理を強いることになるという持論を展開。
そんな風潮を作った強者への復讐が、白鳥のシナリオであり白鳥が教師になった理由だと言うのです！
そして白鳥が考える「強者」とは、黒瀬とカレンなのだと。
不屈の姿勢や馬鹿真面目な正義感は周囲に悪影響であるとする白鳥は、だからこの２人をイジメていたらしく…。
そして黒瀬に「協力者」を使ってカレンを好きになるよう誘導し、自分の身体が黒瀬であることを利用して２人に絶望を与える準備を整えた白鳥。
“これぞ俺の教育の…集大成だ”と黒い笑みを浮かべます！
やりたい放題の白鳥！
黒瀬として帰宅した白鳥は、時間の遅さを母親になじられます。
笑顔を浮かべつつ嫌味で返す白鳥ですが、母親は激昂してマグカップを振り上げ…。
翌日、白鳥は右手に傷を負っており、黒瀬は心配をして声をかけます。
すると黒瀬は母親に殴りかかられたこと、かわして殴り返したことをしれっと暴露。
手を痛めたのは殴りすぎたからだと、悪びれもせず言ってのけ…。
黒瀬が白鳥の身体を使って好き放題復讐をするように、白鳥もまた好き放題振る舞うと言うのです！
黒瀬はカレンの身が危ないと心配しますが、軽くカレンに忠告する程度しかできず…。
その夜、白鳥から電話がかかってきて”柊の体っていいよなぁ”と語りかけられるとともに、行為に耽る物音と嬌声が聞こえてきます！
白鳥に煽られて”やめろ”と繰り返すことしかできない黒瀬ですが…。
白鳥は風呂上がりにAVを見ていただけだとネタばらし。
そして、黒瀬の体を使ってカレンをめちゃくちゃにしてやるとあざ笑います！
さらには”殺してでも阻止しに来いよ”と、自分の体を殺すよう挑発され…。
黒瀬は”命乞いするまで苦しめてから…殺してやる”と宣言するのでした！
カレンに対する「告白」へ…！
黒瀬は白鳥からカレンを守るため、いっそのこと自分が黒瀬だと明かそうか考えます。
そのためには根拠を示す必要がありますが…これまで関わりが薄かったお互いの共通エピソードとして、初対面となった1年生の夏休みを思い出しました。
小屋から脱走したピョン吉を黒瀬が探していると、カレンが抱えて連れてきてくれました。
元気なさげなカレンは、部室棟の日陰で涼んでいたピョン吉に癒やされたと言っており…。
カレンは試合で負けたことで、ずいぶんと落ち込んでしまっていたようです。
駆けつけた新島は、無理にやらない方がいいと励ましました。
ところが黒瀬は練習に行った方がいいと言いだし、”ここで頑張れば超カッコイイじゃないですか”と一言！
“自惚れるくらい頑張るしか心は満たされないんじゃないですか？”と、カレンが自分に情けなさを感じているからこそ、黒瀬は発破をかけるのです。
するとカレンは大声で笑い出し、初対面の黒瀬からここまで背中を押されたことで元気が出たと言うのでした。
このエピソードを根拠とし、カレンに入れ替わりを証明しようとする黒瀬！
ところが体育館裏にいるカレンは、まさに白鳥からの告白を受けているところでした。
自分を好きだという言葉が信じられないとするカレンですが、白鳥は初対面のエピソードを引き合いに出し、それがきっかけで好きになっていたと言うのです！
白鳥はこのエピソードを協力者から聞き出していたようで…。
黒瀬は、こうなれば自分に勝ち目がないと大焦りします！
「終わりの始まり」がやって来る！
黒瀬としてカレンに交際を申し込む白鳥に、黒瀬は白鳥として介入して阻止！
ところが白鳥だけでなく、カレンからも2人きりにしてほしいと言われてしまい…。
翌日、生徒が振られて荒れていると騒ぎになっているので、黒瀬は慌てて教室に入ります。
するとその張本人とは、白鳥ではなくくるみでした！
くるみに優しくハンカチを差し出すも、自分には相手がいるとサラッと宣言する白鳥。
カレンと付き合っているのだと、クラスメイトの前で堂々と言うのです。
黒瀬はカレンを呼び出して告白を受け入れた理由を尋ねますが、カレンは黒瀬の勢いに押されたのだと回答。
心の整理がついていないとの本音を受け、黒瀬は考え直した方がいいと忠告します！
みんなの前で公表したのは、カレンが後に引けないようにするためなのだと言う黒瀬。
さらには黒瀬と白鳥で中身が入れ替わっていることまで打ち明け、”取り返しがつかなくなる前に先生とは別れて…本当の黒瀬である僕についてきてくれ”と告げました！
カレンは2人の最近の違和感に言及しますが、入れ替わりはさすがに無理があると笑います。
“今の黒瀬に私はちゃんと惹かれてる 私達の邪魔しないで下さい”と啖呵を切るカレン！
焦った黒瀬が白鳥をクズ呼ばわりしたこと、カレンを”もっと賢い人だと思ってたよ…”と言ったことで、カレンに”二度と私と黒瀬に近づかないで！”と言われてしまいます。
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『復讐の教科書』8巻の感想・考察
熱海で雪田と接触か？
カレンが黒瀬を好きなのかもしれないと、ここにきて恋愛展開に！
黒瀬もカレンを意識してしまっているようですが、今の身体は２人にとって最大の敵のものであるため複雑なところです。
そして突然のお泊まりイベント？にドギマギしてしまいますが、ここで雪田と接触することになるのでしょうか…？
白鳥に内通者がいる？
ついに雪田に迫ることができそうですが、その前に黒瀬の身体が白鳥であることについて無策だったことに驚きです。
カレンが、もし雪田から黒幕が白鳥であることを知らされれば、今の黒瀬との仲がどうなるかも気になるところ。
さらに白鳥と不道も熱海に来ていることが不穏ですね。
白鳥が今その情報を手に入れているということは、カレン・新島のどちらかが情報を流していると考えられますが…。
カレンの大ピンチ！？
白鳥の狙いは雪田の口封じだけでなくカレンだった？
カレンが黒瀬に好意を持っているのをいいことに、一体何をしようというのでしょうか？
ここでカレンには「黒瀬」の持つ違和感に気付いてもらいたいところですが…！
始末されるのは黒瀬？
状況的に仕方ないとはいえ、まんまと白鳥に踊らされている雪田！
もしかすると、ここで白鳥は不道・雪田とともに黒瀬を始末するつもりなのでしょうか？
そして雪田も口封じに殺してしまい、カレンも「黒瀬」としてなびかせて思い通りにすれば、すべて白鳥にとって理想の展開となることでしょう…。
白鳥の尻尾を掴めるか？
雪田から直接話を聞くことは叶いませんでしたが、白鳥から逃がすことと手がかりの可能性がある４つのアイテムを入手することに成功！
厳しいながらも着実に、白鳥の尻尾を掴むための一歩を踏み出せたのではないでしょうか？
しかしそれが黒瀬の手に渡ったことも気にする様子がなく、余裕のある白鳥が気になります。
果たしてここから白鳥への反撃の一手を繰り出せるのでしょうか？
白鳥の協力者とは？
黒瀬がカレンに惹かれることまで計画のうちだと言う白鳥！
何もかもが彼の手のひらの上だと思うと恐ろしいですね！
そして不道以外にも協力者がいるとのことですが…。
それは不審な動きの多いネネ先生なのか、それとも黒瀬・カレンにとって身近すぎる新島なのか、他の誰かなのか…気になるところです。
黒瀬はカレンを守れるか？
もはや悪意を隠すつもりもない白鳥が、黒瀬にわざわざカレンをめちゃくちゃにすると宣戦布告！
黒瀬もカレンも絶望に叩き落とすための準備を着実に進めているといったところでしょう。
常に上手の白鳥を、黒瀬はカレンという弱みを握られつつ守りきることができるのでしょうか？
協力者の正体は誰？
黒瀬とカレンの微笑ましい馴れそめのエピソードから一転し、白鳥の策略でカレンが大ピンチです！
この事態を招いた白鳥の協力者とは一体誰なのでしょうか？
馴れそめの場に居合わせたうちの誰かであることは確実で、ネネ先生・若王子・くるみ・美谷・冴木・新島に絞られますが…。
カレンの真意は一体？
せっかくカレンの信頼を勝ち取りつつあったのに、焦りのせいで決別してしまった黒瀬。
これまで復讐に燃え、怨嗟の念をまき散らしてきたツケがきたのかもしれませんね。
しかしカレンがただ押しに流され、今の「黒瀬」にある違和感を無視するとも思えず…。
ひょっとすると、カレンは敢えて現状に甘んじて「黒瀬」を探るなどの思惑があるのではないでしょうか？
まとめ
以上、『復讐の教科書』8巻の発売日と収録話数予想、ネタバレ・感想考察の紹介になります。
では、最後までお読みいただきありがとうございました（^^
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