この記事では、富樫じゅん&クレハ先生の「不遇女子が天上人から溺愛される」SFファンタジー漫画『鬼の花嫁』5巻のネタバレ・感想を紹介します。
『鬼の花嫁』5巻のネタバレ紹介
正体を明かさず養子縁組の手続き強行
スーツを着こなした姿で部屋に入ってきた玲夜を見て、一同その美貌に思わず息を呑みます。
その中であやかしである瑶太のみ「あなた様がなぜ」と、鬼龍院の次期当主であることに気づき沈黙。
それを横目に、祖父母と柚子の養子縁組の手続のため、淡々と書類を用意し始める高道。
当然、父親は勝手なことをされて黙っちゃいませんが、祖父も語気を荒げながら今まで柚子にしてきた理不尽な扱いに激怒。
父親は柚子自身がどう思っているのか、矛先を向けてきました。
予定通り、ここにいたら幸せになれないから祖父母と養子縁組になることを打ち明けました。
キレた父親が殴りかかろうとするも、玲夜が軽々腕を掴み黙らせ、一体何様のつもりだと抵抗をやめません。
それを見た母親もモラハラ全開で柚子を詰め寄り、善悪の判断を鈍らせようとしてきます。
でも、まるで耳に入ってこない柚子。
両親がガミガミ言う光景を悲しい顔で見ながら、血の繋がった家族と縁を切るまで追い詰められたことを理解できない人たちと、諦めなければならない時点に来た現実。
涙を流す柚子を小鬼たちが慰めてくれて、玲夜は氷のような目つきで両親を黙らせ、書面にサインをさせます。
目の前で燃やされた瑶太に何か企む花梨
玲夜が一体どういう立場の人物かわかっていない花梨は、瑶太に止められる理由がさっぱりわからず、炎で焼くよう指令。
とりあえず、なぜ玲夜がここにいるのかを尋ねると、常套句のようになった「花嫁」ワードで一蹴。
信じられない表情でビビり散らかす瑶太ですが、ついに逆鱗に触れた玲夜の炎によって全身を燃やされます。
柚子の痛みを知れと、瞳孔の開いた顔を向け、花梨はパニックを起こして止めるよう絶叫。
被害者だった柚子は震える手で玲夜の腕を掴み、もう十分だし、腕は玲夜が治してくれたから大丈夫だと伝え、炎を止めてもらいました。
この状況にさすがの両親も観念したのか、サインに応じるしかない様子で手続き完了。
柚子は必要最小限の荷物を取りに祖母に連れられ、自分の部屋に向かいました。
荷造りをしながら、さっきの玲夜が別人のようで怖かったことを話しますが、祖母としては玲夜が本気で柚子のために怒ってくれたことに、安堵感と柚子を見る目は優しかったとのこと。
持ち出したいものもカバン一つに収まる程度で、寝に帰るような家だったことを改めて実感。
それでも、長年自分の逃げ場だった部屋に感謝のお礼を伝えて、ついに出ていくことになります。
その頃リビングでは、玲夜の炎で焼かれて瀕死状態の瑶太を見て、なぜこんな状態になったのか冷静な表情に戻った花梨がいました。
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『鬼の花嫁』5巻の感想・考察
まずは「俺の花嫁」に火傷を負わせて苦しめた加害者・瑶太に、力の差を見せつけてくれましたね。
それ以前に、瑶太の様子や言動が普段とは明らかに違うことや、高道の迅速な手続き、そもそも玲夜の出立ちから、只者じゃないことくらい察するはずですが…
どんだけ自分達のことしか見えていないのかが、よくわかる描写で、このあと身分を明かした時のどよめきが目に浮かびます。
しかし、花梨が全く懲りていない様子なのは、どうにも腹落ちしないので、原作者は相当な読者焦らしですね。
生まれながらにして一家の長となった花梨としては、このまま姉に美味しい思いをさせるなど忍耐の限界。
玲夜が鬼龍院家の次期当主としったあかつきには、姉の失態をぶちまけて、あわよくば瑶太を捨てて寝返る気でいるかもしれません。
当然、玲夜はゴミでも見るように突き放すでしょうが、今後ずっと付き纏って、柚子に対する嫌がらせを仕掛けてくる展開もあるのではと、読後感は晴れないままです。
まとめ
以上、『鬼の花嫁』5巻のネタバレ・感想考察の紹介になります。
もし、玲夜と出会わなければ、花嫁の素質・花梨が生まれたことで、柚子の人生終了という世界線もあったと考えると恐ろしいですね。
それにしても、目の前で衝撃シーンがあったにも関わらず、柚子のお婆ちゃんは冷静なのが救いだったかなと。
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しょせん他人事ですから ～とある弁護士の本音の仕事～ 
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