この記事では、深原にな先生の漫画『初恋事変』16巻のネタバレ・感想を紹介します。
『初恋事変』16巻のネタバレ紹介
お互いの下の名前で呼び合う沙奈と孝一
孝一からの突然の友達にならないかという発言に困惑する大和。
沙奈の友達に自分は興味があると話す孝一。
続けて大和は沙奈が好きなのにどうして自分の所まで送ったのかと質問。
孝一はわざわざ転校してくるくらいの尋常じゃない意志を感じていたのでした。
大和は困ったようにしながら、自分は沙奈が好きだと答えます。
しかしそれは振られたばかりだからであって、今後どうこうしようとは思っていないと話します。
それを聞いた孝一は自分以外の相手の仲を取り持つのは苦しいだけではと質問。
大和はそれでもそれ以上に沙奈を苦しめたから助けになりたいと答えます。
孝一に潔く引けないのは結局諦めていないのではと返され、大和が返事に困っていたその時…。
突然校舎の窓が勢いよく開き、コラーと大声で叫ぶ沙奈が出現。
すぐ行くから喧嘩するなと言われ苦笑いする２人なのでした。
大和は溜め息をつき、孝一に謝罪。
孝一が嫌ならもう沙奈には関わらないと伝えます。
孝一は沙奈と同じことを言うんだと呟き、自分と沙奈は簡単に別れないから変を気を遣わなくて良いと伝えます。
そして、自分は沙奈を傷つけたりしないと宣言する大和。
それを聞いた大和はそうじゃないと困る、自分以外の人でも良いから沙奈には幸せになってほしいと悲しそうな表情で微笑むのでした。
そこへ大和に何やってるんだと怒った沙奈が到着。
なんで自分が怒られるんだと困惑する大和に、孝一が自分が大和を呼んだと沙奈に伝えます。
どういう状況か確認しようとした沙奈でしたが、このやりとりに気付いたギャラリーが集まり騒ぎ始めた為、３人はその場を後にするのでした。
大和と別れ孝一と２人になった沙奈は大和を呼んだ理由を質問。
孝一はごめんと謝り、気にしていないと言ったがちょっと妬いていると白状。
顔を赤くする孝一を見て沙奈はいつもの仕返しとばかりにからかい、孝一は苦笑い。
すると孝一は沙奈と呼んで良いかと訊ねます。
もちろんという沙奈の手を握り、沙奈の目を見つめて名前を呼ぶ孝一。
何も言わず顔を真っ赤にする沙奈に自分の名前も呼んでとお願い。
沙奈はドキドキしながら孝一と呼び、２人はなんかくすぐったい時間を過ごすのでした。
自分の本当の気持ちが分からなくなる大和
一方、孝一に言われたことを思い出しボーッとする大和。
そこへ台本を渡しに関が現れたため、大和は驚きます。
関は今日集中出来ていなかった大和を心配しますが、大和は暑くてバテ気味なだけだと誤魔化します。
そんなやりとりをしながら台本を確認していると、まさかのキスシーンがあり大慌ての大和。
関はデビュー当時からキスシーンNGと言っていたことを思い出し、あれが本気だったのかと驚きます。
無理なら監督に相談してみると関は言いますが、大和はもうNGにする理由が無くなったことを思い出し、大丈夫だと関に伝えます。
本当は沙奈と再会した後、たくさん思い描いた計画などがあった大和。
もうそんな未来は来ないと悲しい気持ちになるのでした。
その後、１人海を眺める大和。
そこへ心配した様子の健太が現れます。
どうやらボーッとし過ぎて遅くなったことに気付かなかった大和。
健太はちゃんと連絡しないからおばさんが心配してると怒ります。
すると中学の時みんなで来たこと、この辺はあちこちに沙奈との思い出があると話す大和。
何かを察したのか大和横に座る健太。
大和は戻れないことを納得したつもりだったが、色んな時に実感してやっと辛くなってきたと話します。
手をぎゅっと握り、もう沙奈の隣にはいられない、なんであの時離れたんだろと後悔し涙する大和。
時間が経てば平気になるのかなと気持ちを吐露する大和に、健太はきっとなると大和頭を撫でるのでした。
ところ変わって、父親に電話を掛ける孝一。
電話を終えた孝一は運転手にきちんと向き合うことにしたと伝えます。
運転手はきっと上手くいくと伝えます。
そこへ沙奈から送られてくる写真付きのメール。
それを見て笑いながら見ていると、ふと大和言っていたことを思い出します。
ただ他の人とでも良いから沙奈に幸せになってほしいという大和思いは、自分には分からないと考える孝一でした。
『初恋事変』16巻の感想・考察
ようやく沙奈を失ったことを実感する大和。
転校して沙奈が近くにいるから余計に辛いかもしれません。
大和の涙には本当に切ない気持ちになりました。
孝一は沙奈の影響か自分の今後について向き合う覚悟が出来た様子。
大和は気持ちを吹っ切り、孝一も家族と上手くいくのでしょうか？
今後の展開も気になります。
まとめ
以上、『初恋事変』16巻のネタバレ・感想考察の紹介になります。
段々と沙奈を失ったことを実感してきた大和。
健太に今の気持ちを泣きながら吐露するのでした。
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