この記事では、深原にな先生の漫画『初恋事変』５巻のネタバレ・感想を紹介します。
『初恋事変』５巻のネタバレ紹介
自分の心に気付いた沙奈
千佳が沙奈のことを好きな男子のことを教えてくれます。
そして「こんなに人気だと付き合う度胸がある奴なんていないかもね～」と言う千佳の言葉で少し暗い表情をする沙奈。
沙奈はみんなとの間に距離を感じていました。
しかし、そんな沙奈に大和だけは変わらず接してくれていました。
大和と距離を感じたくない沙奈は気持ちを抑えていましたが、ある日大和は沙奈に告白し、そのまっすぐな気持ちが沙奈を救ってくれたのでした。
そんなことを過去の思い出の写真をベッドで見ながら考えていた沙奈。
「大和は今も変わってないのかも？」と考えながら眠るのでした。
朝、目が覚め「やべ、今何時だ！？」と焦る沙奈。
土曜日なのを思い出し安堵しリビングに行くと、そこには何故か大和が。
「なんでここにいんだよ」と驚く沙奈に大和は沙奈の母親が入れてくれたとのこと。
大和は沙奈が制服のボタンを直してくれたことを自分の母親に伝えるとお土産を持って行けと言われ来たらしく、届けに来たら沙奈の母親が熱烈な歓迎をしてくれたそうです。
沙奈は自分の母親が昔から大和に甘かったのを思い出し呆れます。
大和に母親の場所を聞くと、大和が昼ご飯を作るということで安心してスーパーに出掛けたと言われ「う、嘘だろ！？」と沙奈。
そんな沙奈に「なんか食べたいもんあんの？」と大和。
別に要らないと言う沙奈に、自信たっぷりで料理を始める大和なのでした。
「着替えて来る」と沙奈は自分の部屋に戻り、何なんだこの展開はと思いながらも鏡に映った自分のだらしない身だしなみに恥ずかしく感じます、が、どんな格好でも気にするなと自分に言い聞かせます。
普段着に着替えた沙奈にドキッとする大和。
そんなこんなで大和特製のパスタが完成し、その出来前を褒める沙奈に大和は得意気です。
沙奈は一口食べ「ん！うまい」と一言。
それを聞いた大和はとても嬉しそう。
自分磨きを始めた大和は読書に筋トレ、ピアノ等いろいろ始め、特に料理は沙奈に色々作ってもらったのを思い出し、今度は自分が沙奈の為に披露出来たらいいなと思い始めたそうです。
「ようやく１個夢がかなったな」と言う大和に「夢って、おおげさなヤツ」と笑う沙奈。
「大げさなんかじゃねーよ。沙奈のためなら俺はなんだって頑張れたんだ」と真剣な表情の大和を見て恥ずかしくなる沙奈。
沙奈は「お茶淹れてくる」と席を立ち、お茶の準備をしながら動揺してしまったことに落ち込みます。
ですが、今の状況が昔に戻ったみたいでドキドキする沙奈ですが、大和の顔なんか見たくないはずの気持ちもあり、胸がざわつく沙奈。
そんな沙奈の目の前では、大和が昔に戻ったみたいだとはしゃいでいました。
昔話をしながらふとした瞬間の沙奈の笑顔を見た大和は、沙奈に好きな人はいるのかと聞いてきます。
急な話題変更に驚く沙奈。
大和が河川敷で沙奈と孝一が一緒に居るのを見たのを伝え、「アイツのこと好きなの？」と沙奈に訊ねます。
お前には関係ないと突き放す沙奈。
しかし、大和は沙奈のことを諦めていないと伝え、「それに今なら、少しはお前にふさわしい男になれただろ？」と沙奈に問いかけます。
「うるせーな。それが勝手だって言ってんだろ。私は、一緒にいてくれたらそれでよかったのに」と大和に返します。
それを聞いた大和は驚きます。
「沙奈」と大和が言うと「もう帰れよ。これ以上お前に振り回されたくない」と沙奈は言い放つのでした。
大和が帰った後、沙奈は１人で考えある答えに辿り着きました。
「よーくわかった。すれ違ってもわかりあえないままでも、このままそばにいたらあたしは、きっとこのまま大和をなんとなく許してしまう。２人で過ごした時間を思い出して、結局大和に惹かれてしまう。それでまたひとり傷つくんだ」と悩む沙奈。
大和より自分の方が過去に捕らわれていることに気付いた沙奈は、過去の思い出を箱に封印し、「この初恋は、今日で終わりにするんだ」と決意するのでした。
『初恋事変』５巻の感想・考察
今回、沙奈の家で過ごした大和。
かなりいい雰囲気で、お互い昔に戻れたように会話していました。
しかし、河川敷の件や大和の自分磨きの話から再び良くない雰囲気になってしまいました。
それまで良い雰囲気だったのに勿体ない。
大和が焦り過ぎなのかもしれませんね。
昔のようでドキドキする気持ちと自分勝手な大和に傷つけられた気持ちと両方の間でざわつく沙奈の心。
沙奈の気持ちはかなり揺らいでいるようですが、大和にとって悪い方向にいきそうです。
今回、最初の雰囲気が良かっただけに勿体ない展開でした。
次回は、沙奈はどんな決断をして、どんな展開になるのでしょうか？
楽しみです。
まとめ
以上、『初恋事変』５巻のネタバレ・感想考察の紹介になります。
沙奈と大和は昔の様に楽しそうで良い雰囲気でしたが、途中から段々雲行きが怪しくなっていきます。
そして、沙奈が最終的にこの気持ちを断ち切る決断をするのでした。
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