この記事では、「週刊ビッグコミックスピリッツ」で連作中の漫画『HIKARI-MAN(ヒカリマン)』3巻のネタバレと感想を紹介します。
HIKARI-MAN3巻のネタバレ
自宅に乗り込んできたダイヤ(蛇伊也)が、息子を狙っていると察した光の母・美沙子は、これ以上行かせまいと手を広げて道を塞ぎます。
しかし、強行に出たダイヤが美沙子の首を掴み、
「息子と同じ目に合わせる」
とせせら笑い声を鳴らせ、緊急事態に追い込まれた光は、ついにHIKARI-MANに変身します。
ダイヤとの勝負は圧倒的不利?
HIKARI-MANになった光は、玄関外からダイヤの後頭部に打撃を食らわせ、意外にもバタンと倒れるダイヤ。
ただ、すぐに起き上がったダイヤが、美沙子の方を見やったので、HIKARI-MANは階段へと誘い出し…
そのまま、柵も壁もない落ちたらアウトの屋上で、ダイアとタイマンを張ることになったHIKARI-MAN。
ただ、攻防をする中で、圧倒的な体格差によりなかなかダメージを与えらず、いたずらに体力が削り取られるHIKARI-MAN。
「スタミナってのは一瞬で発散されるが、取り戻すのには時間がかかるぞぉ」
戦況は、HIKARI-MANの攻撃が「かゆ痛い」というダイヤ優勢。
急所のみを狙う作戦で応戦
確実にジリ貧のHIKARI-MANは、白池光に「格闘技 効率よく 最小限で」と検索させ、人間の急所を一瞬でチェック完了。
人間の白池光と、脳や視界が同期しているHIKARI-MANは、弱いながらも急所への集中攻撃に変更。
ある程度のダメージを与えるも、ダイヤの寝技により確実に手足を折られた予感。
HIKARI-MANの時に喰らったダメージが、人間に戻ってから襲ってくるとかエグいシステムやな…#ヒカリマン #ダイヤ pic.twitter.com/Nyblh5regV
— cream99 (@1031894) 2019年1月15日
光人間になっている時は痛覚がない代わりに、人間に戻ると蓄積された痛みが一気に襲いかかる恐怖。
(痛みがぜんぜんわからない。戻った時、ショック死してしまう…)
エネルギーも残り13%しかない為、このまま逃げようと考える光ですが…
ブチ切れて覚醒した光
人間であることを疑うダイヤは、HIKARI-MANに話を向けてきました。
「なぜ、お前のようなスペシャルな奴が、白池光と繋がっているのか…」
瞬也のようなタワーマンションと比べ、年季の入った団地在住の凡人。
「極め付けは、あの母親。息子を守る為に玄関に仁王立ちで立ち塞がる、あの記号的な安い凡対応」
「守る力などないくせに、とりあえずはやっとこう的な浅はかな発想」
「ちょうどよかった、一人くらいああいう凡熟女、欲しかったんだわ」
それを聞いていた白池光本体に心臓への痛みが走り出しましたが、それと同時にHIKARI-MANが覚醒。
白目コンタクトレンズを指二本で外し、金○にキックを入れるや、顔面蹴り&顔踏み潰し。
物体を通り抜けてる…やっぱ、ロギア系の能力もあるってことねw#ヒカリマン #ダイヤ pic.twitter.com/7XGp8wEBqU
— cream99 (@1031894) 2019年1月15日
その拍子に転がったスマホを拾い、本名と番号確認。
数秒で化けの皮が剥がれるダイヤ
本領発揮した白池光は、ダイヤについて検索&リサーチ。
そして、怪文書風のフォントでLINEに送ってやったのは、
「自分より弱い相手としか闘わないんだって?僕が小さいから勝てると思ったんだろ」
「凡人の発想ですね」
という、プライドズタズタ系の言葉。
完全にキレたダイヤは、そのままHIKARI-MANもろとも落とす気満々で突進。
残り2%状態でも怯まず、ダイヤが通っていた整形外科のシステムをハッキング。
ダイヤ君にタックルされながらのハッキングがものの数秒って…#ヒカリマン pic.twitter.com/8RTQDuFvtJ
— cream99 (@1031894) 2019年1月15日
診断書から「後頭部下の首」が弱点であると判明。
タックルしてくるダイヤの首を押さえつけながら、屋上から落ちる寸前で地面に打ち付けてKO。
完全に気絶したダイヤと、パワー0%のHIKARI-MAN。
そのタイミングで紫音がやってきて…
超刺激的なキスとは!?
「HIKARI-MANに電気を与えてくれ」
と、白池光からのLINEに困惑の紫音。
紫音から、用心の為に買ったというリップ用のスタンガンを、身体に当てられ意識が回復するHIKARI-MAN。
アンテナで充電しようと走り出すHIKARI-MANを、
「お礼くらい言ってくれてもいいじゃない」
と、引き止める紫音ですが、
「ごめんなさい。私の方がお礼を言わなきゃいけなかったよね」
そして、そのままキスをした紫音は、唇から感電して倒れます。
すぐに屋上を見渡しましたが、もう姿を消したHIKARI-MAN。
「なによこれ…超刺激的」
その後、目覚めた母・美沙子が警察に通報し、一旦ダイヤは病院送り。
骨折や打撲の痛みの恐怖で、人間に戻ることを拒む白池光。
もう一つの疑問、それが「ダイヤに罵られている時に感じた心臓?の痛み」のこと。
(いつか戻らなくちゃいけない。その時は、ファーストキスの感覚も甦るんだろうか?)
ゲーム感覚でスキルアップ
ダイヤ戦から少し時間経過があり、人間に戻った白池光からシーンは再開。
今はHIKARI-MANの操作にも、だいぶ慣れてきた模様。
チンピラの縄張り争いなどの危険な現場で、捕まった人間を助けるなど、人前に出てくる頻度が上がり、もはや都市伝説から脱却する勢い。
ただ、白池光は「正義のヒーロー」に目覚めたわけではなく、真の目的は…
(電気になって活躍したデータを持ち帰れば、生身の白池光にも反映するから)
つまり、自分自身のスキルアップのためにやってるだけ。
(だって、こんなに効率よくバージョンアップできるなんて、とても合理的じゃん)
痛みを持ち帰ってしまうのが、余計なプログラムというのも理解の範疇。
キスのデジャブ!?
授業中も、抜け殻状態でボーッと隠れて格ゲーをやる白池光。
飛んできたチョークもキャッチし、そのまま難問をスラスラと黒板に書く機械人間のよう。
ゲーセンでも、絡んで恐喝してきた不良を返り討ちにして、顔を知られた為、目潰しをしようとする白池光。
ほとんど、ダイヤ戦の時と同じ動きになっていました。
しかし、それを見ていた紫音が止めに入り、階段の踊り場で叱責。
「あの人の目を潰すつもり!?」
本気で言ってる白池光にゾッとしながらも、捕まる気かと訴える紫音。
ただ、白池光は周囲を確認し、見ているのが紫音たちだけと分かった上で実行。
観察眼がプロの殺し屋#ヒカリマン pic.twitter.com/Ge7Y0JSZrS
— cream99 (@1031894) 2019年1月15日
「私がチクったらどうすっていうの?口封じの為に暴力でも振るうつもり?」
そして、いきなり白池光の脳にファーストキスの映像が入り、そのまま紫音にキス。
その瞬間、「バチッ」と唇に電気が流れ、唇から血を流す紫音は、
「白池…変わりすぎじゃない?人間じゃないみたいだよ」
この状況で3巻は終わり、次の4巻へと続きます!
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HIKARI-MAN3巻の感想・考察
今回は話の半分がダイヤ戦に使われていましたが、頭脳戦も織り交ぜながら、かなり見応えがあったと感じました。
ただ、その後の白池光の行動が現実とゲームの間にいる雰囲気で、人間味が完全に失われた状態。
これは、「果たして人間に戻れたのか?」と疑問ですね。
もしかしたら人間に戻らず、意識はHIKARI-MANのままで、無意識状態の白池光を上手くコントロールできるようになったとも解釈。
それにしても、HIKARI-MANで磨いた戦闘スキルが、生身の身体にも同期されるシステムは楽でいいですよね〜
とはいえ、いぬやしき並みの殺戮シーンはないし、まだまだ戦闘力的にチンピラレベル。
もし、これから発電所の操作や、コンピューターウイルスを撒き散らすスキルが備われば、下手すりゃ世界を相手にすることも可。
そうなれば主人公がヒール役になり、それを止めるヒーロー役が登場する展開になりそうですね(笑)
とにかく続きが気になりすぎるので、同時発売された4巻も、読了次第、感想を書いていきたいと思います!
さいごに
以上、HIKARI-MAN3巻のネタバレと感想でした。
光人間で戦いながら、PC操作で対戦相手の解析をする発想が斬新でしたね。
言い換えれば、誰にも知られてはいけない完全に孤独の世界。
そろそろ、白池光の能力理解者が現れて欲しいとことです。
では、最後までお読みいただき、ありがとうございました(^^