サスペンス

君が僕らを悪魔と呼んだ頃11巻のネタバレ!母の叫びで悠介気絶!?

かつてクラスメイトを蹂躙してきた胸糞男子が、高校入学後にある事件で記憶喪失になり、闇討ちの如く虐めてきた人間から復讐される漫画『君が僕らを悪魔と呼んだ頃』11巻の、

をまとめて紹介していきます!

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『君が僕らを悪魔と呼んだ頃』11巻のネタバレ

11巻の見どころは全部で11話分ありますので、順番にネタバレしていきますね!

  • Point1(111話)

    疑う蒼志から新情報を聞いた悠介は…

    一本の大きな木の下で、藤森兄妹と楽しそうに遊ぶ悠介は気づきます。

    (ああ、これは夢だな)と…

    悪魔と呼ばれた男が、そばにいるのにこの兄妹が楽しくしていられるはずがない。

    そして明け方、目覚めた悠介は、ちょうど掛かってきた会澤からの電話に出ます。

    刑事の米村たちが、わざわざ年末に東京まで足を運び、おそらく悠介の過去を詮索するためと見立てを話す会澤。

    やけに落ち着いた反応を見せたため、もう諦めたのかと尋ねられますが…

    ピンポーン

    来客のため電話を切り、玄関ドアを開けると、やって来たのは蒼志でした。

    これが、悠介に対する最後の確認と言い、まずは義父・草下部殺しについて…

    たとえ悠介が義父殺しの犯人だとしても、自分に罪を着せる理由はないこと。

    逆に、いつも悪魔の義父から自分ら兄妹を守ってくれたことを語り…

    兄妹離散になることを黙って見過ごすはずがないという、事実だけは疑いようがないと言い切ります。

    ただ、一つだけ…

    蒼志は、自分が義父に揺すられて、あの雪夜に解体現場に一人出向いたことを、初めて悠介に打ち明けます。

    さすがに、バカな真似をした、と声を大にする悠介。

    状況をかいつまんで言うと、義父の死体が横たわった状態で、頭が真っ白になり警察にも連絡しなかった蒼志。

    翌日、解体現場に行くと、死体は綺麗さっぱりなくなっていて、夢だったとホッとし、米村も証人としてその場にいた件。

    そして後日、バラバラにされた義父が発見され、これは現実で、義父は確実に誰かに殺されたと自覚する蒼志。

    一部始終を聞いた悠介は、状況整理をし始めます。

    つまり、真犯人は蒼志が解体現場に着く前に、義父を殺害し、一時的に隠蔽するために、死体を持ち去ってバラバラにしたと推測。

    一つ言えるのは、蒼志が死体を発見した時も、犯人は近くで様子を見ていたこと。

    そして犯人は、あの場で草下部と蒼志が落ち合うことを知っていた人物。

    悠介は例として、恩田夏樹をあげますが、それに対して激昂する蒼志。

    たった1週間で恩田をボロボロにした張本人こそ悠介だと…

    仕事中、恩田から呼び出されて、涙の訴えを聞いて、悠介の凶行を警告した件を話します。

    全ては、自分ら兄妹を見守るために、徹底して邪魔を排除するために…

    そう詰問する蒼志の顔を見て、笑いがこみ上げる悠介と、混乱する蒼志。

    確かに自分ならそうするだろうな…

    まるで昔の自分を、とある人物と重ね合せるかのような、優越感を思えた眼光で口元を緩ませる悠介。

    ついに、タヌキの尻尾をつかんだと…

  • Point2(112話)

    悠介と蒼志の2人を冤罪にする為には…

    会澤を解体現場に呼び出して、蒼志から聞き出した情報を共有する悠介。

    草下部がバラバラにされる前の死体を、あの夜、蒼志が一度見ていたこと。

    つまり、米村が犯人と仮定した場合、なんらかの理由で草下部と接触して、鈍器のようなもので撲殺。

    蒼志が来た際に、一度実を隠し、いなくなった時に死体を運び出したという…

    そして、恩田の監禁・拷問を自分になりすまして行ったこと。

    タヌキジジイが見事、自分に化けてやってのけたわけだと、不気味な笑みを浮かべる悠介。

    これから東京に行き、引きこもっている恩田に会いに行くため、会澤も付いてくるよう言います。

    これらの情報が偶然にも蒼志から得られ、ようやく糸口が見つかったと足早になる悠介ですが…

    “たまたま?違うでしょ。ユースケが引きよせたんでしょ”

    蒼志が警察にも話していないことを悠介だけに話したのは、今まで藤森兄弟のために行動してきた信頼の証。

    会澤は、誰かに信じてもらえるような、真っ当な人間になれてよかったと、悠介肩を叩きます。

    悪魔と呼ばれていた自分が、本当に真人間になれたのか、疑問が去来する悠介。

    その頃、動物版のバカボンことペケポンのアニメを、ビールを飲みながら見ながら、事件資料を見ている米村。

    自分が殺った草下部と柴崎の、2人分の冤罪をでっちあげるのはかなり無理があると及び腰。

    悠介には資料を利用したところで、柴崎殺しの罪に止まり、草下部殺しについては蒼志が捕まるのも時間の問題。

    ところが、この近しい関係の2人から証言を擦り合わせると、必ずほころびが出てくると危惧する米村。

    その時、ペケポンパパの“ぜーんぶまとめてやってしまえ”というセリフに閃きました。

    蒼志に悠介を殺すように仕掛ける…!

    柴崎殺しは容疑者死亡で片付けられ、最後に蒼志を捕まえれば万事解決と…

  • Point3(113話)

    刑事から悠介の詳細を聞かされた茜は…

    “人が人を殺す理由”について、三毛村に問いかけてるも、米村が思う的確な回答なし。

    そして、チャイムを鳴らし、在宅中の茜が出てきたため、ちょうど良い実験台になってもらおうと話を進める米村。

    卓座につき、悠介との出会いと現在に至る印象を、茜の観点で語ってもらうよう聞きます。

    草下部に虐げられていた3兄妹を助けに、ヒーローのように現れ、そのまま居候し、隣に引っ越して約3ヶ月間。

    最初は異様な関係で、居候にも抵抗があったものの、自分が誘拐されそうになった時も助けてくれて、今では自分らを守ってくれる大切な人に…

    紅葉した頬と、意中の人を思うような口ぶり。

    完全に悠介に惚れていると察する米村。

    そして、ここから感情を嵐のように掻き乱す、悠介の悪行を人物名とやり口を詳細に並べていきます。

    茜が知っていたのは、恐喝・傷害・婦女暴行からの妊娠と言った概要のみで、詳細は一切知らなかった…

    もはや、悪魔が入魂したのかと思うような、特に三田村兄妹の件には口元を押さえるほどで、まるで思考が追いつかない茜。

    年頃の女の子には刺激が強すぎた内容。

    でも、悠介がどんなに善良な人間に見えるとしても、一度蒼志と話し合うよう促し、退散する米村たち。

    帰りの車中で、悠介の犯歴を言ったことで、改めて胸糞悪い気分で、草下部より悠介が死ねば良かったと吐き捨てます。

    それを聞いてほくそ笑む米村。

    さっきの答え合わせを胸の内で唱え出します。

    怒りでも憎しみでもない…それは、こんなヤツ死んで当然という、まるで殺しが正当化される錯覚を起こす正義という大義名分。

    刑事たちが帰った後、畳に忘れ物と思われるUSBを拾う茜。

    それを握りながら、帰宅してきた蒼志に“話したいことがある”と改まった様子で…

  • Point4(114話)

    悠介と対面した母が慟哭しながら…

    恩田小春の墓前で、いつまでも手を合わせる悠介に、“似合わない”と苦笑いする会澤。

    結局、恩田夏樹のマンションには誰もおらず、彼女には会えず終いとなり、さっさと名古屋に帰ろうとする悠介。

    そんな、悠介を“せっかく10年ぶりに東京に戻って来たんだから”と引き止めて、とある病院に連れて行きます。

    会澤は顔見知りの受付の女性と、ある人物と面会したい旨を話します。

    ちょうど、看護師と中庭で散歩中とのことで行ってみると、車椅子に乗った中年女性を発見。

    会澤が挨拶すると、“ユーくんのお友達の!”と、思い出してくれた様子。

    女性は和かな表情でしたが、顔右上に火傷の痕が痛々しく、それを隠すようにニット帽を被っていました。

    “ユーくんはまだ帰ってきてないの”

    バイトで遅くなってると、一体いつの話をしているのか…

    そう儚げな笑顔を浮かべた女性は、昔の面影の消えてしまった悠介の母でした。

    会澤が悠介を呼びかけますが、悠介母は自分の息子と同じ名前だと笑います。

    そして、息子が優秀だったことを思い出のように話し始めますが…

    “…私の前だけでは”

    目の焦点の合わなくなった母は、膝の上に乗せていた黒猫を抱きかかえながら突然、

    “ゴメンなさいゴメンなさい”

    と何度も叫び始め、呆気にとられる悠介。

    自分は学校での悠介の悪行を、本当は知っていたのに、見て見ぬフリをし続けていたと懺悔と慟哭。

    そんな姿を見て、悠介が“母さん”と言おうとしたところ…

    “生まなきゃよかったんだ。あんな悪魔”

    自分が息子を生んだばかりに、学校のみんなが地獄を見た。

    言い終えた後に、会澤が“大丈夫だよ、おばさん”となだめます。

    悠介はもう消えたからと寄り添い、悠介本人は記憶喪失に伴い、母親である自分のことも全て忘れてしまった。

    もう平穏な日常が取り戻せると、涙ながらに安堵する母。

    帰り道…

    会澤から悠介失踪後の母について聞かされました。

    じっと帰りを待っていた母は、悠介に恨みを持つ誰かに放火され、一酸化炭素中毒により、脳に障害を負う後遺症が残ってしまったとのコト。

    そして、笑いながら右手にはめていた手袋を外し、穴の空いた手のひらから悠介を覗き込みながら言います。

    何年経とうと、いくら善行を積もうとも、悠介がつけた無数の傷から流れる血は止まらず、被害者も加害者も苦しみから一生逃れられない。

    自分もその一人で、悠介がドリルで開けた穴の疼きは永遠に治らない。

    “僕は君を許さない。絶対に”

    自分だけ救われようとするなど虫が良すぎる。

    追い詰められた悠介は呼吸が乱れ、冷や汗をかきながら、なぜ協力するのかと問いかけます。

    会澤曰く、悪魔と呼ばれた男が、どんな結末を迎えるのか見ていたいという好奇心だけだと。

    そして、目の前で倒れる悠介に、こんなにあっさり限界がきてしまうとは…と、中ばシラけた感じの会澤は…

  • Point5(115話)

    環が蘇生のビンタを喰らわせると…

    夢の中で、ゾンビのような無数の被害者が“死ね”と連呼し、迫られる悠介。

    さらに、中学時代の自分自身が目の前に現れ、自分という存在がいなくなることが被害者にとって唯一の救い。

    それは、悠介本人にとっても同じ。

    記憶喪失という中途半端なものではなく、死という最も楽な選択肢を向けられ、自分に首を絞められる自分。

    そんな時、霞む目の先に、“救ってみせてよ”と言い、微かな希望の灯る一ノ瀬と、蒼志の横顔が映り込み…

    “ガハッ”

    やっと起きたと呆れながら、馬乗りに首を絞めていた手を緩める環…!

    なんと、悠介が倒れてから正味5日間も経っていると、会澤が説明。

    秘密の隠れ家に運んだものの、全然目を覚まさないから、切り札の助っ人・環を召喚。

    でも、来るや否やいきなりビンタをして、首を締め出すのでさすがに驚いた会澤。

    環が悠介の一件を知っているのは、一ノ瀬から聞いたとのことで、会澤は今回お咎めなし。

    唯一、許されるチャンスを一ノ瀬からもらったにもかからわず、10年経っても逃げ出そうとする魂胆に怒りを露わにした環は…

    ドスッ

    みぞおちに一発ボディーブローをお見舞い…!

    いい加減前に進めと喝を入れられ、目が覚めた28歳の悠介は、帽子をかぶり、

    “とびきり面白ェ結末、見せてやるよ”

    会澤も乗ってきて、環も一緒に名古屋に行くかと誘いますが、笑止と言う感じで断れます。

    他人のいざこざにこれ以上巻き込まれたくないと、黒猫とどら猫を抱きかかえます。

    そして、用が済んだらさっさと帰ってくるよう悠介に伝える環。

    2人が出て行ったあと、やはり悠介に尾を引かれそうになったと独り言ちます。

    悔いの無いよう生き続けるようにと…

    新幹線の車窓から雪の降る外を見ながら、事態は急転直下を迎えていることを会澤から聞きます。

    それと同時に、沸き起こったのは、この雪が溶ける頃、全ての決着がついていると予感し…

  • Point6(116話)

    恩田夏樹が目を背けていた事実とは?

    緑たち保育園児たちに“おばちゃん、すごい!”と囲まれながら、器用に凧揚げを披露する一ノ瀬。

    ちょいちょい“お姉さん”だと訂正しながら、さらに上空へと飛ばしている矢先、会澤から電話が掛かってきます。

    園児にスマホを耳に当ててもらい会話していると…

    どうやら、東京に行ったは良いものの、結局のところ恩田夏樹には会えず終い。

    そこで以前、一ノ瀬が恩田のインタビューを受けていたことを知り、濁しながらも上手く接触して欲しいと頼む会澤。

    仕方なく引き受けることになった一ノ瀬は、呆気なく恩田に会えました。

    喫茶店の席の向かいに座る恩田は、今なぜか東京ではなく名古屋に戻ってきているとのこと。

    早速、本題に入る一ノ瀬は、まず恩田が監禁・拷問された件に触れます。

    顔をこわばらせて、悠介への怨念あふれる表情に変わりますが、率直に悠介は犯人ではないことを伝える一ノ瀬。

    ただ、妹を殺されたと思い込んでいて、過去の悪行を知る恩田としては、到底信じられる意見ではないと…

    それに、なぜ1番の被害者とも言える一ノ瀬が、あの悪魔を庇うのかと瞳孔を開いて迫る恩田。

    悠介はもう悪の道に行くことはできないと、一ノ瀬は彼に会った時に確信したようです。

    そして、恩田が監禁された期間と日付を尋ねると、再度質問されます。

    被害者である自分ではなく、加害者の悠介を信じるわけなのかと…

    悠介の肩を持つ理由は分からないにせよ、自分も真実に向き合わなければならないと、さっきとは打って変わって凛とした表情になる恩田。

    彼女が背けていた真実とは一体…!?

  • Point7(117話)

    恩田夏樹が自分と重なると感じた一ノ瀬は…

    恩田夏樹は、自分が目を背けてきたこと…

    それは、小春を死に追いやったのは悠介ではなく、本当は自分なんじゃないかということ。

    集団暴行から、救い出してくれた悠介と小春が同棲することになったのは、悠介と恋仲になったからではなく、自分との暮らしが少し息苦しいと感じたからと…

    そう小春から言われ、結局その後はクスリから抜けられなくなり亡くなった。

    なぜこんな事がと悩み、悠介の過去の残虐さを調べた結果、小春が死んだのは悠介が原因だと思い込みます。

    でも、悠介といる時は自分には見せない、過去も未来も忘れたような屈託のない笑顔を見せていたのを思い出す夏樹。

    自責の念に駆られ、涙を流して取り乱す姿を見た一ノ瀬は、彼女が悠介を憎んで自分を保っていた過去の自分と重なると感じます。

    気を取り直した夏樹は、一ノ瀬の質問に答えます。

    つまり、拉致監禁された期間は、12月19日夜〜26日朝までの1週間。

    もちろん、犯人はマスクを被っていたため悠介とは断定できないものの、もう盲信はせずに、真実を突き詰めると覚悟を決めた夏樹。

    そんな3日前に起こった彼女たちの展開を、新幹線の駅弁を貪る悠介の隣席で話す会澤。

    悠介が気絶していた間も、一ノ瀬たちが米村妻に聞き込み調査をし、米村はあの期間ほぼ家には帰らなかったことが判明。

    ただ、すでに米村に彼女たちの存在がバレている可能性もあり、事態は急を要すると判断した会澤は、環を召喚して悠介を叩き起こしたわけです。

    そんな話を聞きながらも、駅弁をあと2つ頼む大食らいの悠介。

    獲物を確実に仕留めるには体力が必要だと…

  • Point8(118話)

    雪解けまでに悠介を…。

    左頬に引っかき傷を作った米村警部。

    その原因は、米村の留守中に家へ訪問し、彼の12月の動向を尋ねた夏樹にあります。

    夏樹からしつこく問い質された妻は、米村の浮気を疑い怒り狂ったのでした。

    夏樹を監禁・拷問した人物の正体が、自分であるとバレたのを悟る米村。

    “飼い猫にひっかかれるのはこういうことか まいったねぇ~…”と、呑気に呟きます。

    ところが、蒼志が草下部殺しの第一容疑者から外れることを聞き、米村は驚きました。

    草下部の遺体から、唯一見つからなかった指先。

    犯人がそれを隠した理由は、きっとその指で引っ掻かれたから。

    蒼志にはそれに該当する傷跡がないため、疑いが晴れたというのです。

    米村は内心焦り始め、”この雪が溶けきる前に”悠介を追いつめることを決意するのでした。

  • oint9(119話)

    蒼志の容疑は晴らされて…

    1月7日、雪が降る中、蒼志は警察にカフェへ呼び出されていました。

    自分以外で草下部をよく思っておらず、手や顔にここ一ヶ月でできた傷がある、あるいは手袋か何かで隠している人はいないか、と。

    手袋と聞いて悠介のことを真っ先に思い浮かべる蒼志ですが、”いえ…特には…”と返答するのでした。

    一方、スナックで酒を飲む米村は、草下部と接触し殺すまでの日々を思い出していました。

    居酒屋で草下部は、夏樹から渡された、悠介の過去を暴く資料を見せびらかします。

    それまでも探し回っていた悠介の手掛かりをついに見つけ、内心喜ぶ米村。

    草下部が悪魔だというその資料の内容がどうしても気になり、つい声を掛けてしまいます。

    しかし草下部は、一度差し出してからヒョイと取り上げ、明日気が向いたら、と去ってしまい…。

    目の前でオモチャを取り上げられた気分になる米村。

    (明日までちゃんと我慢できるかなァ――…?)

    と、支払いをしようとする手を震わせるのでした。

  • Point10(120話)

    悪魔に心奪われた米村は…

    なんとしても悠介の過去の資料が欲しくてたまらない米村。

    連日草下部に酒を奢り、どうにか懐柔しようとします。

    しかし草下部は”アンタならコレにいくら払う?”と、金を要求。

    蒼志が10万払うことを飲んだ件もあり、金になると踏んで、イイ気になっています。

    焦らされた米村は、20万を見せて、交渉を始めます。

    草下部は上機嫌で、”もう一声ってところかなァ~”と渋るのでした。

    そして彼の命日となった金曜日の夜。

    草下部の待つ工事現場にやって来たのは米村でした。

    米村は、言われるがままに用意した50万を手渡します。

    その途端に大笑いする草下部。

    “タンテーさん…いや 米村刑事”

    実は草下部、5日間かけて米村の身元をじっくり調べていたのです。

    現職の刑事が大金を積んで、違法捜査をしている。

    これをネタにゆすろうとし始める草下部ですが…。

    ガッ

    石を掴んだ手で、米村が思いっきり殴りつけます。

    歯止めのきかなくなった米村は、草下部が動かなくなるまで殴り続けました。

    これが、蒼志があの日、工事現場にやって来る前に起きたことの真相です。

    通報せずに蒼志が帰ったことを、悪魔になりきれという天啓だと思い込んだ米村。

    蒼志という「切り札」にすがるように、写真を握りつぶすのでした。

  • Point11(121話)

    企む米村を待ち受けていたのは…

    雪の中スナックから出てきた米村。

    そこには待ち伏せていた悠介と会澤が!

    さらに畳みかけるように、夏樹と明里まで登場し、米村を囲い…。

    “もうとっくに気づいてるんだよね ここにいる皆はアンタの正体にさ”

    夏樹の監禁拷問、柴崎殺し、草下部殺しと蒼志への罪のなすりつけ。

    米村の悪魔の所業をすべて突き付け、核心に迫ります!

    蒼志の身の潔白さえ証明できれば、米村の目論み通りに刑事殺しの罪で捕まろうとしていた。

    そんな悠介ですが、米村という悪魔を逃がしたくないのだと言います。

    “俺はお前の存在を許さない 必ず消し去ってやる 必ず―…”

    そう伝えて一同は去って行きました。

    取り残されて、路上に座り込む米村。

    懐からボイスレコーダーを取り出し、笑みを浮かべて蒼志の元へ向かうのでした…!

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『君が僕らを悪魔と呼んだ頃』11巻の感想・考察

全事実から解明した悠介の考えとは?

とうとう蒼志が知る限りの事実を話してくれましたね。

悠介の詰まっていた栓が抜けたようで、犯人像を米村だと絞ることができた様子でした。

義父殺しの犯人が蒼志の話を聞くまでは、恩田にも可能であると考えていたところ、もはや米村一択。

そのヒントは、邪魔を排除するために弱みをチラつかせて、身体的なダメージと恐怖の植え付けの徹底。

まさに、過去の自分がしてきた手口と同じで、自分の悪行を詮索している刑事である米村に以外に、実行できる人物がいないと推測できます。

柴崎の死因の凶器が拳銃かどうかは、作中のセリフには見られませんでしたが、描写からしてそうだと捉えられます。

拳銃所持が可能な人物で絞り込むと、いよいよ状況的に米村の可能性が高まってきますが、証拠は未だにつかめていない様子。

本気で藤本兄妹を救済するため、悠介が行動を起こすのはここからでしょうね。

柴崎の死因と凶器は?

柴崎殺しの犯人を悠介に仕立て上げるためには、凶器である拳銃が発見されなければ、決定的な証拠には至らず、起訴は難しいところ。

また、米村が警察官用拳銃を使用していた場合、弾数減と使用目的を明示する必要があるため、個人ルートで入手した拳銃であると考えられます。

どう考えても、悠介を犯人にするには無理があり、過去の悪行を洗い出したところで、犯罪者予備軍というレッテルを貼るくらいに留まるのが関の山。

ただ、ここにきて、蒼志を使って悠介を葬る計画が入ったため、悠介を追求するのは保留する賢明な措置がなされましたね。

蒼志の方が脆く、マインドコントロールしやすいことを睨んでのことでしょうか。

東京へ恩田に会いに行くため、悠介不在になり、そのタイミングで米村が蒼志に仕掛けてくるのが今後の展開であると予想します。

藤森兄妹を転がす方法とは?

ついに米村が、蒼志だけでなく茜の心にも魔の手を入れ始めましたね。

茜は恋心が働いている分、幻滅させれば手のひら返しが見込めると踏んだのでしょう。

特に三田村兄妹の話は、自分らの状況とリンクしているため、よりリアルに感じたはず。

悠介が罪状のみを並べ、表面的に伝えただけだとしたら、茜の話を聞いた蒼志は、さらに悠介への不信感を募らせるでしょうね。

一方、悠介は恩田に会って監禁・拷問の濡れ衣を晴らしに行っている最中。

でもあの時、シュウの日本地図をなぞって、自分も根性焼きを受けたり、妹の件を聞かされたりと、あれは悠介以外に考えられないと、覆すことは困難でしょう。

悠介のアリバイが完璧でない限り、あれが別人だったことは証明不可。

空振りで名古屋にとんぼ返りしたところ、蒼志や茜の見る目が変わっていて、よりギクシャクした関係になるはず。

そこへ、米村が次の手を入れてくると予想。

となると、いよいよ本格的に悠介が追い詰める過程に入っていきます。どうなることか…

悠介の母が悪魔の所業をスルーしてた理由とは?

悠介が藤森兄弟の救済に悪戦苦闘し、そんな悠介に協力姿勢の会澤。

改心しようと、時には身の破滅も厭わない、救済行動を繰り返してきた悠介ですが、それが何の意味もなさなかったことが証明されましたね…

読んでいくうちに、悠介ってイイ奴じゃないかと思っていましたが、母親の心の叫びを聞いて目が覚めた思いがしました。

会澤の手の穴を始め、主に中学のクラスメイトを迫害してきた罪が、水に流れることは今後一生叶うことはないことを悟りました。

それにしても、悠介の母親が中学時代に行った所業を知っていて、完全スルーしていたことには驚きました。

家に痕跡は一切残していなかったし、被害者の報復も中学時代にはなかったはずです。

でも、どこかで知ってしまったのであれば、もはや手遅れ状態ともいうべき、息子の変わりようを目の当たりにしたことでしょう。

もし警察に駆け込み、証拠不十分で対応しかねると言われ、その行動がバレてしまったら、今度は自分が悠介のターゲットにされてしまう…

そんな恐怖心が日常的につきまとっていた状態で、我が子や食事に来た会澤を笑顔で迎え入れていたわけですね。

結果、報いを受けるはずの悠介の代わりに、三田村兄による暴行に加え、悠介失踪後に放火による火傷と後遺症まで負った母親。

一方、悠介は母親にだけは、唯一純粋な思いやりが存在していたことも事実。

それは10年経った今も変わらず…

でも、まさか実の母親の人生さえも間接的に壊してしまったと知り、本当のショックを受けて倒れてしまったという顛末。

会澤だけはコミカルに接していた分、心情的に分かりにくいものがありましたが、他の被害者同様に恨みは微塵も晴れていないことが分かりました。

四面楚歌の中、現状心の拠り所となる藤森兄弟すらも、米村刑事に吹き込まれて、不信感を募らせ、もう八方塞がり状態。

もはや、首の皮一枚繋がって信頼を置いている藤森兄弟を、死ぬ覚悟で救っていくしかなくなったというのが、悠介の心境ではないでしょうか。

環はまだ悠介が好きなのか…?

記憶喪失後に悠介が出会った、同級生であり恋人の環が、昔と違ってかなり荒ぶった強い女になっていましたね…(笑)

一ノ瀬や会澤とは異なり、加害者となっていない唯一の人物でもあり、幾度となく死に急ぐ悠介を引き止めたキーパーソンでもあります。

そんな彼女は、10年経った今でも悠介のことを待ち続けていたのには驚きでした。

悠介のパートナーと見なされて、彼の母親同様に襲われる可能性だって無きにしも非ず。

ただ、悠介と向き合ってきた環にとっては、もとより覚悟の上。

大したリスクでもなく、それより悠介の行く末を見届ける使命があると感じているようにも思えます。

自分の化身のような、ラスボス・米村をどう迎え撃つのか…?

刺し違えてでも、蒼志たちを救うという決意が見られましたが、果たしてどうなるか…

恩田夏樹は全てを知っている!?

もともと恩田夏樹は、亡き妹の仇とも言える悠介に一矢報いようと、ジャーナリストとして彼を追いかけていました。

さらに、監禁・拷問された際も、犯人は悠介であると思い込んでいたのも事実。

でも、その後、何かをきっかけに妹や監禁の犯人が悠介ではないと、薄々気づき出したのではないでしょうか。

おそらく、東京に逃げ帰った後に接触した、米村たちの行動に不審点があり、それを追求していくうちに、新事実が発覚したとも考えられます。

憎悪の対象がいない場合は、誰かを生贄にする必要がある。

悠介の過去とは関わりはないものの、因果応報とも呼べる悪行をしてきたわけだし、恨まれても仕方ない人物だと…

恩田が目を背けていた真実とは、悠介の改心と、真犯人は別にいるという事実。

いよいよ、悠介にとって不利な状況を覆す切り札が出てくるのでしょうか…

一ノ瀬たちをエサにする?

米村のアリバイは曖昧なものになりましたが、悠介のアリバイはどうなったのでしょうか。

おそらく、蒼志らが時々見かけたくらいで、疑わしさは米村とほぼ一緒だと思われます。

ただ、自分の周りを嗅ぎ回っていると知った米村は、確実に悠介関係者と睨んで、手を打ってくるはずです。

そこを、悠介が利用して、一ノ瀬たちを襲うところを現行犯で捕らえるという作戦になるのではないでしょうか。

でも、米村もその悠介の動きを読んで、トラップを仕掛ける可能性もありますね。

お互いの出方次第で、先手後手が決まってきそうな予感がります。

米村の”布石”とは…?

米村の思惑に反して、彼の安全圏がじわじわと脅かされてきています。

このまま米村の悪魔の所業が明るみに出ればいいのですが、そう簡単にもいかないようですね。

一体米村はどんな”布石”を打ったのか、ハラハラさせられます。

それには110話で20年後の蒼志が語った、”後悔”も絡んでいるように思えてなりません。

火をつけられた米村は!?

悠介の過去の資料で蒼志を脅そうとする草下部。

悠介の所業を知りたいがばかりに、殺意を芽生えさせる米村。

過去の悠介の悪魔性が、見知らぬ大人たちの悪魔性を助長させるという、恐ろしい展開です。

草下部と接触したこと自体が、米村にとっては計算外ということが発覚。

これはつまり、豊田夫妻を破滅に追い込んだ米村を、悠介が間接的に追い込み始めていると解釈できます。

そう考えると、なんとも不思議な因果ですね。

どこまでも邪悪な米村

草下部も最期までどうしようもない悪党でしたが、邪悪さで言えば米村が上回っていたようです。

つくづく強欲で身勝手で自分本位な2人の戦いでした。

そして、彼らに運命を弄ばれた蒼志は、再び米村によって陥れられそうになっています…!

それよりも早く、悠介たちが米村を追い詰める展開を願うばかりです。

悠介を出し抜いた米村…!?

4人がかりで米村を追い詰めた場面は、サスペンスもののクライマックスのようにドキドキしましたね!

米村の「悪魔」を責める悠介は、過去の自分自身を責めているようにも思えて、この物語の真のテーマを感じさせられました。

悠介の録音した音声を元に出し抜こうとする米村ですが…。

この4人が揃って、そんな簡単な罠に引っ掛かるでしょうか?

もう一段階、米村を嵌める罠が用意されている、そう思わずにはいられません!

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まとめ

以上、『君が僕らを悪魔と呼んだ頃』11巻のネタバレと感想・考察の紹介でした。

最後までお読みいただきありがとうございました(^^

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