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二月の勝者6巻のネタバレ感想や発売日!ジャイアントキリングとは?

こんにちは、マドです!

この記事では、単行本『二月の勝者』6巻ネタバレと感想を紹介します!

※『二月の勝者』6巻の発売日は10月10日予定です。

ネタバレの前に、どうせなら『二月の勝者』最新刊を絵付きの漫画で読んでみたいですよね。

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二月の勝者6巻のネタバレ

6巻の見どころは全部で9話分ありますので、順番にネタバレしていきますね!

  • Point1(47話)

    合格者数は指導力で左右できない…

    桜花ゼミナール強化合宿5日目最後の夜、夕飯は各自に鍋が出されて一部女子以外は疲労のひろが隠せな表情。

    特に、まるみ元気がない理由は疲労だけはない様子。そして塾講の給与についてツッコんだ質問も…!

    夕飯中に、元気のないまるみに朗報と言って、Ωのイケメン達の連絡先が書かれたメモ帳を見せてハイテンションの女子。

    最終日の夜はさすがに騒がしい様子は微塵もなく、泥のように眠る生徒達。

    社長のお膝下の新任同期と一緒に見回り完了し、先生達の集まる食堂に戻ってきた佐倉。初の強化合宿の感想を聞いていく中、出張費が支給されて喜びモード。反面、給与が安いことに苦笑い。

    とはいえ、結果を出せば上乗せされる歩合制。それを駆使しない手はないと色々掘り下げて質問。

    イメージとしては、分校で最難関を1割出せたらトップレベルで、基本給に3割上乗せ。校長クラスだと7割も上乗せされ目を輝かせる佐倉。

    ただ、結果が出ないと減給もあり、まさに天国と地獄

    成城学園校は御三家と最難関を合わせて5つも取り、かなり歩合も良い感じ。

    しかも先輩達に言わせれば、生徒の指導力と言うより、結果云々は「運」に尽きるとのこと…!

    やはり、根性論でどうにかできる難関レベルと、地頭が元々良い子が集結する御三家レベルがあり、その塾の門を叩いた子がどちらかによって結果も変わってくるわけです。

    “オリンピック選手育てたみたいなスゴい指導ノウハウ持ってる陸上コーチが、どんな子でもリレー選手にしたあげられると思う?”

    帰りのバスの中で、昨夜の先輩達の言葉を反芻しながら、個人の能力に天井があることは否定できないと思い直す佐倉。

    到着して集合する生徒達を窓から見下ろし、クシャクシャになったプリントを手に、ひどい精神状態にもかかわらず、問題を解いた強さに当たられ、必ず合格させるとつぶやきます。

    生徒宅では、それぞれが合宿帰りの子供をねぎらう様子でしたが、まるみは上機嫌な母の運転する後部座席で突然泣き出します…!

    “女子学院なんて夢見てバカだった…私なんかが受かりっこない…”

  • Point2(48話)

    講師飲みで知ったまさかの事実!?

    合宿翌日、家でストレッチ中の佐倉は合宿を通して、生徒同士の横の関係が深まった様子を思い出しほっこり。

    ただ、自分の不甲斐なさが目立ってしまい、もっと頑張らねばとモヤモヤ。

    そこへ、“渡りに船”と言わんばかりに、合宿で知り合った新任のグループラインで飲みの誘いがあり…

    イタリアン店で乾杯する4人。

    • 御茶ノ水校:碧山皐月
    • 池袋校:棚橋和馬
    • 自由が丘校:松山沙耶
    • 吉祥寺校:佐倉麻衣

    学生時代から塾講でバイトして、クラスまで持っていた苦労話に花咲かせる、棚橋と松山。そして、その話にしっかりキャッチボールをしながら、メニュー選びからドリンク追加など、スマートな気配りを見せる“飲み会マスター”碧山。

    そんな楽しい雰囲気の中、佐倉は生徒に対する指導のコツを聞き、碧山からマジメだな〜とたしなめられ、興味津々な話題は給与の話に…

    池袋校の校長が院卒で、塾講以外の選択肢はなかったのかと不思議がる棚橋。

    理由は、助教授のポストが簡単に空かないことと、文系院卒だと就職困難な側面もあるため。

    碧山は、社長も言っていた“未来のエリート育成がしたい”という人がいる例に挙げ、分析を語り始めます。

    1. 東大合格者は首都圏私立出身者が4割弱
    2. 首都圏の中受の生徒育成=日本のエリート育成
    3. 東大生の家庭年収は950万円以上が6割で、私立に通える経済力も高水準

    それを体感し、周りも中学受験して私立が多かったと言う碧山…ってことはと、3人が注目すると…

    “ああ僕 一応東大卒”

    一同驚愕の顔に、碧山は“なんで塾講って聞くんでしょ?(笑)”と曖昧な表情。

    佐倉の印象では、チャラそうに見えて頭脳派、会話の腰を折らずに気配りもできる切れ者、さらに爽やかイケメン…

    完璧な人間にモヤッとする佐倉。そして明日の準備のため帰ろうとする佐倉に、要領よくやろうと言う碧山。

    東大卒とは処理能力が違うと言い残しサクッと帰る佐倉は、分かっているだけに若干気にした様子。

    日、吉祥寺校でのミーティングで、模試の種別リストを配布し、入試本番を想定して模試選定するよう促す黒木。

    終わった後、黒木に相談。Rクラスを受け持つ以上、一生懸命授業をしたいと懇願する佐倉。しかし…

    “貴女のような「アタマも筋肉」みたいな講師が、一生懸命になればなるほど授業は空回りする”

    そして、ジャイアントキリングを成し得る可能性“自分の頭で考えているか”という点が関与しているとアドバイス。

    思考と生徒の成績は直結する。生徒に“いかに頭を使うか”を、自分の頭で考えるよう指南を受け、佐倉は再度奮起します。

    いよいよ、夏の成果が顕著に数字に表れる「合格判定模試」がスタート!

  • Point3(49話)

    夏合宿後に偏差値ダダ下がり!?

    模試会場の入り口まで我が子を見送る母たち。思い返すは、人生で一番勉強に打ち込んだ夏合宿

    この9月の模試で、なんとか成果が出て欲しいと祈るような気持ちを抱きますが、ふと佑星の母は黒木の言葉を思い出しました

    “夏合宿を本当に頑張ったと思えたその成果…結果は9月の模試で…”

    ハッと我に帰った佑星ママは、そのまま学校説明会のホールに向かい、この感じで2月まで続くのかと不安な思いを巡らします。

    そして試験終了後、佑星しかり他の生徒も手応えあり!として、母共々に夏合宿の恩恵を感じていましたが…

    模試の結果は、有力生徒達が軒並み偏差値ダウン。佐倉はどうしたものかと頭を抱える一方、Rクラスの生徒の変化に目を見張りました。

    夏前までは、結果が散々でも笑っていたのに、誰もが悔しがる姿を見せ、明らかな気持ちの変化を感じ取った佐倉。

    また、講師達も親からの電話ラッシュが入ると思いきや、凪のように静かな電話機。

    実は、夏合宿前に黒木が、9月の模試結果を予期して、保護者に動揺しないよう話を入れていたのです。

    ただ、その会に不参加だった島津の母は、息子が偏差値を3ポイントも落とし、絶望に震えが止まらず、島津自身も布団を被り泣きながら…

  • Point4(50話)

    黒木の術中にハマった保護者たち…

    9月の模試で偏差値が下がってしまい、結果を見て青ざめる子供と保護者

    しかし、“夏合宿の成果が出なかったじゃないか!”という感じのクレーム電話はなく、静かな塾内で黒木の言う「布石」に耳を傾けます。

    要は、9月の段階では、かなりの生徒が成績を落とすと予想されることを保護者会で話していたわけです。

    佐倉が抱いた疑問でもある、“今回はできた”という手応えを本人たちが感じていたことでした。

    でも、それは佐倉が受け持つRクラスの生徒。黒木に言わせれば成績が伸びなかった理由は2つ

    【1つ目】
    「ただ埋めただけ」の解答を「できた」と思うこと。解答合わせもせず、ぬか喜びしている生徒こそ「できてない」と考えるべき。

    【2つ目】
    夏以降は6年生の前半とは違い、ほぼ全員が勉強に取り組み、全体の学力が上がるため、個人の頑張りが反映されにくいこと。

    良くて横ばいで、下がるのが普通と思った方が良い。

    “それじゃ、偏差値をあげることなんて今後不可能”

    そう焦りだす佐倉に、“しーっ”と人差し指を口に当てて近づく黒木。

    “お客様(生徒や保護者)に聞かれたらどうする”、と不気味な笑みを浮かべ、秋以降に細心の配慮をするポイントを話します。それは…

    いかに「辞めさせないか」という一点。

    これから追い込みにかけて、オプション盛りだくさん。つまり、ガチ集金が始まるわけです。

    これは、講師の給与にも大きく影響するため、理屈的には他の講師も黒木に同意。それはそうと、布石の正体を早く教えて欲しいと、催促された黒木は…

    “夏の成果は9月には出ません”と、これだけ…!?

    大きなジャンプを飛ぶために一回しゃがむ体勢になることを、成績が落ちることに喩え、成果が出るのは10月と伝えたわけです。

    成績の下がった模試結果を見て、落胆するも事前に覚悟ができていた保護者。

    まさかの予想が現実になり、浮かない顔をしながらも、逆に黒木に対する信頼が増し、クレームも塾離れも回避したわけです。

    でも、もし10月に成果が出なかったら、“成果、出ませんでしたね”で片付けるつもりの黒木。

    これには、親子共に踏ん張ってる状況に対し有りえない答えだと、声を大にして熱り立つ佐倉。

    しかも、悪い成績でもヘラヘラしていたRクラスの生徒が、泣くほど悔しがっていたことを思うと辛い…

    その様子を聞き、“笑えてくるほど最高です!”と、信じられない言葉を残して去っていく黒木。

    ところで、成績ダウンの生徒が目立つ一方、大きく上昇した生徒がいるのも事実

    それが、加藤匠をはじめとする生徒たちで…

  • Point5(51話)

    テキストをゴミ箱に捨てた理由は…

    偏差値を上げたのは合宿時にΩ入りした上杉海斗柴田まるみ、そしてAクラスの加藤匠の3人でした。

    匠の家では本人を交えて、家族で結果を見ながら良かった点を讃え、モチベーションも上々な様子。

    一方、海斗は弟と比べれば何て事ない数字で、親の喜びに反して本人は冷めていて、まるみは部屋に閉じこもってテンションは低いまま…

    さて、偏差値を3ポイントも落とした武田勇人は、母の目の前で全教科の解答テキストをドサッとゴミ箱に投入

    “俺もうこんなのやめる!こんな事やったって何の意味もなかったんだよ!”

    絶対やめると母に宣言したのは一体…まさか受験を…

    こんな感じで、各家庭では悲喜こもごもな状況。

    翌日、出勤してきた黒木に“授業を見学させてください!”と申し込む佐倉。

    フェニックスでも最上位クラス担当だったので、最下位クラスに同じノウハウが通じるとは思わないよう釘を刺されます。

    ただ、“見たものをどう活用するか”の判断を自分の頭で考える。その条件の下でならと了承する黒木。

    今日はそのままRクラスの授業に臨む佐倉は、模試の熱が冷めていつも通りの雰囲気になり、心境は少々焦りモード。

    とりあえず、宿題を忘れた生徒が多すぎるので、今から10分でやるよう計ります。そんな中、すでに宿題自体をやってきていた勇人

    でも、丸つけがまだなので聞いたところ、“答えの本を持ってないので”と、この時期に忘れ物をする勇人を注意しようとする佐倉。

    でも、いつもとは様子が違い、変に落ち着いて悩ましげな表情

    黒木の諸々言われた言葉を思い出し、叱るのではなく別のアプローチ方法を考える佐倉は…

    “解答を持ってないと武田くん自身が困るよね”

    そう切り出すも、“別に…”とハグらかされ慌ててしまう佐倉。でも、“答えの本なんて持ってる方が困る”と言いながら号泣する勇人。

    部屋を移して話を聞くと、今まで「答えを写す」ことで誤魔化していたことを打ち明けました。どうしても解答テキストを持っていると癖で見てしまうと…

    なので、今後は母に解答を預け、自分の成績が悪いことも身に染みて自覚。

    その点を、母に怒られたか心配する佐倉ですが、勇人から“呆れたって爆笑された”と聞き一安心。

    一方、勇人母は“あんのバカ息子。ゲーム隠した時も結局探し出したやつだしなあ。どこ隠そう?米びつ?”

    泣き笑いしながら、自発的になった息子の変化と成長を喜ぶ勇人母。

  • Point6(52話)

    島津順がついに鬼の父に猛反発!?

    “どういうことなんだ?”

    眉間にしわを寄せながら、息子の成績ダウンが表示されたスマホをかざし、島津順の父は母親に迫ります

    塾の言いなりになった結果がこれなら、いよいよ自分で問題集を探すと言い、夜な夜なパソコンで検索。

    その後、教室で眠りに落ちそうな島津を見て、塾の配布テキストではないことに気づきます。

    どうやら、かなりの冊数の問題集を取り揃え、塾の宿題にプラスしている模様。

    “や、たいしたことないんで”というものの心配な講師たち。

    島津から借りた問題集を見て“秋以降の「あるある」〜親が買ってきたナゾの問題集〜”と、桂もヤレヤレといった感じ。

    そして、島津の元へやってきて“やるのはこの2冊のみ”と、問題集を絞るよう指示する黒木。そして、島津父に伝えるよう言います。

    “元フェニックスのカリスマトップ講師が「やらなくていい」といっている”

    自分で言うかよと笑う島津に、“世の中には肩書きに弱い大人がいる”と付け足し、妙な納得感に不可解さが残る島津。

    ただ、家では父が“それもそうだな”と受け入れた様子。

    さらに、明日は自分がデパ地下のステーキ弁当を差し入れに行くと、優しさを見せる島津父。母も安心の表情を浮かべますが…

    翌日夜、島津父がステーキ弁当を持参し、例のカリスマ講師を一目見ようとやってきましたが…まさかのクダラナイ話に大笑いしながら教室から出てきた息子を発見してしまい…

    そして、真顔の父と目が合ってしまい さあぁ と青ざめる島津。

    クラスメイトの手前、笑顔で弁当を差し出す良い父親を見せ、友達からは羨ましがられます。とりあえずはホッとする島津。

    島津父は、エレベーターで上杉母とすれ違い、声をかけられます。

    “ここのところ順君に勉強を教わっているらしくて、おかげで海斗、成績が上がったんです!”

    良かったです、と挨拶をすませて家に帰るや、人に教えて自分は成績下げて先生気分か?と言われ、

    “楽しそうにやってんじゃねえよ!!”と鬼の形相の父。

    “バカの相手してんじゃないよ!”と、ゲキ詰めしまくる父。

    しかし、順も黙っていませんでした。

    “謝れ。俺の友達にバカって言った事を謝れ”

    そして、つかみ掛かった父と息子のバトルが始まり…

    一方、桜花ゼミナール本校で社長に呼ばれた黒木。

    そこで、桜花最上位クラス御茶ノ水校の「御三家クラス」担当講師に抜擢されます。

    ところで、吉祥寺校の調子を社長に聞かれ、“予想通りの大荒れ”

    それと合わせて、“そして、ここからは親の狂気”と答え、“二度と同じ過ちは繰り返さない”と誓いますが、一体なんのことなのか…?

  • Point7(53話)

    一瞬で全員の士気を高めた黒木の演技力!?

    “じゃ、今日の打ち合わせはこれで”

    帰り際、黒木は高級フルーツサンドを差し出し、今夜はこれないためショーマに任せると言い、繁華街の雑居ビルを後にします。

    これから向かうのは桜花ゼミナール御茶ノ水校(本社)。

    会議前に、白柳社長から2名の会議見学者を紹介。

    札幌校校長の牧野と、大阪の系列塾・虎勝セミナー校長の桧木。

    この2名を呼んだ意図について、書記担当の碧山が不思議に思ったため、白柳社長が説明。

    なんと、札幌校では地元中学の他に、東京御三家を狙う家族がいるとのこと。合格後の引っ越しについては家族に任せるも、ほぼ腕試しで終わるケースが多い。

    大阪は、塾の拘束時間が長いと、灘出身の友人から聞いた様子の碧山。

    つまり、家での宿題も塾で済ませてしまうというスタイル。

    さらに、今年も「開成受験ツアー」を企画する桧木。開成受験後、ランドに行くセットコースとのこと。

    そして、紹介後にいよいよ本題に入る白柳は、司会を秘書・林原に任せます。

    今月開催予定のコース内容は以下の通り。

    • 志望校別特訓…各講座により校舎が指定(例:駒澤西方→下北沢校)
      講座料:10万8千円
    • 日曜特訓(弱点克服講座)…学校別の講座の指定がない場合に参加
      講座料:9万7千円

    さらに、冬期講習、正月特訓、直前特訓を間にはさみます。

    中受時代を思い出しながら、講座料を計算して集金的な総仕上げだと一人盛り上がる碧山。

    その声は、だだ漏れ…(笑)

    そして、それら講座への申し込み目標「全桜花生の9割」はクリアしたとのこと。

    しかし、全体の生徒数が5%減と考え、急遽目標変更を全体の95%に引き上げることになり、会議室はざわめきます。

    “いや、さすがに鬼でしょ?”

    6年生が40人のところは38人!?クレームまがいの発言が飛び交う中…

    “達成不可能と言い切る根拠は?”

    黒木の強気な発言に、薄ら笑いの各校長たちは、外部の塾講座に流れていく、お決まり事を言います。

    “土壇場で信頼されないなんて情けなくないですか?”

    ただ、フェニックスと一緒にするなと、ブランド力の違いを言い放たれますが…

    既に志望校別に31名全員の申込み済みの結果を持ってきた黒木。

    そして、立ち上がった黒木は言います。

    御三家クラスは各校の生徒を責任を持って預かるも、志望校のため他のクラスを見ることは不可能

    “吉祥寺校の生徒が皆様ご指導のクラスに伺う時は…”

    深々とお辞儀をしながらお願い申し上げる黒木に、一同みな驚愕。

    あの黒木が頭を下げたとあれば、キツイけどやらない訳にはいかん

    一気に皆のモチベーションを上げて会議は終了。

    黒木のパフォーマンス上出来だと喜ぶ白柳。

    ただ、たとえ95%達成したとしても、顧客様は以前の様相ではないため、安易な見通しは立たられないと微塵の笑みもない黒木。

    なにせ、10月から生徒の親は狂気の化身となるからで…

    一方、黒木はしばらく例の課外授業に出られないため、碧山にショーマをサポートするよう依頼。

    成績が伸びた生徒の親は、塾終わりも我が子を労い、朗らかな雰囲気。

    一体、この姿がどうなってしまうのでしょうか…?

  • Point8(54話)

    学園祭見学の最大の落とし穴とは…?

    上杉兄弟のは、フェニックスの麻生コースで、灰谷の授業の分かりやすさに目を輝かせます。

    灰谷としても嬉しいことですが、気になったのは上杉弟が話した、桜花に通う兄・海斗がトップのΩクラスに移ったこと。

    自分が知る限りでは、最下位クラスだったのに、黒木の手腕により成績急上昇したと自覚し、悔しさを滲ませます。

    家では、上杉弟が母から、海斗が桜花でどんな勉強をしているか聞きます。

    自習時間で友達(島津順)から勉強を教わっているとのこと。

    ただ、距離感が近すぎると塾生同士の確執が生まれるデメリットをうたい、

    “そもそも塾って 友達作りに行くとこじゃないよねー”

    と、フェニックスのエリート養成に特化した部分を、笑顔で伝える弟。

    一方、桜花のΩ授業が終わったところで、いつも通り島津順に分からないところを教えてもらおうとすると…

    “あ、ムリ。今日 急いでるんで”

    父親の一件で、教えることから意識的に離れる順。

    その頃、黒木は講師を集めて、文化祭・説明会シーズンの動きを説明中。

    モチベアップのためには持ってこいのチャンス。

    さらに、塾では文化祭日程を含めた学校一覧を配布し、佐倉が便利ーと言ったところをすかさず、

    “情報も塾にお金を払って買うものです”

    ピシッと情報に対する価値を打ち込まれます。

    その後、三浦佑星母からの問い合わせに対し、志望校の訪問方法についてアドバイスを入れる黒木。

    • 佑星本人がいけなくても母だけでも説明会に行くこと
    • 説明会の予定が合わなくても、学校によっては個別案内してくれる可能性もあること

    極め付けは、文化祭…!

    -ここから、2校に向かう別々の親子について描写スタート-

    一つは三浦佑星親子3人、もう一つはRクラスの女子3組の母娘

    女子校文化祭見学に来た今川理衣沙母は、“滑り止めにちょうどいい”など、若干横柄な感じで学校を見ている様子。

    他の母たちは、人が良いため、それに従う感じに見学は進み…

    別の場面で、黒木は“仲良し同士で連れだって行くな”と、講師たちに忠告を入れます。なぜなら…

    • 人と一緒に行くと気を遣う
    • 集中力が散漫になる
    • 時間一杯、親子ともども学校をしっかり見れない
    • 他人の意見を無意識にインプットしてしまい、自分の価値観で物事が見れなくなる

    最後は、まさに女子校見学の3組が陥っていること。

    つまり、家族だけで訪問するのがベスト。そうすると、多大なメリットがあります。例えば…

    園学院中の見学に来た三浦親子は、息子が催しのサッカーストラックアウトで、先輩のお兄さんたちと和気あいあいとしている…

    まるで、我が子がこの学校に通っている生徒のように映る父母。

    一方、女子校3人組は、来る途中のカフェでランチする提案に流されるまま、移動することに。

    ただ、一人の生徒の母が、「入試相談コーナー」の教室を見て…

  • Point9(55話)

    説明会で詳しい試験範囲を教えちゃう…?

    神保女子学園中の文化祭に来た、Rクラス仲良し女子3人親子

    そのうちの山本香苗の母は、娘が嫌がるものの、進路相談コーナーに惹かれて、他2人の親子と別行動をすることに…

    すぐさま、香苗の存在に気づいた、教室内の女子生徒に囲まれるも、すっかり意気投合

    制服を試着して香苗本人はもちろん、親子ツーショットを撮った写真を見て、母自身も娘の未来を見ているようで、新鮮な気分になります。

    香苗母はコーナーを担当している先生から、授業内容からイジメの有無まで包み隠さず聞くことができ、ますます魅力に感じていきます。

    さらに…本番直前の説明会では、かなり具体的なテスト範囲を教えてくれると聞いて驚く親娘。

    他校の説明会もある中、自校に足を運ぶ=入学を熱望されていると受け止め、合格に近づいてもらう対策も込めているとのこと。

    帰りに桜花ゼミナールへ立ち寄って、神保女子学園について桂からも意見を伺い、さらに好印象を受けて帰る香苗母。

    やった感じで顔をキラキラさせる桂ですが、香苗が元々20くらい上の学校を志望していたのに、あっさりレベルを落とした疑問を黒木に伝えます。

    黒木いわく、今までの志望校は世間に目を向けた見栄であり、ようやく娘に目を向け始めた良い傾向と答えます。

    逆に気になっているのが、偏差値が上がっているにもかかわらず、メンタルが落ちている柴田まるみ。

    まるみは、ほぼ毎日自習室に来ているものの、応用問題につまずいてしまい、JGは高望みかもと考えも出てきます。

    後からやってきたジュリから、自分の頑張りを褒められ、さらにジュリの苦手な国語は偏差値54と聞いて、少し親近感が沸くも…

    “そうだよ国語も理科もしっかりやんなきゃ、せっかくの算数偏差値72が泣く”

    花恋がそう付け足し、あまりにズバ抜けた偏差値に仰天するまるみ。

    さらに他のΩクラスの生徒との差を感じ、母に志望校を落とすことを相談しようと考えるほどに…

    その頃、黒木はまるみの復活案として、席替え表にペン入れを開始。

    ジュリとまるみを隣同士にする意図とは一体…!?


ニャン玉
ニャン玉
『2月の勝者』56話から先は7巻のネタバレ記事に続くニャ!

以下、7巻のネタバレ記事になります!

https://dramad-tv.com/2019/08/19/nigatsuno-sosha-07kan/

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『二月の勝者』6巻のネタバレを、読んでいただきありがとうございます!

でも、どうせなら佐倉先生や黒木先生たちの絵を見ながら、このリアル受験戦争を追っかけていきたいですよね…

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二月の勝者6巻の感想・考察

なぜ東大生は一応なのか…?

過去に書籍化された同タイトルがありました。「東大」が特別ブランドと評価しがちな日本社会の批判が主な内容。

東大生としては特別な印象があるわけではないので、胸を張ってドヤッ東大出身と言うわけもなく、サラッと紹介して息するように流す程度のもの。

羨望と嫉妬が入り混じった特別視する非・東大生と、埋めがたい溝が勝手に開いていく。

特に、作中の碧山はキレッキレの頭脳に気配り&イケメンと言うハイスペック所有者。凡人の佐倉からしてみたら、どうしても無意識にも比較してしまう。

そんな細かいやり取りが描写されているのも、面白さの一つかと思いました。

ジャイアントキリングを成し得る思考法

再度ジャイアントキリングの意味を確認しますと…

番狂わせ(ばんくるわせ)は、予期せぬ事態により物事が思惑どおりに進まなくなること、またはスポーツの試合などにおいて戦力や過去の実績で上回る競技者や競技チームに対して格下と見なされる側が、事前の予想を覆して勝利することを指す言葉である。

受験に置き換えると、放物線上に成績がグーンと伸び、数日間で何倍もの理解力や知識を得られる可能性のことです。

今までつまずいていた項目を理解した瞬間、ドドドッて問題が解けていく感じ。

黒木先生はそれを、「自分の頭で考えること」に焦点を当てているわけですね。

人からのアドバイスは数多く聞いてきた佐倉が、今度は自分なりに答えを出す時がきたようです。

生徒たちの模試の結果に合わせて、どう指導していくかがキーになってきそうですね!

保護者に打った布石とは?

模試後、合宿成果が反映されることを受けた本人は当然、親も期待を抱いてしまうはず。

でも、フタを開けたら皆揃って偏差値ダウン。

中受経験が無ければ、この現象は不思議という以外ありませんが、黒木先生からしたらまだまだ想定内だったという事。

そこで、夏合宿前に保護者たちに何を伝えたのかが気になりますよね。

おそらく、9月の模試では合宿の成果が出ることはほぼ無く、プラマイで言ったらむしろマイ。そういった、現実的なポイント推移を訴えていた可能性があります。

悔しがった生徒を笑う黒木の魂胆とは?

9月に成果が出ないのは想定内と、保護者をコントロールする黒木。果たして10月に成果が出なかった時に、どう対応するのかが気になりますね。

冷淡にあしらう絵が浮かばないので、おそらくオプションへの誘導文句をパターン別に用意しているのでしょうね…

佐倉はRクラスの変化を目にして、俄然やる気を出す勢いですが、ここは生徒たちの温度に合わせていくのが吉なのでは…

でも一方、島津母子と鬼の父がどうなってしまうのかが気になります。

どうやって自信を取り戻すか…これで模試恐怖症になっては何のための夏合宿だったのか。

これは確実に一悶着ありそうですね…

ジャイアントキリングの3人とは…?

黒木先生が言っていた、ジャイアントキリングを匂わせていた3人がついに覚醒しましたが、匠以外の2人は気持ちの変化は合宿時と同様。

このまま淡々と伸びてくれれば良いのですが、比較対象が前回の自分ではなく、チートレベルに高い弟や、JG志望のイケイケ才女のジュリ。

なかなか、劣等感を払拭するのは難しそうですが、非常にナイーブな上位クラスの2人を今後どう底上げするのか…?黒木先生の見せ所ですね!

佐倉先生は、Rクラスの子達を拾い上げる力を秘めているはずなので、生徒といかに寄り添い、ニーズをキャッチできるか…

10月のポイントアップに向けて、どんな挽回策を講じるかが生命線になりそうですね。

荒れた島津家をどう収めるか!?

やはり、島津父子は荒れに荒れましたね!

島津父からしたら、自分の勉強をおろそかにして、格下の周りに持ち上げられて陶酔した愚かな結果だと思っているでしょうね。現に言ってるし…

ただ、生徒同士が切磋琢磨する姿に、黒木が一切関与しなかったことや、周りの生徒の成績底上げに貢献した島津の存在の大きさは分かっているはずです。

全て想定通りだったということで、これから向かうは「親の狂気」という魔のゾーン。

その登竜門ともいうべきは、合宿の成果が反映させると言った10月。

もう恐ろしすぎる…

ショーマと碧山の関係は?

ちょいちょい登場する、繁華街の隠れ家のような塾?の運営者ショーマ。

彼は黒木は、何となく古い関係かと察しがつきますが、東大出身の碧山も全容を知っている反応だったのが驚きでした。

そもそも黒木の出身大学が東大なら、接点があるのも頷けて、さらに元フェニックスの先生・生徒の関係なら尚のこと。

とは言え、黒木が絶対秘密と釘をさす背景とは一体どんなことなんでしょうか…

学校見学をカンフル剤にする…!?

志望校を見にいくことは、上手くいけば受験に対するモチベがグンと上がる。

でも、下手すると何も得られずに、マイナス要因にもなる可能性もある。

その対比が、とても分かりやすく描写されていました!

しかも、学校の雰囲気に加えて、在校生との子供が触れ合って好感が持てれば、親自身も夢が持てて、より子供を応援したくなる要因にもなるってことですね!

でも、片や女子校のメンツはママ友リーダーが舵を独占しているため、主従関係が生まれて子供とまともに話し合う余裕もない。

ただ、遊びに来ている感覚になって、ともすれば嫌な思い出にだってなりかねませんね。

女子の方は本命校ではないようなので、まだカンフル要素を失ったわけではないですが、これから塾側がどう軌道修正していくかが見どころですね〜

まとめ

以上、『二月の勝者』6巻のネタバレと感想・考察の紹介でした。

最後までお読みいただきありがとうございました(^^

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