小学校で行われた同窓会がリアルサバイバルの戦場に…!!
首謀者みきおが出すお題に、疑心暗鬼と駆け引きを廻る人間の底知れぬ黒さが露わになる、内海八重先生の漫画『なれの果ての僕ら』。
を順番に紹介していきます。
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『なれの果ての僕ら』6巻の発売日と収録話数
こちらはまだ公表前でしたので、過去の発売ペースから予想してみました。
◇『なれの果ての僕ら』の発売ペース
- 1巻:2020年4月17日
- 2巻:2020年6月17日
- 3巻:2020年8月17日
- 4巻:2020年10月16日
- 5巻:2021年1月15日予想
『なれの果ての僕ら』の単行本は約2ヶ月ペースで発売されているため、6巻の発売日は2021年3月17日と予想されます。
ちなみに、6巻の収録話数予想とのタイトルのまとめです。
話数一覧 | タイトル |
42話 | みきおの死がもたらすのは… |
43話 | みきおが死んでも狂気は止まらず… |
44話 | 意外な人物が口を開き…! |
45話 | 焦る長谷部を襲うのは… |
46話 | 暴走する長谷部の矛先は… |
47話 | 暴走する長谷部の矛先は… |
48話 | 密室に女子を連れ込んだ「王様」が… |
49話 | 石井の本心が語られる… |
50話 | 惨状を目撃した月岡は… |
それでは続いて、気になるネタバレを見ていきましょう!
『なれの果ての僕ら』6巻の全話ネタバレ紹介
『なれの果ての僕ら』6巻の収録話数は全部で9話分ありますので、順番にネタバレしていきますね!
みきおの死がもたらすのは…
みきおの遺体を前にみんなが取り乱す中、ネズは怖いほどに冷静です。
月岡は首元の傷から、みきおが後ろから首を絞められたのだと判定し…。
そして最初の1時間が過ぎた後、BチームとCチームは教室の外に出たためアリバイがハッキリしていません。
みきお殺しの犯人探しをする流れになりますが、冷静にそれを制止する早乙女。
みきおが死んだのなら、誰が殺したかよりも、今すぐ学校から脱出することの方が大事なはずなんです!
ところがネズが見つけたスマホはすべて破壊済。
屋上からみんなで大声を出して助けを呼ぶことに決まりかけますが、水野がみきおの銃がなくなっているのを発見し、それぞれの疑心暗鬼が深まり…!
そんな中黒田は、安藤と雨宮がコッソリ抜け出すのを見つけ、追いかけます。
何をしているのか問い詰めると、
“未来の遺体がないの”
そう答える安藤。
そして2人の異様な雰囲気に、黒田は恐怖心を抱き…。
みきおが死んでも狂気は止まらず…
なんとか生きており、目覚めた梶原。
傍らには先生だけがおり、必死に呼びかけてくれていました。
しかし梶原が、先生も蹴ったことを指摘すると先生は、
“さぁ…なんのことかしら……”と言い出し…!
一方、雨宮を問い詰める黒田。
雨宮は安藤とともに観念し、”計画は実行されたわけだし”と言って、みんなの元へ。
みきおの殺害現場である図書室では、脱出か銃探しかでもめる中、王様の権利を失って罪だけを残した長谷部が、焦りを感じており…!
そして合流した安藤と雨宮は、2人と葉月と未来とで決めた計画を明かし始めます!
しょーやんを追わず屋上に残った安藤・雨宮・葉月は、未来を介抱していました。
この時、なんと本当は生きていた未来…!
しかし未来自身が、生きていることは誰にも、ネズにすら言わないように、口止めしていたのです。
クラス全員を騙したその理由は、みきおの不意をつくため。
つまり、みきおを殺したのは、未来なのだと言い…!
意外な人物が口を開き…!
未来がみきおを殺した。
そう知らされたネズは唖然としますが、石井がそれに付け込んで毒舌を発揮!
“腰抜けの彼氏がやらないから代わりにやったってことだよ”、となじるばかりか、未来が手を汚したのも全部ネズのせいだと責めだして…。
ネズが追い詰められる中、”ふざけんな!”と横やりが入ります。
その声の主はなんと…黒田でした!
石井は「被害者」という安全地帯に身を置いているから、そんなにいばっていられるのだと。
そして、”人を…殺さなかったことを…責めるのは…絶対間違ってる…と思う”と、自信なさげではあるものの、誰もが言わなかった正論を真っ向から掲げます。
それに同調する水野も、言い過ぎた石井を責めますが、一方のネズは全部自分のせいだと思う気持ちが止まらず…。
その様子を見て雨宮は、すべての元凶であるみきおへの憎しみが爆発!
みきおの遺体を蹴りながら、小清水を殺された恨みもぶちまけ、犬飼、倉本、小山内もそれに続きます。
しかしそれを制止する安藤が、未来が現れないのは計画外の事態だと言い出しました。
未来に危険が迫っているかもしれない、でも未来は銃を持っているはずで…。
それを聞いて飛び出すネズ、さらに銃を奪うために長谷部も飛び出します。
未来の安全を確保するため、安藤が早乙女に説得をし、脱出より先に未来探しをすることになりました。
しかし一人残った月岡だけは、みきおの笑みを見て、彼の企みに勘づいた様子で…!
焦る長谷部を襲うのは…
(もし小山内や及川が先に銃を手に入れたら…)
支配欲だけでなく報復を恐れる意味でも、長谷部にとって銃の入手はマスト。
未成年なら外に出て裁かれても、素性は公に晒されないから構わないという考えで、長谷部はこの異常空間で「俺の青春」を思いっきり楽しむつもりです!
さらに、付き合っている間ヤラせてくれなかった葉月を凌辱するという考えもあり…。
しかし後ろから、長谷部は突然殴られました!
その相手とは…モップの軸を構えた石井。
黒田に糾弾された恨み、長谷部からもリンチされた恨みを、ここぞとばかりにぶつけます。
しかし石井は、長谷部に腹を殴られ蹴りつけられ、またも悔しい思いをすることに。
一方、未来を見つけられないネズは屋上に向かいます。
雨宮はそれを引き止めようとしますが、構わずドアを開いたネズは何かを見たようで…。
事件後の溝口は記者の取材で、実験の後は誰とも会っていないと答えていました。
それは「嫌なことを思い出す」という理由もありますが、”どんな悪人でも善人でも仮面をかぶっている”ことがわかったから。
そして、「極限状態で善性を保つ」なんて無理なのだと、みきおの実験そのものを否定するのでした。
場面は戻り、みきおの殺害現場で端末を探す月岡と溝口。
棚の隅にノートパソコンがあり、みきおの顔認証でログイン成功!
そして月岡は、監視カメラで撮った映像データがクラウド上にアップされていることをつきとめます。
彼らのここでの行いは外部に流出している…。
それがわかるとともに、月岡はみきおの母からの着信を受けるのでした!
屋上で見つけたネズの「転機」は…
見た瞬間ネズの中で何かが変わったと、のちに面会室で彼自身が語ったもの。
それはなんと、今度こそ「動かない未来」でした。
犬飼・雨宮・委員長が追いつく中、ネズは一丁の拳銃を取り出し…。
図書室では、みきおの母が月岡と通話をしています。
みきおとクラウドの実験データ共有をしているため、彼女は実験のことも把握しており…。
危険視した月岡は通信を切ろうとしますが、そうすると実験の動画を全世界に配信すると脅されてしまいました!
自分が責められる覚悟はできている月岡ですが、他のメンバーや両親などが世間から攻撃されることを指摘されると、抗うことができません。
みきおの母は、自分の息子が殺されるところを見ているにも関わらず平然としています。
本人は悲しいと言いますが、それは”もう親子デートできない”から。
みきお以外とは全然話が合わないと、あっけらかんと話す彼女に、月岡は感情が欠落した狂気を感じるのでした。
みきおの母は動画を脅迫材料に、みきおの遺志を継いで実験を続けると宣言。
一方屋上のネズは、未来が誰かに殺されたのだと言い出します。
そしてのちに、その推論は正しかったと言われており…。
犬飼たちに銃を向けて、誰一人逃がさず未来殺しの犯人探しをすると宣言するのでした!
暴走する長谷部の矛先は…
未来が死んでネズが銃を構え、みきおの母親が実験を引き継いだ。
これらと同時に、もう一つ”口にするのも汚らわしいあの事件”と言われるものが起きたようで…。
屋上から引き返し、今の状況をラッキーだとほくそ笑む長谷部。
未来が死んだ今、ネズは何かをしでかすに違いない。
そうすれば自分のやらかしも相対的に印象が薄れて、事件後のバッシングが自分に向かないと踏んだのです!
長谷部は苦悩する及川を味方につけ、石井・安藤・黒田の元に向かいます。
自暴自棄な石井に、先ほどの口論は石井憎しで言ったものじゃないと語り掛け、長谷部から身を挺して守ろうとする黒田でしたが…。
あっけなく組み敷かれ、必死の抵抗もむなしく、気絶するまで蹴られた挙句にリモコンを奪われてしまいます…。
のちに倉本は、優等生タイプの長谷部がなぜ豹変したのかと記者に話します。
すると記者は、それは極限状態で見せた人間の本性でなく、自分を見失っているだけなのだと、まるでカウンセラーのように説くのでした。
場面は戻り、長谷部と及川によって石井と安藤は、カギ付きの狭い部屋に閉じ込められてしまい…。
密室に女子を連れ込んだ「王様」が…
みきおの母は月岡と溝口に、状況が整うまで待機を命じられます。
たとえ石井の身に何かが起きていると、月岡が気づいても。
密室となった放送準備室で、長谷部は石井と安藤に電流を流します。
さらには石井だけを放送室に連れ込んで、”脱げよ”と命令し…!
耐えきれず安藤が止めに入ると、”じゃあお前が脱げ”と長谷部の容赦ない一言。
躊躇する安藤ですが、意を決して脱ぎ始めました!
全部脱ぐから好きにしろと、善性に従って安藤は覚悟を決めた様子。
安藤は、善性より保身に走って長谷部と同レベルの人間に堕ちてほしいのだと、長谷部の思惑を見透かしており…。
先生たちに梶原をリンチさせたのもそれが理由だろうと。
“アンタは卑怯者よ”と、安藤は下着姿で啖呵を切ります!
痛い図星を突かれた長谷部は、安藤に電流を流して襲おうとしますが…。
“待てよ”と横やりを入れる石井が、自分の身体を差し出しました!
2人の心の強さに内心焦るばかりの長谷部。
しかし及川の後押しによって、全裸にさせた石井とのお楽しみの時間を始めます…。
石井の本心が語られる…
小学生の頃、石井は未来と月岡に憧れていました。
2人は当時から大人びていて、達観して揺るぎない自分を持ち、そして優しかったから。
だから中学に上がってからは自分も2人を見習った行動をし、そんな自分を誇らしく思っていました。
しかし、月岡のリンチで心の拠り所を失ってしまい、感情のまま人に怒りをぶつけた自分。
そして、黒田にそれを見抜かれて逆切れした自分に情けなさを感じ…。
正気を取り戻した月岡、みきおを単独で倒した未来と比べて、弱い自分を卑下します。
それでも強い人間であることを証明したいと切望する石井。
もし嫌がるなら安藤をヤると長谷部に言われて、包み隠さず全裸を晒し…!
石井の自己犠牲的な行動に、自分だけが堕落していることを突きつけられ長谷部は逆上!
全裸で石井を強姦し始め、石井はこれで自分はもう惨めな人間じゃないのだと、己に言い聞かせますが…。
(あたしって…可哀想……)
そんな考えが不意に、石井の脳裏をかすめます。
強くありたいと願う理想、次々と襲う理不尽な状況に打ちのめされた心。
2つの葛藤の果てに、石井の目から涙がこぼれ…。
さらにその瞬間、月岡が事態を目の当たりにしているのを見つけてしまうのでした。
惨状を目撃した月岡は…
小学生の頃、休み時間に教室でフロイトの本を読んでいた月岡。
石井は”そんな難しい本一人で読んでばっかいると病気になっちまうぞ!”と言いました。
すると月岡は、天啓を得たような気分だと、嬉しそうに笑い出し…。
当時の2人は、そんな関係を築いていました。
しかし今、月岡はリンチの件を改めて後悔しながら、みきおの母に教えられた通りに図工室の石井の元へ走ります。
そして長谷部のレイプ現場を目撃するのでした。
近寄ろうとすると石井の首を絞められ、みんなを呼ぼうとすると石井の全裸姿をさらすことになると脅され…。
そんな長谷部が、電流のリモコンをポケットに入れた服を足でコッソリ引き寄せるのを、石井は見逃していませんでした。
その隙に長谷部の胸に蹴りを入れてリモコンを奪取!
すると月岡は長谷部の前に出て、身を呈して石井を庇います!
その時に安藤が及川とともに駆けつけ、大声で人を呼ぶと長谷部は全裸のまま逃走し…。
月岡は石井に抱きついて、助けられなかったことを詫びます。
しかし、”可哀想に……”という言葉は、今の石井にとっては逆効果。
差し出された服を薙ぎ払い、自分は可哀想じゃないと主張しますが、泣き出してしまいます。
その姿を見た月岡は机の上にあったトンカチを手に取り、長谷部へ殺意を向けて走り出すのでした。
最新話のネタバレはこちら!
『なれの果ての僕ら』を無料で読む方法
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『なれの果ての僕ら』6巻の感想・考察
のっとり犯は安藤と雨宮?
せっかくみきおが死んだのに、ネズは自分から動かず、早乙女以外は脱出より犯人探しに夢中。
これはみきおの思うつぼ、死後もみきおの支配が続いているようですね。
そして未来の死後から気になる描写の多かった安藤と雨宮ですが、やっぱり何やらワケアリの様子…。
やっぱり安藤と雨宮、もしかすると本当は生存していた未来の3人で、この実験の乗っ取りに動いていたのではないか?という疑惑が深まります!
未来は本当に犯人なのか?
やっぱり生存していた未来!
ネズすら欺いただけのことはあり、完全にみきおを出し抜けたことでしょう。
ところが、何度も消火器で殴られた身体で治療も受けないまま、女子である未来が男子であるみきおを、絞殺なんてできるでしょうか…?
みきお殺害の件についてはまだ謎が残っていそうです。
そして気になるのが、ついに始まった先生の豹変!
梶原のリンチに参加しておいて、とぼけ始めた先生は、梶原にとどめを刺すのか、もっとひどい凶行に走るのか…。
先生の動きにも注目です!
みきおの企みの正体は?
雨宮を筆頭に始まったみきおの死体蹴りですが、特に犬飼が唐突で不自然ですね。
もしかすると、何か証拠を隠滅するため、遺体を損傷させてカモフラージュしたのかも?
葉月が口を滑らせたことで長谷部が飛び出し、安藤の強い説得で図書室の外に全員が出て行ったことも、深読みすれば犯行現場から追い出す誘導にも見え、怪しさが加速します!
そしてみきおの企みとは…月岡が「この部屋」を気にしているのがポイント。
もしもの話、犯行現場はネットに配信されていて、クラスメイトたちの狂気が世界中に晒されていたとすれば…みきおは確かに、笑いながら死んでいったことでしょうね。
ネズが見た衝撃の光景とは?
すっかりヒール役の長谷部が童貞だとわかり「ざまあ」な情報でした。
そして彼が行動を起こすより早く、誰かが屋上で何かしでかしたようで…。
ここで2人の投身自殺か、内臓破裂での死亡者発生のどちらかがあるのでしょうか?
みきおの母親がこの実験をモニタリングしている疑惑も生まれ、次にまた急展開がやってきそうです!
2人の狂気が実験を悪化させる?
みきおが死んでも終わらない実験。
それには、みきおと同じく同窓会メンバーたちを実験動物としか見ていないみきおの母の狂気と、未来の生存を期待して叩き落されたネズの絶望がありました。
ここで未来が死んだとなると、今度こそ死因は内臓破裂と思われます。
するとこの日に起こる悲劇とは、2名の投身自殺を残すのみ。
一体誰と誰の、どんな理由によるものなのでしょうか?
2人の犠牲者は一体誰?
事件後の倉本の口ぶりから2名の投身自殺は、長谷部たちのこの凶行が原因で起きるものと見て間違いないでしょう。
そうなると、危うい雰囲気だった先生と梶原については、二日目時点では生存確定と言って良さそうです。
多くの読者は長谷部と及川が全裸で抱き合って死ぬことを望んでいそうですが…。
長谷部に追い詰められた石井が極端な行動に出そうで、不安で仕方がありません!
投身自殺は石井・長谷部で確定?
長谷部に一矢報いながらも、状況に抗うことはできなかった石井と安藤。
とうとう石井が長谷部にレイプされそうですが…!
ここで全裸になったことがポイント。
この後生まれるという2人の犠牲者は、全裸で投身自殺していたとのことでした。
つまり石井が安藤の身を守るため、長谷部を全裸で突き落とそうとした末に道連れになると考えられるのです…!
悲劇の舞台が整って…
長谷部も自ら全裸になったことで、いよいよ次なる悲劇の状況が整えられてしまいました。
このタイミングで月岡が目撃者となったのは、間違いなくみきお母の差し金でしょう。
月岡の生存は確定していますし、もはや2名の全裸自殺は石井・長谷部で間違いありません。
一体石井は、どんな心境で長谷部に一矢報いるのでしょうか…?
月岡の行動が仇となる?
ここにきて石井のために、身体を張って長谷部に立ち向かう月岡は立派なものです。
それだけに、監獄実験での失態があまりにも惜しすぎる…。
それでもどこまでもクズに墜ちていく一方の長谷部とは大違いですね。
しかし、そんな月岡の強さも同情心も、今の強がりな石井にはかえって仇となる予感。
石井にさらなる悲劇をもたらす予兆にしか感じられません…!
まとめ
以上、『なれの果ての僕ら』6巻の発売日と収録話数予想、ネタバレ・感想考察の紹介になります。
では、最後までお読みいただきありがとうございました(^^
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