この記事では、島袋ユミ先生の漫画『夜伽の双子―贄姫は二人の王子に愛される―』2巻のネタバレ・感想を紹介します。
『夜伽の双子―贄姫は二人の王子に愛される―』2巻のネタバレ紹介
夜伽はプラトニックに終わる？
今夜俺の部屋に来い、とユオからの誘いに心が逸るヒルマ。
初めて視線を逸らさず、真っ直ぐ見てもらえたし、ユオに抱かれるのはほぼ確定。
しかし、部屋に向かう途中、アームと遭遇してしまい、手錠のような氷魔法をかけられて焦るヒルマ。
順番は大事、本当なら兄の自分がヒルマを一番に抱くはずだと、目だけ笑っていないサイコな表情を浮かべるアーム。
そこへユオが登場し、いつものアームらしくない、悪いが今日の夜伽は自分の番だと言って、ヒルマを無事部屋へ導きます。
いや何で？と言わんばかりに、夜伽のうんちくを垂れるヒルマに、散々伝えた「王位継承の為に女を利用するつもりはない」とのこと。
よく知りもしない女は抱ける気もしないということで、もっとヒルマのことを知っておきたいと初めて向き合う2人。
2人で話たあとはベッドで添い寝して、その晩を過ごします。
翌日、王宮内を侍女を従えて歩くヒルマに、周りの貴族たちが嫉妬の批判をコソコソ言うも、昨日のユオの真摯的な対応に心躍り、全然気にならない様子。
ユオとの初対面と刺客の罠？
すると、とっても機嫌がよろしい様で、と後ろからアームが登場。
昨日の夜伽は成功したようで是非お祝いを！とわざと周りに聞こえる声で言うもんだから、ヒルマも気が気でない…
あれこれ詮索するアームですが、それは秘密と言って黙秘を貫くヒルマ。
この態度がいじらしくて、強引に壁ドンして「キスはした？」と顔を近づけるアーム。
耳噛みをされてアームとの強引キスを思い出し、結局ヒルマにとっての初キスはアームに奪われたわけで…
そんな悔しい気持ちから、ユオは「とっても優しいキスでした！」と啖呵を切っていそいそと自室に戻るヒルマ。
その様子を見て、あれはまだキスすらしていないと、ヒルマの貞操を奪われていないことにアームは心なしか安堵。
ユオにもっと分かりやすく自分を知ってもらうためにはどうすればいいのか？
1人で自室ベッドに横たわっていると、次女から食べ物はどうかと提案されます。
原則、宮廷料理人以外のものを口にすることはないけれど、チャレンジしてみる価値はある。
と言うことで料理人に何とか交渉して、クッキーを用意しますが、案の定ユオは女の作ったものなど食べられないと拒否。
でも、実は自分は孤児院生まれで、そこの人達が唯一の家族、このクッキーは自分の誕生日でしか食べられない贅沢なもの。
毎日楽しかったが家族が病気で倒れ、つい魔力で薬を調達しようとするも、コソドロ扱いで暴力を振るわれた時、たまたま視察に来たユオに救済。
あの時のユオに惚れて今に至るわけですが、ユオいわく王族が支援し民を守るのは当然の責務とため息。
しかし、その時は当たり前をしてくれる人がいなかったと、当日思い出すヒルマは喜悦に溢れていました。
そのままクッキーを持って退室しようとするヒルマに、「食べさせろ」と引き止めるユオ。
まさかのツンデレ展開に驚くも、手が汚れるからとヒルマが直々にクッキーをユオの口に運ぶというラッキーシチュ。
クッキーを食べてもらって緊張が解かれるヒルマですが、信じられないことに口に入れたクッキーを吐き出すユオ。
舌が痺れる…と言って口を押さえるユオを案じて近づくヒルマ。
しかし、それを振り払い「衛兵」と言ってヒルマを押さえつけて、結局は自分を貶めるための計略だったのか！？と激憤。
そんなわけないと言おうものなら頬を平手打ちされ「口を開くな詐欺師の女」と軽蔑目線で見下ろされるヒルマは…
『夜伽の双子―贄姫は二人の王子に愛される―』2巻の感想・考察
ユオと打ち解けられる潮流に乗っかったと思いきや、まんまと嵌められたヒルマがもどかしい。
犯人はお菓子作りを提案した侍女でしょう。これはおそらく敵の刺客。
どういう経緯で誤解が解けるのかは、アームがきっと何とかしてくれるはずです。
ただ、こうなると誤解といえど暴行を働いたユオは、ヒルマに合わせる顔がない。
このままだとヒルマはアームの手に落ちてしまうことは必至。
ユオと再度打ち解けて、そのまま夜伽の流れになるようなイベントがあれば何とか修復できますが、これから邪魔者が堰を切ったように出現してくるでしょうね。
それと同様に、ヒルマが覚醒した魔力を見れる楽しみも増えてきそうです。
まとめ
以上、『夜伽の双子―贄姫は二人の王子に愛される―』2巻のネタバレ・感想考察の紹介になります。
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