この記事では、「週刊ビッグコミックスピリッツ」で連作中の漫画『HIKARI-MAN(ヒカリマン)』4巻のネタバレと感想を紹介します。
HIKARI-MAN4巻のネタバレ
寝ぼけ眼の無味乾燥とした人間となった白池光。
味覚や嗅覚が感じなくなる一方、全身にまとう静電気の威力は日を追うごとに増すばかり。
いじめっ子の双子も、光の下半身に触った瞬間、感電して気絶。そのまま無断欠勤生活がスタート。
とにかく、3巻とは比べものにならないほど、HIKARI-MANへの変身回数が多く、激情せずともスッと回路を帯びることが可能になります。
まさに無我の境地…
痛みを持ち帰らなくなった!?
毎晩、帰宅の遅い母の様子を見に、電線を通ってスナックへ向かうと、接待で上司にセクハラされながらも、カラオケを歌う母を発見。
「効率悪。こんなことする為に、毎晩酔っ払って帰ってきてるのかよ…」
その時、近くの犬に噛まれ、「痛み(バグ)」を持ち帰る面倒が増えた苛立ちで、犬を感電させてすぐに帰宅。
噛まれた足の痛みが無いことに気づき、バグが消えた喜悦に浸る光。
逆に、帰宅した母を冷たくあしらい、もはやロボットのような感情ゼロの人間と化していくのです。
アキバの電氣気功師
アキバのジャンクショップ(PC関連品)で、コンデンサーを購入する白池光。
レジ店員が、とんでもない大きさの千歳という女性で、支払いの万札を渡す際に静電気でパチッと反応。
すると、レジ後ろに座って電子タバコを吹かしていた男が、光の指先に自分の指を当て、静電気を滑らかに吸収or相殺。
「心がカラッカラに乾燥している」
「武器(でんき)ってのは使い方を誤れば人を傷つける」
そう言って、フレミングの左手の法則で光を指差します。
夜のアキバで喘ぐ千歳!?
昼間のエセ気功師に苛立っていた白池光は、同じ店に報復しに侵入開始。
そして、煙だらけの部屋のリクライニングシートに寝ている千歳。
そこに例の気功師が光の帯を宿した手を千歳の元にやり、突然喘ぎ出し、痙攣したかと思うとガクッと気を失う千歳。
かと思えば、PCから頭を出していたHIKARI-MAN=光が、男に頭を掴まれてしまい、不覚にも見つかってしまいます。
すべての攻撃が無効!?
「一体どうなってるんだ…それは。仕組みだよ!仕組み!」
触ろうとした男の手が光の腕から、まるで磁石のようにくっ付いて離れず、膝車の技ありで倒れこみます。
「おいおい、ケンカ腰になるなって…そんな気はねぇんだって」
スイッチの入ってしまった光は、問答無用でバトル開始…のはずが、すべての攻撃が受け流されて一向に当たらず、男は顔をガン見。
「おまえ…もしかして見えるのか?」
片方の足は軌道をズラされて、壁に穴を空けるほどの打撃で足先がズボリ。
足を心配する男と、衝撃音で目を覚ます千歳。
高速でPC回路から退散する光に、「えっ、え〜〜っ」と仰天する男。
電氣で足を治療する男
翌日、光はジャンクショップに行くと、男が呼び止め、
「左足大丈夫か?」
痛覚の無くなった白池光としては、男の発言は不可解。
しかし、言われた通り、昨日千歳の寝ていたリクライニングシートに座り、特に何も無いことを伝える光。
「明らかにこの部分が、滞っているんだけどなぁ」
男が言うには「電氣」が滞っているとのこと。
電と氣では別物で、「電」は化学的な西洋科学、「氣」は東洋科学であり自然界から発生する本来のエネルギーの事。
人間は、電氣じかけの塊であり、人体は電氣でコントロールできる。
そう言って、眉間に指を当てられた光は、突然左足の痛みを発症。
「いってーっ!!」
そして、もはや気功と言うべきか、男に手をかざされた左足は、「いた気持ちい」から昇天に変わり、快感のあまり気絶。
充満した負の電氣とは?
「昨日の夜中来た“電氣の格好”してきたヤツだろ?あれ、どうやったんだ?」
正体がバレたく無いあまり逃げ出そうとするも、力が入らずへたれ込む白池光。
男の説明では、光の体の中が負の電氣で充満しているとのこと。詳しく言うと…
- 負の電氣とは、±のマイナス極のことじゃない
- 電氣とは、作り物(ケミカル)ではなくナチュラル(自然体)
- 自然物ゆえ人間の感情を受けやすい
- 人間の感情は、ネガティブ(-)とポジティブ(+)でバランスがとれている
- 電氣は意志を持っている
- 光の身体は“負の電氣”に侵されバランスガタガタ
- 電氣が憑依しているようなもの
- それ故、プラスの感情が乏しく、五感も麻痺状態なはず
- 男は±を操れるため、光の攻撃の軌道を変えられた
- 痛みが戻ってきた光には、少しだがプラスが残っている
- 軽い心の病気を持つ千歳は、昨日光に触れてバランスを崩した
総じて、光の持っている“負の電氣”は、人間のネガティブな部分を引き出す、感染させてしまうエネルギー。
そして、「光も元はどこかで感染されたはず」とのこと。
もちろん、1巻の素っ転んで電子板に頭をぶつけたことが原因ではありますが…
「おまえのは、人のために使う電氣じゃない。自分のためだけに使う、くだらない電氣だ」
そう言い放つ男は、気功師として治療に役立てている。
そう言う対比構図ができていました。
無断欠勤してた学校が変化!?
夕方、久しぶりに教室に入ると、紫音が席に座っていて、白池光が学校を休んでいる間のことを話しました。
保健の先生は、元々持っている病気が悪化し退職。
光をいじめていた金城が、精神崩したため不登校。
そして、以前キスにより感染された紫音は、生理の血が止まらずイスから立ち上がれず泣き出します。
トイレットペーパーを渡し、教室の隅で自責の念にかられ、またダイヤ戦で感じた心臓の痛みが発症し、急いで帰宅。
そして、もはやヤク中のようにPCに向かい、HIKARI-MANになった光は、心地よい気分に浸ります。
ついに街中が停電に!?
「もっと光(電氣)をよこせっ」
気づけば街中が停電し始め、光は正義のヒーローと証明するがごとく、オタク狩りの不良をフルボッコにし、それを見て怯えるオタク。
それを見た気功師の男はアキバのPC室で、光が出るのを待ちます。
「電気中毒」と呆れ、「当ててみろよ」と挑発し、すべての電撃波をスルリと受け流し、ついに光はPCから出てきて男と対峙。
そして、光の自室のドアを開けたのですが、そこいたのは…
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HIKARI-MAN4巻の感想・考察
気功で怪我や病気を治す、文字通り手当をする人物は、現実世界でも稀に出くわします。
ただ、ミミズのような光の帯を、指先から出す真似はしてませんでしたね(笑)
また、電氣の話は、実生活に置き換えても参考になる話だったなと思いました。
いわゆる「腐ったみかん」の法則に似通ったものがあるかと…
最後、気功の男がHIKARI-MAN=光と対峙するシーンがありましたが、圧倒的に発光人間(白池光)の姿が異常であることを思い知らされましたね(笑)。
同時発売された5巻も、読了次第、感想を書いていきたいと思います!
さいごに
以上、HIKARI-MAN4巻のネタバレと感想でした。
では、最後までお読みいただき、ありがとうございました(^^