廣瀬俊さん著・河野慶さん作画の『復讐の教科書』は、マガポケ連載のいじめ被害者と担任教師の体が入れ替わり、立場を駆使して主犯たちに復讐するリスキーでチョイグロな漫画です。
を順番に紹介していきます。
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『復讐の教科書』11巻の発売日と収録話数
こちらはまだ公表前でしたので、過去の発売ペースから予想してみました。
◇『復讐の教科書』の発売ペース
- 1巻：2020年7月9日
- 2巻：2020年9月9日
- 3巻：2020年11月9日
- 4巻：2021年1月9日
- 5巻：2021年3月9日
- 6巻：2021年5月7日
- 7巻：2021年7月9日
- 8巻：2021年9月9日
- 9巻：2021年11月9日
- 10巻：2022年1月9日
『復讐の教科書』の単行本は約3ヶ月ペースで発売されているため、11巻の発売日は2021年4月9日と予想できます。
ちなみに、11巻の収録話数予想とマガポケのタイトルのまとめです。
| 話数一覧 | タイトル |
| 87話 | 校舎脱出に新たな障害！ |
| 88話 | 冴木VS新島に決着！ |
| 89話 | 勝利を確信した白鳥だが… |
| 90話 | 黒瀬が白鳥を連行する先は… |
| 91話 | 2人の攻防が地獄絵図へ… |
| 92話 | 「最後の授業」開始！ |
| 93話 | 黒瀬の復讐、完遂？ |
| 94話 | 決着がついたその後… |
| 95話 | 白鳥の過去を紐解く時！ |
| 96話 | 高校生白鳥が直面したのは… |
こちらは予想なので、11巻が発売され次第、正式な収録話数へ更新予定です。
それでは続いて、気になるネタバレを見ていきましょう！
『復讐の教科書』11巻の全話ネタバレ紹介
『復讐の教科書』11巻の収録話数は全部で9話分ありますので、順番にネタバレしていきますね！
校舎脱出に新たな障害！
不道が焼死し、黒瀬の残る復讐相手は白鳥のみ。
ところがその行く手を阻む者がおり…なんと新島が消火器を武器に襲いかかってきました！
黒瀬が去った後の教室でクラスメイトたちに蘇生措置をしてもらい、新島は避難より黒瀬にリベンジすることを選んだのです。
弱者を苦しめる強者を排除しようとする新島に黒瀬は、自身の思想が悪だと知って動く白鳥と違い、自身を正義だと信じておりいいように利用される新島は愚か者だと指摘。
そして被害者面して正義を振りかざす卑怯な人間だと批判しますが、新島は自分の行動を悪と認めることで正当化する黒瀬こそ卑怯な人殺しだと言い返します。
さらに消火液で黒瀬に目潰しをして爆発に巻き込ませ、勝利を確信しますが…！
そんな黒瀬をすんでのところで冴木が救出！
”要は情が湧く奴は救えばいいし気に食わねぇ奴はシメればいい それだけのことだろ？”と冴木は啖呵を切ります。
冴木は新島の逮捕へ向かう群青に頼み、覆面パトカーに乗せてもらって学校まで来たのでした。
外見が白鳥である黒瀬のことを”黒瀬”と呼ぶ冴木は、自分に冤罪をかけウサギやくるみ殺害を行った新島へのリベンジマッチを行うとし、黒瀬に先に行くよう促します！
冴木VS新島に決着！
新島を冴木に任せ、白鳥の元へ向かう黒瀬。
冴木は殺されたウサギたちやくるみの分だと、襲いくる新島をタコ殴りに。
新島は隙を突いて冴木の脇腹にガラス片を刺し、逃亡を図りますが…不運にも落下する防火シャッターに挟まれてしまいました！
被害者意識でいっぱいでこの世の理不尽さを嘆く新島に、追いついた冴木は同意しながらも、理不尽な世界で被害者になりたくないなら他人に不満や妬みを向けるのではなく、自分の人生に集中すればいいのだと告げるのでした。
若王子やカレン、生徒たちやネネ先生が脱出袋で避難・救出される中、群青たちも校庭に到着。
冴木も脱出してきますが、新島を連れてこられなかったと言います。
他に校舎内に残る人物は黒瀬だけとなりましたが…。
勝利を確信した白鳥だが…
黒瀬が出てこない燃えさかる校舎を、静かに見守る白鳥。
新島を殴っていたことについて、不道による印象操作であると、冴木と若王子がクラスメイトに弁明し、誤解を解くことに成功します。
不道を擁護した白鳥に、疑いの矛先が向かうも、白鳥の「黒瀬」としての演技と美谷の援護によって、あくまでも不道に利用されていただけという話に持っていきます。
冴木は白鳥に掴みかかり、”お前こそが主謀者だろ！？”と糾弾しますが…。
事なかれ主義の校長先生に咎められ、さらには新島にやられた傷が痛み、救急車で退場することとなってしまいました。
群青は白鳥に事情を聞こうとしますが、白鳥はそれを避けて美谷にかばわせます。
そして白鳥も学校を去り、さくらに会いたいと連絡を入れ…！
不道が死んだために、白鳥はさくらという新たな手駒を確保し、冴木とカレンを殺す算段なのです。
バス停に到着した白鳥は、先にベンチに座っていた人物に話しかけますが…その相手こそが黒瀬でした！
黒瀬は若王子から制服を借り、生徒のフリをして脱出に成功していたのです！
“丁度バスも来たし…仲良く乗りましょう…面白い所へ連れてってあげますよ”
黒瀬は白鳥にそう告げるのでした。
黒瀬が白鳥を連行する先は…
バスの中で黒瀬は白鳥に、なぜ自分をイジメたのかと白鳥の目的を聞き出します。
すると黒瀬のような強い人間を教師にしたら危険なのだと、子どもたちが理想と現実の間で無意味に苦悩して破滅するのだと返答。
黒瀬は白鳥こそ強者のはずなのに、なぜ同類を潰そうと手を汚すのかと尋ねますが…。
“過去に何かあったんですか？”
その一言に白鳥は反応し、改心や論破といった安いドラマにされる為に屍を越えてきたわけじゃないとすごみます！
対する黒瀬はバスの降車ボタンを押し、白鳥を連れてとある病院へ。
そこには白鳥の母親が入院しているのだというのです。
白鳥の父親は病気で他界しており、最愛の家族は母親だけ。
そして黒瀬が白鳥自身を殺したところで、涙すら流さないのはわかっていること。
“それなら母親を殺して白鳥聖の心を犯してやる！”と黒瀬は言い放つのでした！
2人の攻防が地獄絵図へ…
白鳥は、母親の闘病の苦しみを考えたら殺してくれた方がいいと言います。
しかし病院へ足を進める代わりに、黒瀬の父親について話し始め…。
仕事や裁判の相談に乗るフリをして心が病むように唆したこと、自殺現場に黒瀬が居合わせるよう仕向けたことを黒瀬に突きつけます！
さらにそれは時間稼ぎだったようで、やって来た美谷が黒瀬へ突進！
その隙に白鳥と美谷は逃走し、自分たちのせいで交通事故が起きるのも構わず歩道橋へと登ります。
追いかける黒瀬を、美谷は今度こそナイフで始末しようとしますが…。
逃げろという指示を無視した美谷を、白鳥が黒瀬に向かって突き落としました！
その弾みでナイフは美谷の腹部に深く突き刺さります。
自分の言うとおりに動かないならいらないと、男を頼って幸せになろうとしている時点でクズだと、白鳥は美谷に言い捨てるのでした。
「最後の授業」開始！
これまで自分の手を汚すことなく、思い通りに事を進めてきた白鳥。
対する黒瀬は”たとえ法で裁けなくても僕が許さない”と、満身創痍で立ち上がります。
それでも余裕の態度で立ち去ろうとする白鳥でしたが…罪を償ってほしいと願う母親の声が聞こえて立ち止まります。
黒瀬は白鳥母に、白鳥のすべての悪事を打ち明けており、反応をボイスレコーダーで録音していたのです。
途中で再生を停止し、ボイスレコーダーを白鳥の方に投げる黒瀬。
白鳥は続きが気になってそれを拾いますが…その隙を狙って黒瀬が襲いかかります！
白鳥は人を利用してばかりきたから実際に、転んだことが少なく人生経験が乏しいのだと黒瀬が指摘。
命を軽視する白鳥に、命の重みを叩き込んでやると殴りつけました！
そして白鳥の身体を抱え上げ、高架から落ちて２人して死のうとする黒瀬。
白鳥母が”私も一緒に死ぬから罪を償え”と白鳥に対し言っていたことを伝え…。
“これで先生の死を悲しむ人はどこにもいません”と、母親への情はあった白鳥を絶望させ、転落していくのでした。
黒瀬の復讐、完遂？
白鳥の悪あがきによって、２人の身体は落下せず歩道橋の上に転がることになりました。
黒瀬の身体と人生を乗っ取ってうまく生きていくつもりの白鳥ですが、黒瀬も必死に抵抗して白鳥の攻撃をかわし、白鳥は階段を転がり落ちて足を折ってしまい…。
お互いに満身創痍の中、黒瀬は身体を引きずり自分だけ助けてもらおうとします。
すると黒瀬は歩道橋の上から白鳥めがけて落下！
そうすれば黒瀬も死ぬのだと白鳥は呼びかけますが、これは復讐だから報われるためのものではないと主張する黒瀬。
そして転落した黒瀬の頭が白鳥の頭とぶつかり…。
群青に、２名の転落事故が発生したとの連絡が入ります。
２名ともに横高の制服を着ており、１名は意識不明の重体、もう１名は死亡しているのだと。
決着がついたその後…
「白鳥聖」は死亡し、彼のノートや謎のペン・ピアス・指輪・ミサンガが警察によって発見されます。
群青は、今回の件だけでなく白鳥の過去の罪をも調査し、世間ではヒーロー視されている白鳥の本性を明るみにしようと意気込んでいました。
放火殺人未遂事件を起こしたのは不道・新島・美谷の３名で、黒幕である白鳥は事件を解決しつつ担当教師として責任を感じ飛び降りたとされているのです。
一方で「黒瀬良太郎」は病院で意識を取り戻し、冴木が今の状況を説明しますが…。
その帰り道で冴木は若王子に連絡し、黒瀬の身体にはどちらの人格が入っていたかわからないと説明。
入れ替わりのことは伏せつつ、黒瀬の様子を見てもらうよう群青に頼むのでした。
ところが、群青がいざ黒瀬の元を訪問すると病室はもぬけの殻で…。
白鳥の過去を紐解く時！
「黒瀬」が病室から抜け出した痕跡があり、群青は黒瀬の捜索と同時に白鳥の過去を探ることに。
それは失踪した先が白鳥の過去にまつわる場所かもしれないからです。
群青は黒瀬と白鳥の入れ替わりに気づいていました。
それを伝えた冴木に理由を尋ねられると、顔を赤らめつつ”それは…言えない”と返す群青。
４つの遺留品のうち１つは、事故死した大学の同級生が身につけていた指輪と同じ文字が刻まれ、残り３つは見覚えがないことから、白鳥が過去に４人殺している可能性があると睨んでおり…。
早速白鳥の高校時代の同級生・犬飼と夏川を呼んで聞き込み調査を行います。
２人は、16年前の事件を境に、白鳥のおかげで自分たちみんなが変われたと語り始めました。
高３の９月、白鳥は親の仕事の都合で北海道からの転校生としてやってきました。
トイレで弱い者いじめをしていたクラスメイト・芦屋に、わざとドアをぶつけてスマートに去っていった白鳥。
自己紹介の場面で芦屋は白鳥の印象を下げようと画策しますが、白鳥は”弱い者イジメしてる人間に下げる頭は持ってないんだ”と自信満々に切り返すのでした。
高校生白鳥が直面したのは…
芦屋の弱い者イジメを正々堂々と糾弾する白鳥！
ところが教室は、イジメられていた側の犬飼をいじる雰囲気になり…。
犬飼自身も卑屈な態度を取っており、優秀な芦屋に叱られても仕方ないと笑う始末です。
すると白鳥は日曜に犬飼を呼び出し、犬飼の想い人・星宮とその友人・夏川と遊ぶお膳立てをしました。
私服を褒められただけで舞い上がった犬飼は、早速星宮に告白してしまい…。
星宮は頭を下げて断り、犬飼は走り去り夏川が追いかけることになるのでした。
白鳥は星宮に、犬飼の何がダメなのか尋ねます。
もしかするとあの教室に根付いていたような優生思想に感化され、星宮も犬飼が弱者だから振ったのではないかと。
ところが星宮はそんな教室の空気に馴染めずにいたらしく、犬飼のことも自分を蔑むから異性として見られないだけなのだと打ち明けます。
お互いに本音を話し合えて、距離が縮まった白鳥と星宮。
ところがその時、白鳥が何者かに突き飛ばされて階段から転げ落ち…！
そしてその場には、いつも芦屋がつけているピアスをつけた人物の姿がありました。
そのピアスとは、群青が白鳥の部屋から押収したものと同じで…。
既に亡くなっているという芦屋は、白鳥によって殺されたのだと、群青はこのエピソードから確信するのでした。
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『復讐の教科書』11巻の感想・考察
冴木は復讐を果たせるか？
ここにきてまさかの新島再登場、そして冴木の救援という、息もつかせぬ展開の連続！
罪もないのに酷い目に遭わされた冴木には、スカッとした勝利を味わってほしいものですが…。
火の回った校舎の中での戦いで、果たして無事でいられるか心配ですね。
満身創痍の黒瀬の安否は？
「弱者」を主張する新島に対し、正論をかまして見せた冴木！
しっかり新島に仕返しをしたところも含めてかっこいいですね。
しかし燃えさかり爆発が連続する校舎内に残された黒瀬が、果たして無事なのかが気になります。
黒瀬はこの窮地から脱出を成功させ、白鳥への復讐を遂げられるのでしょうか？
２人の決戦の場所とは？
なんと無事に生きて脱出成功していた黒瀬！
白鳥を一人の状態で確保することもでき、これでさくらに危害が加わることも防げたことでしょう。
果たして黒瀬は白鳥をどこに連れて行くつもりなのでしょうか？
白鳥の黒い過去に迫る？
白鳥に対する復讐として、その母親を殺すと宣言した黒瀬。
黒瀬の人格を考えれば、本当に決行するとは思えませんが…。
しかしこれによって白鳥が歪んだ思想を持つきっかけとなった、彼の過去に触れることとなりそうですね！
手駒を失った白鳥は…？
ここでまさかの美谷登場、そして死亡？
白鳥の相変わらずのサイコパスぶりを見せつけられる回でしたが、これで白鳥は現状の手駒をすべて失ったことになります。
新たな手駒としてさくらに目をつけていましたが、果たして彼女の存在が黒瀬・白鳥に対してどんな結果をもたらすのでしょうか…？
黒瀬・白鳥の安否は？
ついに最後の復讐を遂げようとしている黒瀬！
やっぱり人を殺した自分も死ぬべきなのだとし、白鳥もろとも心中するつもりのようですね。
とはいえ、落下して頭をぶつけるという状況は、この物語冒頭の入れ替わりを思い出させます。
これは２人死亡エンドではなく、２人が元の身体に戻るのでは…と期待せずにはいられません！
生き残ったのはどっち？
やはり冒頭と同じく、２人の頭が再びぶつかりあう展開がやってきました！
これはいかにも２人の身体がまた入れ替わり、黒瀬が元の身体と人生を取り戻すパターンに見えますが、果たしてどうなのでしょうか？
そして群青の受けた報告が本当なら、黒瀬と白鳥のどちらが生き延びたのかが気になるところ。
ご都合主義でも、黒瀬に人生をやり直してもらいたいものですが…。
黒瀬の中身はどっち？
白鳥が死亡して、後はその罪が暴かれるのを待つだけ。
そう思いきや、生き残った「黒瀬」の中身が本当に黒瀬なのか、入れ替わったままの白鳥なのかわからないまま最終章が開幕しました！
あるいは黒瀬の身体に２人の人格が備わってしまったか…。
なんにせよ、息もつかせぬ急展開ぶりに目が離せません。
高校時代の白鳥に何が？
新章開幕と同時に始まった、白鳥の気になる高校時代のエピソード！
白鳥の邪悪は当時から猛威を振るっていたのか、それともこの時を転機に目覚めてしまったのか…。
この話で、白鳥という人間をより深く知ることができそうで楽しみですね。
優生思想に抗う白鳥？
元々正義感の強い人間であることには間違いなさそうな白鳥！
ところが転入した学校の優生思想に触れることで、弱者を守りたいがために考えを歪ませていくかもしれませんね。
当時の白鳥と黒瀬は非常に似ているように感じられますが、どこに彼らの分岐点があったというのでしょうか？
まとめ
以上、『復讐の教科書』11巻の発売日と収録話数予想、ネタバレ・感想考察の紹介になります。
では、最後までお読みいただきありがとうございました（^^
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