「テセウスの船」で一躍話題になった東元俊哉先生の新作『プラタナスの実−小児科医療チャンネル−』。
を順番に紹介していきます。
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『プラタナスの実−小児科医療チャンネル−』1巻の収録話数ネタバレ紹介
『プラタナスの実−小児科医療チャンネル−』1巻の収録話数は全部で5話分ありますので、順番にネタバレしていきますね!
1話がややボリューミーですが、無理のない感動シーンがいただけるので是非読んでみてください!
ヤバYouTuberな感動小児科医?
一人寂しすぎるも健気にアップ
公園で怪しげな黒装束の男がいると通報を受けたポリスマンに、不信感MAXで尋問されも、笑顔を崩さない鈴懸真心(すずかけまこ)。
その心は、クマのぬいぐるみとピクニックYouTuberをしているからだと、余計にヤバい奴だと思われます。
何とか見逃してもらうも、すぐに川崎市立中央記念病院から入電があり…
本当に胃腸炎であっているのか?
小野寺宏太は夜間保育園に迎えにきた母に連れられ、病院に向かいます。
保育園の先生いわく、宏太がお腹を痛がっていたため胃腸炎の診察を受けた方が良いとのこと。
小児科医の渡辺先生からは胃腸炎でウイルス検査も不要だと言われ、不安が過り、本当に大丈夫かとネット情報を言おうとすると…
ネット情報を鵜呑みにするのは勘弁してくださいと、取りつく島もない。
腹痛が一時的に治った宏太は、無邪気にイオンで遊びたいと駄々を捏ねますが、仕事が忙しい母はつい声を荒げます。
最後は、仕事が落ち着いたら一緒に遊んであげられるから、もう少しいい子にしててね、とお互い約束します。
実は小児科医バイトで頼りにされてる?
外来者が残り20人でてんやわんやの川崎市立中央記念病院の小児科病棟。
そこへ、理化学研究所のバイトの子が来るはずだけど…と、行っているそばから、真心が到着。
診察が始まるや、小児喘息の薬を出してくれ、ネットに書いてあったから間違いないと、ややヒステリックな母親を相手にする真心。
ただ、否定するわけでもなく、和やかに詳細を伺う真心を見て、渡辺は感心を抱きます。
屋上で2人で休憩をとっている際、渡辺は子供は好きだけど小児科医は楽しくないんじゃないかなと、憂鬱な感じで空を見上げます。
ただ、真心の関心は今日の動画投稿のコメントが「キモすぎw」だけだったことにショックを受けて上の空。
倒れた宏太の容態を瞬時に分かる真心
バスに乗るだけのセルフ撮影を始めるも、この辺のバス停が分からず行く人々に道を尋ねます。
ただ、みんなスルスルと冷たく避けていき、ズーンとなる真心。
そんな時、道端で屈み込んで嘔吐している子供(宏太)とパニックになる母親を発見。
医師として、様子を伺う真心は母親から、数日腹痛が続き胃腸炎と診断された経緯を聞き、病名や症状が頭の中で反響。
さらに、母親が子供の症状日記を一人LINEで記録していたため、見せてもらいます。
そこから真心は(胃腸炎じゃない)と断定し、赤いウンチは出なかったかと聞きますが分からず、至急外科病院に搬送。
宏太の病名は腸重積
病院で超音波検査をするように指示し、母親に症状を説明。
「腸重積」というリンパ組織が腫れ、腸内に腸が嵌まり込んでしまう6歳くらいまでよく起こる症状。
最悪は死に至る危険性もあり、長時間放置しなかったため良かったものの、宏太は我慢していたと想定される。
母親はどうして我慢していたのかと驚き後悔をしますが、子供は言葉にするのが下手なためどうしても嘘をついてしまうことがあると、冷静に伝える真心。
高圧浣腸で治らなければ手術の必要性があると伝え、不安いっぱいな母親は宏太の元に行き、今も笑顔で大丈夫だと言う宏太の手を握り、涙に伏せます。
すっかり落ち込む母に掛けた言葉とは?
宏太の治療も手術することなく無事終わり、安心する母ですが、気づいてあげられなかった不甲斐なさに落ち込む母親。
母親失格と涙を溜める母親に、そんなことないですよ、と言ってLINEの症状記録が的確だったため早期判断ができたことを伝える真心。
特に押しては引くという腸重積がもつ特有の症状まで書いてあり、子供は隠しているつもりでも母親はちゃんと見ている証拠。
宏太と二人で生きてきたからこそ気づけたことで、何もできなかったなんて決してない。
真心が励まし、母親は宏太のベッドに寄り添いながら、歌を歌って楽しげな様子。
誤りに来て気落ちしている渡辺にも、真子はドンマイの意味で、背中をポンと叩きます。
鈴懸家の父親から封筒が届き…
翌日、理研の研究室まで向かう途中、同期からYouTube見たぜ!(笑)と興味津々で冷やかし挨拶をされ、盛大にキョドる真心。
それは良いとして、と茶封筒を手渡された真心は、裏側に書いてある送り主をチェック。
鈴懸吾郎つまり北海道にいる父親から送られて来たもので…
クリスマスに繋がった家族愛
名残惜しくも退院していく宏太を、病院入口まで見送り、最後までお礼を言われる真心。
その夜はクリスマス前日。
帰宅する真心のお隣さん家族の由奈が母に怒られて外に出たところを、真心と鉢合わせ。
由奈が持っていたクリスマスカードは、開くと音楽が鳴る素敵なもの。
階段に座りながら真心が話を聞いていると、母が出てきて挨拶し、由奈にまだ幼い弟・結弦を叩いてちゃダメだと注意します。
由奈としては、大事なクリスマスカードを勝手に取られて嫌だったと聞かない様子。
ともあれ、明日はクリスマスだからケーキ屋としては掻き入れ時で、その分いつも以上に子供の送り迎えや食事の準備など、慌しくなると真心に話す母親。
翌日、由奈は小学校の友達と下校中、由奈ちゃんちはケーキ屋さんだから食べ放題で良いなぁと羨ましがられます。
両親ともにケーキ職人で、クリスマスは寂しく迎えることを隠しながら明るく振る舞います。
母が職場に行き、真心も入れ違いで仕事から帰宅。
すると、由奈が「マー君!!」とドンドン玄関ドアを叩いて助けを求め、様子を見にいくと結弦が呼吸困難な状態で倒れていました。
携帯を鳴らしても接客中の母は気づかない。
救急箱など素早く用意する由奈に、何か飲み込んだ可能性を知らせる真心。
ハッと気づいた由奈は、クリスマスカードの電池がなくなっていることを発見。
急いで病院に連れていき、アルカリ電池が食道に引っ掛かっていると診断。
これがリチウム電池なら化学火傷を起こして穴が空く危険があったと、不幸中の幸い。
ただ、待合室にいた由奈は責任を感じて泣き出します。
元気付ける真心の後から、ナベ君もやってきて、クリスマス和みエピソードと称したお得意の長話開始。
由奈をナベ君に任せ、マグネットカテーテルでボタン電池を摘出して、結弦も無事完治。
職場から飛んできた由奈の両親が病院に到着。
まず状況説明をしてから、由奈がひどく落ち込んでいること、そして自分も幼少期のお留守番が不安でお漏らした珍話を両親に伝えます。
でも、由奈はちゃんとお姉さんとして弟を見ていたこと、ボタン電池の誤飲発見も由奈の気づきのお陰で、真心はとても感動したと…
そう言って、開いた由奈のクリスマスカードには温かい家族の絵が描かれていました。
院内では弟が由奈にお礼のように懐いて、安堵の涙を浮かべる由奈。
両親も由奈にお留守番を任せて良かったと由奈を励まし、真心と一緒に帰路に着きます。
別れ際に、由奈が真心のお父さんの手紙も、きっと良い事が書いてあると伝えます。
部屋で封筒を目の前にした真心は、意を決して絶縁中の父親からの手紙を読みます。
隣からはジングルベルの歌が聞こえ、反して物思いにふけるように外を見る真心。
父から一度会いませんか。と書いてあり…
北広島へ行く
真心は父親からの手紙を見て、北広島へと向かう飛行機に乗っていると父親の事を思い出していました。
父親はかつて大病院の病院長であり、採算の悪い部署の医師を減らしたり、成績が悪かった真心を叱責したりと厳しい人物でした。
そんな真心を父親の病院の小児科で働いている母親は応援していましたが、経営が悪いと言う理由で父親は小児科を閉鎖させたのです。
その事を思い出し、複雑な表情をする真心。
そして北広島市医療総合センターへとやって来て、本当に小児科をやる事を知ります。
あちこちを見て回ると青葉と言う女性と出会い、父親がCLS認定試験を受けていた事、セラピー犬の導入や内装も手掛けている事を知る真心。
そんな中、赤ん坊を連れた夫婦がやって来て、子供が泣き止まないと相談しに来ました。
治療終了
吹雪の中、赤ん坊を連れて家族がやって来て泣き止まないと言います。
真心は小児科医がいないのを知り、自分が名乗り出ようとしたら父親がやって来ます。
父親は真心を一目見て息子だと分かりましたが、真心は何年も会っていないのに馴れ馴れしく父親面するなと刺々しい物言いをしたのです。
取りあえず家族を処置室へと連れていく父親。
家族に事情を聞きつつ、泣きわめく子供をあやす父親の姿を見て、こういう父親は初めてだと思う真心。
そして処置室に入り、赤ん坊の靴下を脱がせると髪の毛が赤ん坊の足に絡まって締め上げるヘアターニケットである事が発覚し、真心はハサミで毛を切る事で処置しました。
父親は感謝しますが、真心は赤ん坊を救っただけだと言いつつ、何で小児科をしようとしたのかと言ったのです。
小児科を始めた理由
真心は子供の頃、小児科を潰す事に反対していた母親と何とか説得している父親の吾郎の言い合いを思い出していて、自分と兄には小児科医になるなと言っていたとも思い出していました。
そして現在に至り、真心は何で小児科をやろうとしたのかと吾郎に聞くと、吾郎は外科医で小児も時々診ていたけど、今になって子供達の未来の手助けをしたくなったと答えたのです。
その答えに対し、患者の事を分かっていないし、どうせ金だろうと刺々しい物言いで言う真心。
そこへ先程の赤ちゃんの親が来て、この病院で救われたとお礼を言いますが赤ちゃんは吾郎の顔を見て泣きます。
吾郎はスイッチを押して病院内を夜みたいに暗くし、星を見えるようにしたので赤ちゃんは泣き止んだのです。
そして真心に対しては子供の願いは家族の元に帰るだけであり、患者家族が笑顔になって帰れる病院を作りたかったし、死んだ母親への償いのためでもあると言う吾郎。
しかし、小児科医が足りないから真心に手紙を書いたし、英樹にも書いたけどインドで小児科医として活躍しているから来なかったと言う吾郎。
今日は東京に帰ると言う真心に吾郎は一緒に病院をやりたいというお願いに関しては駄目でもいいからまた来てほしいし、今度会ったら墓参りに行こうと言うと真心は分かったというのでした。
そして星を見た真心は何かを決心しました。
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『プラタナスの実−小児科医療チャンネル−』1巻の感想・考察
名前にこだわりがあるのか?
主人公の名前が、テセウスの田村心を彷彿とさせますが、東元先生は「心」に何かこだわりがあるのかと想像しちゃいますね。
どちらの主人公も、思いやりや気遣いという言葉が当てはまる温かさを持っています。
こんな感じで↓涙腺がヤバくなる読者も続出していることから、上部だけじゃない人間味が光るストーリーなのが分かります!
1話からボロ泣き。
相手の気持ちに寄り添うすごく素敵な話だった。
これからも読む。東元先生って本当に丁寧で温かい人なんだろうな…
テセウスの船もすごく面白かった。改めてそんな素敵な方の漫画で主演させてもらってお芝居観れて本当によかったなぁ。#プラタナスの実
— mochimomo (@mooomoooo215) October 13, 2020
父の手紙の文面が甘い?
真心が読むのを躊躇っていた父からの手紙。
一体どんなキツい内容が書いてあるかと思いきや、覗いてみると切れ切れにではありますが、とにかく甘〜い感じでした。
まず、真心のことを「真心ちゃん」と呼び、自分を「パパです」と称します。
切れ端に書いてあったのは、父が北海道で小児科医を開業していること。
真心を継がせるつもりだったのか、そもそも小児科医には反対だったのか…
絶縁理由には何かしらの闇を感じますね。
心変わりの理由は?
手紙を見て、北広島へと来た真心ですが、あれだけ厳しい父親が以前閉鎖した小児科を中心とした病院を建てたという事はかなり心変わりをしたのかなと思いましたね。
そこまで心変わりをしたのには何か切っ掛けがあると思いますので、それが何なんかが気になりますね。
疑問をぶつける…?
次回は、何で小児科をしようとしたのか、何故自分を呼んだのかと父親にぶつけるのではないかと思います。
恐らく父親は全ては真心のためであり、真心には小児科医として働いてもらいたいから呼んだのだと答えるでしょう。
考える時間が欲しい…?
一旦東京に帰る事にした真心ですが、色々と考えたいという思いがあるのでしょうね。
吾郎の事に関しては未だに許せていないのでしょうが、今の小児科医に人手が足りないのも事実ですので、その事に大いに悩むのではないかと思います。
まとめ
以上、『プラタナスの実−小児科医療チャンネル−』1巻の発売日と収録話数予想、ネタバレ・感想考察の紹介になります。
では、最後までお読みいただきありがとうございました(^^
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